Genvid Technologies、 GDC2019で、Pipeworks Studios、Katapult Studioと共に インタラクティブを実現した次世代ストリーミングの ゲームコンテンツを発表

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 SQOOLNET編集部 

2019年3月18日(米国サンフランシスコ時間)、インタラクティブ・ストリーミング・エンジンを提供するGenvid Technologies, Inc. (本社:米国ニューヨーク州)は、3月18日から22日までサンフランシスコで開催されるGame Developers  Conference 2019にて、Genvid SDKを採用して開発されたインタラクティブ・ストリーミングの様々なコンテンツをTwitch上でライブ配信することを発表した。

Genvid Technologies、 GDC2019で、Pipeworks Studios、Katapult Studioと共に インタラクティブを実現した次世代ストリーミングの ゲームコンテンツを発表

<以下発表されたプレスリリースより転載>

米国サンフランシスコ (2019年3月18日) –インタラクティブ・ストリーミング・エンジンを提供するGenvid Technologies, Inc. (本社:米国ニューヨーク州、CEO:Jacob Navok、以下Genvid)は、3月18日から22日までサンフランシスコで開催されるGame Developers  Conference 2019(以下GDC)にて、Genvid SDKを採用して開発されたインタラクティブ・ストリーミングの様々なコンテンツをTwitch上でライブ配信いたします。

これまでゲーム(プレイヤー向け)と伝統的なメディア(視聴者向け)を分けてきた境界線が、いま曖昧になろうとしています。Genvidの技術を利用することで、視聴者は、Twitch.tvやYouTubeのようなストリーミング・プラットフォーム上で配信されるゲームプレイをただ見るだけでなく、プレイヤーやゲームの世界に対して直接関わっていくことが可能になります。GDCでは、同社の技術を実装してインタラクティブ・ストリーミングという新たなジャンルに挑む開発スタジオをご紹介いたします。これらのスタジオは、新しい体験を実現しようとする世界中のクリエイターの先陣になるでしょう。

GenvidのCEOであるJacob Navokは次のように述べています。「ゲーム開発者が、異なったプラットフォーム、インフラストラクチャ、およびゲームエンジンを活用しながらも、それをユーザーに意識させる事なく、新たなジャンルであるインタラクティブ・ストリームを構築しようと考えたとき、Genvidは最高のソリューションを提供できると確信しております。その可能性は、GDC 2019で発表するクリエイター達の素晴らしいイノベーションの中にご覧いただけると思います。」

以下でご紹介するコンテンツは、GenvidのGDCセッションInteractive Streaming and the Future of Media(現地時間3月20日午前10時30分、於Moscone West Hall 3009)において、開発スタジオがステージ上で初公開いたします。また、3月20日に始まるGDC期間中は、Genvid ブース(South Hall S266)にてライブストリームを直接体験していただけます。開発者達がブースにてお待ちしております。

1.Pipeworks StudiosとGenvidによる、革新的なインタラクティブ・ストリーミング・コンテンツProject Eleusisの発表

SuperfightとTerreriaで知られる米国オレゴン州のインディー・スタジオPipeworks Studios(以下Pipeworks)は、GDCでProject Eleusisを初公開いたします。Project Eleusisでは、画期的なAIと 革新的なインタラクティブ・ストリーミング技術を駆使して、エンタテインメントの未来へと皆様を誘います。舞台はサバイバルシミュレーションが繰り広げられるミステリアスな孤島です。Twitch上でライブストリーミングを見ている視聴者はそのままゲームへの参加者となります。参加者がどのような反応をするかでゲーム世界の流れが変わっていき、各セッションが毎回予測のつかないユニークなものとなります。サバイバー達はこの孤島でユートピアを作り上げることができるのでしょうか、それとも不幸な結末を迎えるのでしょうか?

GDC会場へご来場される皆様は、GenvidブースにてProject Eleusisが体験可能です。そこでは視聴者としてゲーム内の登場人物(AI)に関わっていくことができ、今までのTwitchでは感じられなかった、さらに豊かでインタラクティブな体験を味わっていただけます。

PipeworksのCEOであるLindsay Guptonは次のように述べています。「Superfightで革新的なストリーマー/視聴者の体験を産み出して以来、5年間インタラクティブ・ストリーミングゲームを模索してきました。エンタテインメントの未来は、観客が望むのであれば、ただ鑑賞する以上のアクションが起こせるようになる点にあると確信しています。ストリーミングゲームの視聴者が、より積極的な参加者となることができれば、遥かに素晴らしい体験を味わえると思います。 Project Eleusisは観客が最大限に参加できるように設計されたゲームであり、この新たな分野の可能性を実感いただけるでしょう。そしてそれは、Genvidの画期的な技術によってはじめて実現しました。」

Genvid Technologies、 GDC2019で、Pipeworks Studios、Katapult Studioと共に インタラクティブを実現した次世代ストリーミングの ゲームコンテンツを発表

2.Katapulg StudioによるCHKN Arenaのデモンストレーション

ニューヨークを拠点とするKatapult Studioは、現在Steam Early Accessで公開しているCHKNにストリーミング拡張機能を実装した新コンテンツ、CHKN Arenaを発表いたします。CHKN ArenaはAIのクリーチャーが一騎打ちをするコロシアムバトル・ゲームで、ストリーマーが実況中継してリードしていきます。インタラクティブなライブストリーミングとしてゼロから構築された、ポケモンスタジアムとBattleBotsが融合したようなコンテンツです。Genvidの Twitch ExtensionによってTwitch.tv上で配信することで、CHKN Arenaは、ストリーマーとそのファン達とのダイナミックなコミュニケーションを実現しています。視聴者は、ストリーマーのクリーチャーに声援を送ったり、ラウンドの合間には餌を与えたり復活させたりすることもできます。しかも、この全てがリアルタイムで行えます。

「CHKN Arenaは、インタラクティブ・メディアと視聴者の参加こそがエンタテインメントの未来であるという私達の信念から産まれた、全く新しいコンテンツです」とKatapult Studio CEOのKyra Reppenは述べています。 「Genvidの技術によって、Twitchのストリーマーとその視聴者達に新しいコンテンツ体験を提供する道が開けたことを大変嬉しく思っています。YouTube版も開発予定ですが、そちらも楽しみにしています。」

Genvid Technologies、 GDC2019で、Pipeworks Studios、Katapult Studioと共に インタラクティブを実現した次世代ストリーミングの ゲームコンテンツを発表

3.中嶋謙互氏、初のネイティブクラウドゲーム+Genvidインテグレーションでデビュー

コミュニティ・エンジン社の元代表取締役で、『クラウドゲームをつくる技術―マルチプレイゲーム開発の新戦力―』の著者である中嶋謙互氏は、Space SweeperにGenvidを実装し、GDC 2019においてTwitch.tv上で初公開いたします。

Space Sweeperはマルチプレイヤー・アクションゲームで、プレイヤーは無限に湧いてくる危険なクリーチャーや敵を破壊しながら、さまざまなリソースを集め、高度なテクノロジーを獲得して、惑星改造を試みます。これは容易なことではなく、視聴者の関わり方が重要になってきます。

Genvidを実装したSpace Sweeperは、ストリーミング世代のための新しいタイプのゲーム体験です。

視聴者は、Twitchで配信されているゲームに直接働きかけます。武器や回復薬などのアイテムを送ってプレイヤーを助けることもできますし、敵を送り込むことによってプレイヤーの邪魔をしたり、さらにひどい事もできるようになっています。つまり、単なる「ゲーム内環境」対「プレイヤー」ではなく、「気分次第で支援者にも敵対者にもなり得る全てのTwitch視聴者」対「プレイヤー」になります。私たちはこれをpay2trollシステムの実験(troll:荒らし行為)と呼んでいます。

「Space Sweeperはストリーミング用に構築されました」と中嶋謙互氏は話します。 「プレイヤーと視聴者との関わりを探求することは、ゲーム業界にとって新たなフロンティアです。私は新たな可能性の最前線にいることをとても嬉しく思います。」

プレイヤーにアイテムや敵を送るためには、怒りポイント(AP)と呼ぶパーティクルが必要ですが、これはプレイヤーが敵を倒した際に生成され、視聴者は、各々のTwitchスクリーン上で集めることができます。

Space Sweeperは、最初は今年後半にSteamで、ローカルな4人用協力モードとしてリリースされる予定です。膨大な量の動的スプライトを考えると通常のネットワーク技術では同期できませんが、中嶋氏は、代わりにParsecなどのクラウド技術を利用して、最大32人の協力プレイを可能にしています。

タイムアタックモードを入れることで、プレイヤー数が増えれば増えるほど、このゲームはよりスピーディ且つ難しいものになっていきます。Parsec CEO のBenjy Boxerは次のように述べています。「このゲームはクラウドをベースとした、わくわくするコンテンツです。私達は、斬新な試みであるクラウドゲームとインタラクティブ配信をサポートできることを嬉しく思っています。ParsecとGenvidを使ってコンテンツを模索する開発者は、インタラクティブ体験の共有という新地平を実現させていく事でしょう。」

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4.Counter-Strike: Global Offensiveが大会配信にインタラクティブ・チアリングを導入

2018年9月のFACEITのLondon Major 、2019年3月のESL Katowice MajorでのPremium Twitch.tv Channel向けのコラボレーションに続き、StatsHelixとGenvidは、Counter-Strike のインタラクティブな視聴エクスペリエンスに対する大きな機能追加を発表いたします。

新しいesportsエクスペリエンスには、既存のCS:GOチャンネルの機能であるインタラクティブなリアルタイムマップ、プレーヤースタッツ、および複数プレイヤーのPOVが含まれています。それらに加え、視聴者間のTwitch Extensionでのライブ応援(チャットによる混沌とした応援を減らすことができます)、人気のあるStatsHelix CS:GOマップ内でのより詳しいプレイヤーデータの表示など、まったく新しい視聴者間インタラクションが追加されます。

「前回の大会でのStatsHelixとGenvidとFACEITの取り組みで、視聴者がいかに豊かでインタラクティブなesports体験に飢えているかが分かりました。」FACEITのCBOであるMik Attisani氏は述べています。 「新しい機能が未来の配信に何をもたらすのか非常に楽しみです。」

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Genvid Technologies,Incについてhttps://www.genvidtech.com)

Genvidは、2016年に、ゲーム業界で豊富な経験を持つファウンダー達によって設立され、Horizons Ventures、Makers Fund、March Capital PartnersおよびOCA Venturesからの支援で、現在までに2,000万ドルを調達しています。ゲーム開発者、放送事業者およびメディア企業に対して、彼らのプロダクトに実装して革新的なインタラクティブ・ストリームを創り出すためのSDKを提供しています。

Genvid SDKは使いやすいミドルウェアで、様々なストリーミングプラットフォームやインフラストラクチャに柔軟に対応できます。各視聴者毎に特定したトランザクションから収益化することができるため、スポンサーシップやストリーム内課金を通じてゲーム開発者に大きな収益の機会をもたらします。

Genvid SDKはhttps://www.genvidtech.comから無料でダウンロードしていただけます。 社名はラテン語からの造語で、Genは「誕生」を、Vidは「視聴」を意味します。インタラクティブ・ストリーミング体験の新時代を創造するという同社の使命を反映しています。

 

Pipeworks Studiosについて(www.pipeworks.com)

Pipeworksは、最先端の技術力とプレイヤー体験への深い理解を武器に邁進する、想像力溢れる開発スタジオで、クラウドゲーム、AI、インタラクティブ・ストリーミングなどの分野におけるリーディング企業です。

1999年以来、オレゴン州の中心部で、ベストセラーゲームや人気ゲームのフランチャイズを地道に開発してきました。また、主要ゲームフランチャイズや外部パートナーとの共同プロジェクトの傍ら、ユニークなオリジナルIPゲームを開発しています。
Pipeworksは、チームのクリエイティブな活気を活かし、プレーヤーやコミュニティの力を引き出す、人気が高く革新的でユニークなゲームを生み出すことに信念を抱いています。

 

Katapult Studioについて(http://www.katapultstudio.com/)

Katapult Studioは、ニューヨークのBetaworksに拠点を置くデジタルエンターテイメント会社です。同社は多様なバックグランドを持つ開発者が集まり“創造的な技術を通してポジティブなインパクトを与える”という共通の目標に向かって突き進む、小さいながらも情熱的なチームです。スタジオの最初のタイトルでありIndieCade E3 2018 Showcase

にも選抜されているCHKN(www.CHKNgame.com)が現在Steam Early Accessで配信されています。

 

StatsHelix, Inc.について(https://www.statshelix.com/)

StatsHelixは、esportsを中心に、ゲームデータを活用してゲーム体験を向上させるテクノロジー企業です。

2015年に設立以降、同社はプロ・ゲーマーのトレーニングを変革し、データドリブンなツールを使用してゲーム配信を改善してきました。最近では、インタラクティブ・ストリーミングにフォーカスを移し、esports向けの主要なインタラクティブ・ライブストリームを初めて開発しました。

 

Parsecについて(https://parsecgaming.com/)
Parsecは、マルチプラットフォームでPCゲームへのアクセスを増やすために構築された、最先端の低遅延ゲームストリーミングサービスです。Parsecの顧客は、このソフトウェアを使用して、オンラインでゲームをプレイ、視聴、そして友人と共有できます。同社は2016年に設立され、2018年1月に正式にプラットフォームをローンチしました。ParsecはこれまでLerer Hippeau Ventures、Nextview Ventures、Notation Capitalからシードラウンドで225万ドルを調達しており、現在9人の常勤スタッフがいます。Parsecを使うことで、ピアツーピアのソーシャルネットワークを介して、アクセスを許可されたゲーミングPCに接続できます。顧客がゲーム用PCを持っていない場合は、1時間ごとにAmazon Web ServicesとPaperspaceからレンタルすることが可能です。