大いに盛り上がったリーグ・オブ・レジェンド『All Campus Series』決勝戦 eスポーツの裾野は広がるか?

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著者:KK

日本でも少しずつ認知が広がってきたeスポーツ。
先日9月30日決勝戦が開催された『All Campus Series』は、学生団体が人気ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」で争うeスポーツ大会です。

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ゲームでの対戦とはいえ世界のプロeスポーツ選手を見ると若手が第一線で活躍しており、日本でeスポーツが発展していくには学生リーグの充実は重要な課題の1つといえます。

『All Campus Series』の決勝戦は東京渋谷のレッドブルスタジオで開催。当日は増席をするほどの観客が訪れました。

この決勝戦で対戦したのは東大LOLサークル(UT)と、東京アニメ・声優専門学校(TSA)。
東大UTは2016年に設立されたばかりの新しいサークルながら無敗で決勝戦までたどり着いた実力派。対するTSAは2017年3月に開催されたLeagueU Grand Tournamentの王者。

試合は学生リーグならではの偶発的な混戦や奇抜なチャンピオンのピックなどが見られ、会場は大盛り上がり。

1戦目は序盤まずはUTが有利に展開。しかしTSAが集団戦をうまく取り回し反抗。UTが狙うドラゴンをスティールしてそのまま一気にと思われましたが、UTが起死回生のバロンスティールを見せ逆転。1戦目を制しました。

2戦目ではUTが1戦目の余韻そのままに開始数分でドラゴンを討伐。ミッドタワーも次々に破壊し、常にTSAを圧倒。
そのままUTが2連勝しての優勝となりました。

eスポーツが日本で流行るには、競技人口の拡大や、大会運営のノウハウの成熟など、色々な課題があります。
世界的な超有名タイトルであるリーグ・オブ・レジェンドも日本国内での知名度は十分かというとそうでもありません。実際にゲームファンであってもリーグ・オブ・レジェンドをプレイしたことが無い、という方は多いように思われます。『All Campus Series』の決勝にも、eスポーツに興味はあるがリーグ・オブ・レジェンド自体はプレイしたことが無いという方も観戦に訪れており、試合展開がどうなっているかの把握に苦労した方もいたようでした。

対戦を見て楽しむにはある程度タイトルに対する知識があることは前提になりますが、例えば野球やサッカーのように「ある程度」知っていれば、見て楽しめるようになる工夫も必要だと感じます。この辺りはまだまだ発展の余地があると感じられ、興味を持ったファンを逃さないための重要なポイントでもあると感じます。
もちろん、メディアによる情報の流通があることは前提で、我々メディアにもより積極的な姿勢が必要でしょう。

しかし課題はあるものの、『All Campus Series』の決勝戦は全体として非常に高いレベルで運営されており、学生リーグながらその将来性を感じさせるものでした。
少しずつではあるが、eスポーツ普及の足音が聞こえてきている、そんな風に感じさせる大会になりました。