注目の勉強会「黒川塾59:eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」の開催趣旨とは!?主催者の黒川文雄氏に話を聞いてきた

 取材 
  公開日時 

 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

黒川塾59が、4月26日に「eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」と題して開催されます。

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eスポーツがテーマの1つということもあり、参加に興味のある方も多いのではないかと思います。開催が近づき注目度が高まる中、黒川塾主催の黒川文雄(クロカワフミオ)氏に、次回黒川塾の開催趣旨についてお話を伺いました。

注目の勉強会「黒川塾59:eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」の開催趣旨とは!?主催者の黒川文雄氏に話を聞いてきた


管理人
早速ですが、黒川氏について簡単に伺いたいと思います。今までどのようにゲームビジネスに携わっていらっしゃったのでしょうか。

黒川
黒川文雄です。よろしくお願いします。
音楽産業、劇場映画・映像パッケージ商品などの製作を経て、セガ・エンタープライゼス(現在のセガゲームス)よりゲームビジネスに携りました。

黒川
当時はちょうど次世代ゲーム機と言われたセガサターンの宣伝、「バーチャファイター」などの宣伝を担当し、ゲームソフト内に広告を露出するなどの新規のアプローチを行いました。

黒川
その後は、デジキューブ、自身で起業したデックスエンタテインメント、ブシロード、コナミデジタルエンタテインメント、NHNJapanを経て、現在は株式会社ジェミニエンタテインメントを経営しており、ゲーム、映像などのコンサルティング活動を行っています。

管理人
ありがとうございます。
主催されている黒川塾は次回で59回目ということで、かなり長く運営されていますね。どのような趣旨で運営されているのでしょうか。

黒川
黒川塾は2012年6月に立ち上げたエンタテインメント系勉強会で、私個人で企画、運営、実施を行っています。

黒川
営利を追求したものでは無く、著名クリエーターやプロデューサー、アーチストと一般のエンタメ関与層の人たちとの接点の場所として、知識や勉強の場所として開催しています。

管理人
次回のテーマは「eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」ですが、開催の意図はどのあたりにあるのでしょうか。

黒川
eスポーツ=プロ化に関しては以前から強い関心を持っておりました。
そのため
約1年前、2017年2月20日(月)、黒川塾 46 テーマ 「景表法、カジノビジネスのエンタメ的考察」にて、木曾崇氏、山本一郎氏を招聘し、日本における「eスポーツ」の課題を、景表法、賞金制、プロ制度などの面から考察を行いました。

黒川
当時はeスポーツを取り巻く環境は各種団体が林立し、個別の活動のなかそれぞれが新たな局面を模索していました。

黒川
その後、2018年2月1日、「一般社団法人日本eスポーツ連合」(以下:JeSU:Japan esports Union)が発足しました。
このJeSUの設立によって一段落したように思えますが、実態としては「道筋」が見えたにすぎず、課題はまだあると思います。


黒川
またJeSUの設立と存在によって、極論すれば法規、倫理に基づけばだれでもプロゲーマーになれること、同じく賞金を提供した大会を開催できることが明らかになりました。
そのあたりの経緯と今後の展望と課題を今回の会ではお話しできればと思います

黒川
ゲーム依存症に関してはまだ十分な情報が無い状況ですが問題提議を含めて起案しました。今ある情報を総合して御案内と協議をします。

管理人
ゲストに木曾崇氏と山本一郎氏ということで、エキサイティングな会になりそうですね。

黒川
木曾さん、山本さんともに明確な法的な論拠と倫理のもと、様々なテーマに対しては発言をされています。受け止め手の個人の感覚によっては、それらが不利益や不快に感じる向きもあるかもしれません。
しかし今回の開催にあたっては、前回の46回目と同様にフェアで中立的なスタンスで伺いたいと思います。

黒川
単なる賑やかしのセッションではないことは、会場にお越しいただければわかると思います。

管理人
開催の準備にあたって色々と苦労もあったと伺っています。

黒川
開催にあたっては先ほども申し上げました通りフェアに行いたいと考え、推進派、懐疑派、反対派などの意見を持った方に登壇をしていただくべく、5カ月ほど前から調整を行ってきました。

黒川
JeSUに対しても浜村副理事に登壇のお願いを正式に書面で御案内しましたが、今はプレイヤーサイドと向き合うことを優先したいとの回答で見送りになりました。


管理人
非常に注目度の高いセッションになりそうですが、どのような方に会場に来てもらいたいですか?

黒川
黒川塾は、音楽、映画、ゲーム、ネット、IT、すべてのエンタテインメントの原点を見つめなおし、来るべき未来へのエンタテインメントのあるべき姿をポジティブに考える会です。

黒川
ですので、業界関係者のみならず、一般のお仕事をされているかたでも参加可能で歓迎しております。

黒川
今回はネットゲーム、プロゲーマー、カジノ、ゲーム依存症などに関心のある方がメインのお客様ですが、会場での懇親会を通じての新しい出会いもあります。
クロストーク、リスナー参加型の質疑応答形式も用意しています。

管理人
ありがとうございます。最後に一言お願いします。

黒川
ご参加お待ちしております。当日券もございます。

黒川
一期一会参加するかしないかはあなた次第です。

注目の勉強会「黒川塾59:eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」の開催趣旨とは!?主催者の黒川文雄氏に話を聞いてきた

【ゲスト】プロフィール(敬称略)

木曾 崇(きそ たかし)

木曾崇氏・山本一郎氏が登壇・黒川塾59「eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」が4月26日に開催決定

日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部首席卒業(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者グループでの会計監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。新刊著書として「日本版カジノのすべて」を発売。

ツイッターアカウント @takashikiso

山本 一郎(やまもと いちろう)

木曾崇氏・山本一郎氏が登壇・黒川塾59「eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」が4月26日に開催決定

1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作に携わる。統計処理を用いた投資システム構築や社会調査を専門とし、Aetas株式会社エグゼクティブ・プロデューサー、東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員、東北楽天ゴールデンイーグルス育成・故障データアドバイザー、株式会社データビークルプロデューサーなど現任。東京大学と慶應義塾大学とで組成される「政策シンクネット」の高齢社会研究プロジェクト「首都圏2030」の研究マネージメントを行うなど、社会保障問題や投票行動分析に取り組む。「ネットビジネスの終わり(Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など著書多数。 http://lineblog.me/yamamotoichiro/

ツイッターアカウント @kirik

主催・司会 ナビゲーター・コメンテーター

黒川文雄

木曾崇氏・山本一郎氏が登壇・黒川塾59「eスポーツの展望とゲーム依存症を考察する会」が4月26日に開催決定

東京都生まれ。アポロン音楽工業を経て、ギャガコミュニケーションズ(現在のギャガ)にて映画配給宣伝、セガエンタープライゼス(現在のセガ)にてゲーム宣伝を革新的に進化させ、ゲーム内広告を世界で初めて展開。デジキューブにてゲームソフトのコンビニ流通を開拓、デックスエンタテイメントにてFLASHを用いた世界初のネット型対戦カードゲーム「アルテイル・ネット」を展開、ブシロードにて取締役副社長、製造管理、海外販売、オンラインゲーム開発。NHNJapanにては家庭用ゲームメーカーとの大型の共同タイトルを企画開発、運営まで。あらゆるエンタメジャンルに精通したメディアコンテンツ研究家であり、本イベント・キュレーター。コラム連載など、多岐にわたる人脈と長年のナレッジの蓄積で新たな地平を切り拓いてきました。参加する皆様方とともに成長をしていきたいと思います。

オンラインサロン黒川塾
ツイッターアカウント @ku6kawa230

黒川塾59 開催概要

【開催日程】
2018年4月26日(木曜日)

19時00分 開場 受付開始
19時30分 開演  90分~程度 終了後懇親交流会あり

【開催会場】
千駄ヶ谷 学校法人 専門学校 東京ネットウエイブ

【参加費】
事前申し込み 3000円
事前申し込み 学割2500円
当日料金 一般 3500円/ 学生 3000円

黒川塾59 詳細・参加申し込み先

著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いつの間にかメディアの人みたくなったことにいまだに慣れない中年ゲーマー。夜行性。
好きなゲームは「桃鉄」「FF5」「中年騎士ヤスヒロ」「スバラシティ」「モンハン2G」「レジオナルパワー3」「スタークルーザー2」「鈴木爆発」「ロマサガ2」「アナザーエデン」などなど。
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