今年も粒ぞろい!インディゲームの祭典「TOKYO SANDBOX 2018」からデジタルライターの筆者が気になるブースを一気に紹介!

 取材 
  公開日時 

 著者:岡安 学 

昨年に引き続き東京サンドボックスの取材に行ってまいりました。当然、SQOOLは今年もメディアパートナーとして、内から外から東京サンドボックスを支えていきますよ。

今年も粒ぞろい!インディゲームの祭典「TOKYO SANDBOX 2018」からデジタルライターの筆者が気になるブースを一気に紹介!

あ、東京サンドボックスは、インディゲームのゲーム見本市的な存在で、メジャーマイナー問わず、最新のインディゲームが遊べ、開発者と直接話ができたりする貴重なイベントです。 昨年は東京インディフェスの派生したイベントでしたが、今年は東京サンドボックス独自のイベントとなっております。

会場の秋葉原UDXから浅草橋ヒューリックホールに移し、72組のゲームスタジオが100タイトル以上のゲームを出展していました。

他にもトークイベントやライブなどもあり、1日中居てもまったく飽きることがない感じです。

ということで、独断と偏見で気になったゲームを紹介していきます。1タイトルでも多く紹介したいので、ちょっと駆け足ですが、気になったら公式サイトに行って詳細を確認してくださいね。

サリーの法則 for Nintendo Switch(ポラリスX)

まずはSQOOLでお馴染みのポラリスXの『サリーの法則』です。すでにNintendo Switchでリリースされている、パズル要素が強いアクションゲームです。

会場の試遊台ではふたり協力プレイも試すこともできたので、基本ソロで遊んでいる人にも見どころがあるブースでした。

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サリーの法則公式サイト

Sweep It!(omoplatagames)

掃除人である主人公を操作し、街を汚染するモンスターを除去するゲームです。見た目はアクションゲームっぽいですが、実はターン制で、キャラクターが行動するごとに相手も動く感じでローグ的ゲームになっています。また取った行動は、逆再生で戻すこともできます。ミスってしまったら、イチ段階戻ってやりなせるわけです。

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Sweep It!(omoplatagames)公式サイト

はむころりん(illiCalb.)

真ん丸になったハムスターを転がして、ゴールを目指すゴルフオマージュゲーム。カワイイキャラクターがコロコロ転がるだけで癒やされます。ハムスター以外にうさぎや虎などのキャラクターがあり、それぞれ転がり方が違ってきます。ゴルフゲームで番手を変えるようにキャラクターの種類を変えることができ、コース状況などで切り替えることもできます。

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はむころりん公式サイト

MonkeyWall(Game Attack)

迫りくる壁の隙間の形と同じ形に身体を変形させて、壁を通り抜けるパズルゲーム。言ってみれば「とんねるずのみなさんのおかげでした!」の脳カベ。9マスに仕切られたカベの隙間と同じ形になるように、ひとマス足りない操作パネルをタップし、同じ形にすればクリアとなります。

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MonkeyWall公式サイト

Plantan(Hakusi-Katei)

自然エネルギー発電を使って、電力を貯め、ゲーム内ゲームの電力とする一風変わったゲーム。ゲーム内ゲームで稼いだポイントを使って、発電機を増やしたり、より発電効率の良い発電機に切り替えたりできる。その発電機で貯めた電力でさらにゲーム内ゲームをプレイするという、良いループが繰り広げられます。

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Plantan(Hakusi-Katei)公式サイト

カニケンカ(Nussoft)

その名の通り、カニ同士がバトルするアクションゲーム。爪で相手を攻撃し、ダメージを蓄積させて、弱ったところをひっくり返せば勝ちとなります。左右の爪での攻撃、防御、前後左右の移動、左右のローリングとラジコン操作感覚でバトルができます。やけにリアルなグラフィックと本格的なBGMが見どころ聞きどころです。

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Nussoft公式サイト

PHRASEFIGHT(veryOK)

音ゲーと格ゲーが融合したゲーム。基本は音ゲーでタイミング良くボタンを押すと、相手キャラクターを押し出せる。最終的にどちらが押し込まれたかで勝敗が決まります。独特なカワイさのあるキャラクターとポップな音楽は良い感じ。キャラが多いのも○。ただ、キャラに能力差が無いのとボタン4つの組み合わせが意味をなしていないところが改良して欲しいところでした。

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PHRASEFIGHT公式サイト

重機vs焼売(モゲラ)

焼売の上に乗っているグリーンピースだけを重機を使って落とすゲーム。スマホアプリやWebゲームですでに展開していますが、東京サンドボックスには自作の重機コントローラーで展示していました。このコントローラーをコンシューマーで販売するのは難しそうですが、アミューズメント施設ではありな感じです。まあ、開発した人は採算度外視って言っていたので、作りたかっただけなんでしょうけど。

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重機vs焼売公式サイト

uVu - ユーバーサス ユニバース(Orange)

自機が無限にパワーアップするシューティングゲーム。強化できるポイントは自機サイズ、攻撃力、防御力、時間の4つ。パワーアップした後、クリアした面に戻ると、苦労していた中ボスがドットの点にしか見えず、体当たりで倒せてしまうほど。スマホアプリでリリースしており、iOSとAndroidのどちらでも遊べます。

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ユー バーサス ユニバース公式サイト

宇宙ネコ(DXECT)

宇宙空間にいるネコを操作し、ネズミを食べると体が無限に伸びていくアクションゲーム。50人同時対戦ができ、自分の体に相手の頭を当てると倒せる。イメージ的にはレトロゲームの『ジャングラー』な感じ。見た目がかわいく見ているだけでも楽しいんですけど、対戦と考えるとあまり敵に会わないし、会わなくてもペナルティがないので、自ら探しに行くこともしなくても良いのが、ちょっと間延びする感じ。このタイトルもスマホでリリース済。

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宇宙ネコ公式サイト

Videokid(Chorus)

アタリから80年代にリリースされていた『ペーパーボーイ』のオマージュ作品。見た目は『マインクラフト』っぽい感じで、強制スクロールで移動する中、ビデオカセットを宅配します。『ペーパーボーイ』ほど移動に自由度がなく、速度も高いので、難易度は高めです。

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Videokid公式サイト

ノーヒーローズ・ヒア(Chorus)

タワーディフェンス系ゲーム。通常のタワーディフェンスとは違い、城の内部で、砲弾や火薬などを生成し、それを大砲に詰め込み、城を襲う敵をなぎ払います。タワーディフェンス系と言いましたが、どちらかと言うと、さまざまな注文を受け、調理し、配膳する感じのゲームの方が近いかもしれません。

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ノーヒーローズ・ヒア公式サイト

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すでにPS4やSteam、NintendoSwitch、スマホアプリなどでリリースしているタイトルも多く、完成度の高さはインディゲームの域を超えていました。というかもはやインディゲームは商業タイトルと比べてクオリティの面では差がないのかも知れません。気になった人は、スマホやコンシューマ機から購入してみてくださいね。基本的に安いのでお買い得ですよ。

著者:岡安学(オカヤスマナブ)
デジタルライター/Allaboutデジカメガイド
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。
Twtter:@digiyas