「黒川塾81」が2021年1月23日に開催決定!テーマは「世界のゲーム開発・市場経済」
黒川文雄氏が主催する「黒川塾81」が、2021年1月23日に開催されることが決定した。
今回のテーマ
黒川塾は2012年の6月22日の1回目からの開催から数えて今回で81回を迎えた。今回の黒川塾81は世界のゲーム市場とその実態を深堀する。ゲーム産業に従事する我々はとかくに日本、アジア(特に中国)、北米に対しての注目されているが、例えば、北米にしても、その市場も今から30年ほどまえに一度壊滅的な状況に合いながらも、その後、息を吹き返し、現在ではトリプルAクラスの作品では日本のパブリッシャーの開発力をはるかにしのぐ。
また昨今は中国のゲーム企画力、開発力の瞬発力や影響力は世界のスマホ・ランキングチャートを見れば明らかだ。このようにかつてはなかった市場、もしくは小規模だった市場も時代の変化のなかで大きく変貌を遂げるのが世の常。
今回の黒川塾81では世界のゲーム開発状況と流通状況に詳しい識者のお二人を招聘しお話をうかがう。
徳岡氏は早くから海外市場に目を向け、丁寧な取材を重ねており、スウェーデン、ポーランド※、セルビア、クロアチアなどのゲーム開発事情と流通事情を積極的に取材している。
(※2020年12月10日発売のサイバーパンク2077はポーランドのゲーム開発会社CD Projekt REDが開発)
佐藤氏は中東、東南アジア、インドなどの新興国のゲーム産業を中心に、ゲーム市場調査を積極的に行っている。同時に、ゲームのインフォーマル・マーケット、横流しなどの非合法なマーケット事情も研究している。
(※先日、話題になったSNKへの出資は中東、サウジアラビアのElectronic Gaming Development Companyで、そのオーナーはムハンマド・ビン・サルマーン(Mohammed bin Salman)王子。)
今回の黒川塾81では、新しい市場に精通したこのお二人をゲストに迎えてゲーム産業の開発事情、経済事情、最新情報とダークサイドを語り合う。
黒川塾は、OPENREC.tv・YouTubeにて配信する。今回の配信提供は「面白そうから始めるモノつくり」で知られる株式会社ハイド様。黒川塾は、どなたでも参加可能。オンラインでのご視聴と参加をお待ちしている。
登壇ゲスト
徳岡マサトシ(とくおか まさとし)
アトリエサード所属のゲームジャーナリスト/シナリオライター。「4Gamer」で主に国内外のゲームイベントやカンファレンス取材記事を担当。「Nightland Quarterly」(アトリエサード)に翻訳と短編小説を寄稿。モバイルゲームのメインシナリオを複数担当したほか、インディーゲームのシナリオも執筆。国内外のゲーム技術カンファレンス登壇多数。
佐藤 翔(さとう しょう)
株式会社ルーディムス代表取締役 京都大学総合人間学部卒、Thunderbird School of Global Managementで国際経営修士(MSGM)を取得。ヨルダンのゲーム業界団体で勤務経験があり、新興国のゲーム産業に詳しい。
株式会社メディアクリエイトで主席アナリストとして『新興国ゲームビジネスレポート』の主筆を五年以上務める。『ゲームの今』で東南アジアのゲーム産業についての項を担当執筆。ゲーム特化型アクセラレーター、GameFoundersやサウジアラビアのHope Hackathonのメンター、インドのNASSCOM GDCの国際ボードメンバーを歴任。マレーシアのLevel Up KL、ポーランドのGame Industry Conferenceなど世界十カ国以上で講演。日本でもCEDECの他、講演多数。