トランプゲームの「戦争」をアレンジしたローグライクカードゲーム「ぐるぐるカードバトル」
著者:ちゃんたく
今回ご紹介するゲームは、ローグライクカードゲーム「ぐるぐるカードバトル」です。
「ぐるぐるカードバトル」は、トランプゲームの「戦争」をアレンジしたカジュアルなカードゲームです。
属性と数字が書かれたカードを使って敵と勝負し、フィールドの最深部にあるお宝を目指します。
このゲームの戦闘はカードを使用します。お互いカードを1枚ずつ出しあい、数字の大小を競います。
相手より数字が大きければ、数字の差分がそのまま敵に与えるダメージとなります。逆に相手より数字が小さければ、その差分のダメージを受けてしまいます。
このゲームでは「山札の枚数」がそのまま体力になるので、山札の枚数は常に注意を払いましょう。
これだけであればただの数字比べですが、このバトルに深みを与えるのが「属性」という概念です。
カードには属性がそれぞれ設定されています。属性には相性があり、相性の良い属性カードを出すと無敵になります。
相手が「火属性の6」という強力なカードを出してきました。ここで、属性有利な「水属性の1」を出してみましょう。
数字だけの勝負であれば、こちら側の負けで5ダメージを受けてしまいます。しかしこちらは属性有利なので、無敵判定になります。
無敵になると、本来受けるはずのダメージが0になります。つまり、有利属性を出せば相手の強力なカードを無効化できるのです。このシステムによって小さい数字にも活用方法が生まれ、手札の選択に戦略性が生まれます。
フィールドは、毎回ランダムなイベントマスを選択して進んでいきます。また、フィールドを一歩進むたびに山札からカードを1枚ドローします。
ドローするほど手札が増えて次の戦闘が戦いやすくなるメリットがありますが、先述の通り「山札=体力」なので、一歩進むたびに体力が減っていくという意味にもなります。
もちろん山札が引けなくなるとゲームオーバーになるので、戦闘だけでなくフィールドの進み方にも気を配る必要があるのです。
「ぐるぐるカードバトル」は、独自のシステムやローグライク要素を加えることで、単純な数字比べに駆け引きや戦略性が生まれた見事なカードゲームです。
筆者が一番素晴らしいと感じた部分は、山札がそのまま体力になるという点です。
山札と手札のバランスを考えながら攻略する必要があり、極端に傾くとすぐにゲームオーバーが近づきます。常に緊張感のあるバトルが楽しめる見事なシステムと言えるでしょう。
何度でも遊べるカードゲーム「ぐるぐるカードバトル」、皆さんもぜひ遊んでみてください。