【東京ゲームショウ2017レポート】オランダブースには味わい深いタイトルが勢ぞろい!シリアスゲームの流れを汲む3タイトルを紹介!

 取材 
  公開日時 

著者:管理人

オランダといえばチューリップをイメージする方が多いかもしれませんが、実はゲーム産業も盛んな国で、昨年に続き今年の東京ゲームショウ2017にもブースが出展されていました。

スポンサーリンク

オランダのゲームとはいったいどんなものなのか。
オランダ王国大使館のライテ氏に案内していただきながら出展タイトルを取材しました。

参考記事

東京ゲームショウ2016(TGS2016) 3日目 オランダブース&フィンランドブースへ行ってきました!

ユーザーが自由に改造できるライフシミュレーションゲーム「 STAXEL」

「STAXEL」は、農場を育て村を作っていくライフシミュレーションゲーム。
最初は何を作っているのか分からない状態から開発が始まったということですが、「マインクラフト」や「どうぶつの森」が好きだったことから、その2つを合体させたようなゲーム感に仕上がってきたようです。

意図したグラフィックスに仕上げるために何とゲームエンジンを自作。ボクセルのキューブをよりきれいにしたい、というこだわりを実現するために手間暇を掛けたそうです。

「STAXEL」は既にアルファ版がローンチされていますが、ユーザーが集まるコミュニティができており、改造版なども作られているとのこと。
改造版って?と思った方も多いはず。
そう、「STAXEL」はユーザーが自由に改造しても良いように作られているのも大きな特徴!

「プレイヤーが自分なりに作って楽しめるようにしたい」
との理由でこのような仕様にしたそうです。

日本のゲームファンにも是非プレイしてもらって、日本のコミュニティに入って欲しいですね

「STAXEL」は来年2018年1月にSteamにてリリース予定。

ミステリアスな脱出ゲーム「Rusty Lake」シリーズ

日本にも多くのファンがいる「脱出ゲーム」。SQOOL.NETでも脱出ゲームコーナーは人気コーナーの1つ。
世界的には「escape game」という名前で呼ばれ、1つのゲームジャンルとして確立している脱出ゲームですが、「Rusty Lake」はミステリアスな雰囲気を持つスマートフォンアプリの脱出ゲームシリーズです。

既に「Cube Escape: Theatre」などの無料版の脱出ゲームが日本向けにもリリースされています。
日本の脱出ゲームとは少し違う雰囲気の脱出ゲームを遊んでみたい方は、是非プレイしてみてはいかがでしょうか。

最新版となる「Rusty Lake Paradise」は今年の11月~12月にリリース予定。
「Rusty Lake Paradise」は聖書にある「十の災い」にをモチーフにした脱出ゲーム。

「自分が脱出ゲームやパズルゲームが好き」

と語る開発者のマーティン氏。
ストーリーを重視したとの言葉通り、Rusty Lakeシリーズはアドベンチャーゲーム寄りのボリュームのあるタイトルに仕上がっています。

日本の脱出ゲームとやり方は同じなので分かりやすいと思います。ストーリーは新鮮だと思いますので是非楽しんでください!

触るほどに味が出る 少し変わったラインディフェンス「Kingdom:Two Crowns」

Kingdomは、村に攻め入って来る敵を、防御施設や傭兵で撃退して守るラインディフェンスゲーム。

こちらでFlush版の1人プレイ用を遊ぶことができますが、展示されていたのは2人同時プレイ用。SwitchやSteamで遊ぶことができるそうです。

上下に分かれて2人のプレイヤーが村の防御を充実させていき、敵を撃退します。

このタイトルの特長は「最初は何をやっているか分からない」こと。筆者もプレイしましたが、はじめのうちはウロウロしているだけで何が起きているかがよく分かりません。
しかし、そのうちに防御柵の作り方や傭兵の雇い方、敵からダッシュで逃げる方法などが少しずつ分かってきます。
気が付けば長時間遊んでしまっている、そんな不思議なタイトルです。

Switch版PV

このタイトルはプログラミング、グラフィック、音楽と全て1人で作成したそう。

開発者のThomas氏(右)。何となくやせ形で筆者(左)と似たタイプ。

「バックストーリーやステージに秘められた謎などをプレイしながら見つけて楽しんで欲しい」
と日本のゲームファンにメッセージを頂きました。

Steam版はこちら

オランダゲームの底力 シリアスゲームという概念

シリアスゲーム、という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

シリアスゲーム(英: Serious game)とは、エンターテインメント性のみを目的とせず、教育・医療用途(学習要素、体験、関心度醸成・喚起など)といった社会問題の解決を主目的とするコンピュータゲーム(エレメカも含まれる)のジャンルである。

Wikipediaより

ゲームはゲームとして特に教育とは切り離されがちな日本ですが、オランダにおいてはシリアスゲームという概念が日本よりも深く浸透しているように思われます。

その影響か、上でご紹介した3つのタイトルも単にエンタテイメント性が高いというだけではなく、教育要素や歴史や社会的な背景を感じるゲームデザインが強く感じられます。

2017年2月に在日オランダ王国大使館で開催された「シリアスゲームサミット」の様子。写真は日本大学生産工学部の「バリアフリー」をテーマにしたゲームのブース。

オランダのゲームはどんなものか、というのはあまり日本のゲームファンには馴染みのないものかもしれませんが、味わい深いタイトルが多いな、というのが筆者の感想です。

興味を持たれた方は是非オランダのゲームに触れてみてはいかがでしょうか。

参考サイト