台北ゲームショウ2017 Day4 台湾企業のVRレースゲーム「OVER TAKE VR」が凄かった!
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
台北ゲームショウ4日は天候も回復し、日本の初春を思わせるような気持ちの良い晴れになりました。
日曜日ということもあり会場の外には多くの人が詰めかけています。
上の写真に写っているのは、PSVRのタイトル「サマーレッスン」。
会場内にはVRの世界を模した実際の部屋が置かれ、ここで試遊することが出来ます。
台北ゲームショウでは体感ゲーム、VRゲームが注目の一角を占めています。
これはダンスゲーム。
筐体からセンサーが出ていて、正しく踊れたかどうかを判定します。ダンスダンスレボリューションに近いのですが、こちらは足だけではなく全身。
撮影がかなり下手ですが、動画を撮ってみました。
こうやってワイワイみんなでやるゲームは良いなぁと思います。日本ではゲームセンターをあまり見なくなりましたが、家族で楽しめるようなアミューズメントとしてこの種のゲームが流行ると良いなと思っています。
このダンスゲームはアジア南部を中心に多数の国でリリースされているとのこと。
驚きの現実感!VRレースゲーム「OVER TAKE VR」
さて、前置きが長くなりましたがご紹介したいのはこちらのレースゲーム、「OVER TAKE VR」。
上でご紹介したダンスゲームと同じ、台北にある老舗のゲーム企業「IGS」が開発中のもの。
筐体を見るとゲームセンターにある普通のレーシングゲームのように見えますが、VRのゴーグルを付けてプレイします。ディスプレイは観客用ですね。
VRのゴーグルとヘッドフォンを装着します。
この時点で完全にVR空間に入っています。
目の前にハンドルがあり、VRの世界でハンドルを握ると実際の世界のハンドルに触れられる不思議な感覚。
ボタンを押す操作もスムーズ。IGS社の技術力の高さがうかがえます。
VRの世界にいる筆者の目の前には近未来的な空間が広がっていますが、皆様にお見せできないのが残念。
レースが始まると、運転するゲーム内の車の挙動にあわせて筐体がリアルに動きます。
上の写真は多分「うぉー」とか言ってお姉さんに笑われているところ。
色々なゲームショウやカンファレンスでVRゲームをプレイしたことがある筆者ですが、VRのレースゲームは体感度を高めると難易度が高くなりすぎたり、プレイヤーが酔ってしまったりと、調整が難しいのが1つの問題点だと感じています。
しかしこの「OVER TAKE VR」は実にスムーズな動きで違和感がなく、操作感が良いのでゲームとしてもかなり面白い!
普及までもう一歩という感じのVRですが、近未来のゲームプラットフォームとしてかなり現実味を帯びてきたなと感じます。
「OVER TAKE VR」は現在開発途中で、完成度は40%ほど。
完成後は南アジアを中心に各国でのリリースを予定しているそうです。
筆者としては是非日本市場にも入ってきて欲しいと、期待しています。
最後にブースの皆様と1枚。