分かる人には分かるネタが満載!テニスとヘヴィメタルを混ぜたおバカアクションゲーム「HEAVY METAL TENNIS TRAINING」
著者:篭谷千穂
あけましておめでとうございます。新年早々くだらないバカゲーをご紹介したいと思います。
「HEAVY METAL TENNIS TRAINING」は、そのタイトルどおりヘヴィメタルとテニスを混ぜた80年代風8bitグラフィックのアクションゲームです…ってなんでその2つを混ぜようと思ったのか? ヘヴィメタルをモチーフにしていますが、もちろんBGMも8bitのピコピコサウンド!ロゴはIRON MAIDEN風で、主人公は金髪ロン毛のキャラクター「SAMMY LEE MOTH」(サミー・ヘイガーとデイヴ・リー・ロスを混ぜたみたいな)、そして登場していきなりローリングヘッドバンギング!なのにテニス!分かる人なら分かるネタがてんこ盛りですが、背景のストーリーがサッパリ分かりません。おそらくそんな細かいことを気にするゲームではないのでしょう。
プレイ方法は簡単。悪のマシンが投げてくるファイアボールを画面タップで打ち返すだけ。
ただマシーンは毎回ビミョーにスピードや高さが異なる球を器用に投げてくるので、機械的に画面をタップしているだけでは打ち返せません。
ほんの一瞬タイミングがずれるだけでも…
ファイアボールの火が全身に引火してあっという間にゲームオーバーに。
逆に球を打ち返して上手くマシンに当てるとエネルギーゲージが減り、0になると勝利となります。こちらは一発でも当たると即死なのに、マシンには何発も当てなければならないなんで、実に不公平なルールです。
撃ち返したファイアボールがネットに触れると燃えますが、しばらくすると元に戻ります。ただそれだけで特にペナルティもなければ特典もなし。
このゲームはどれだけラリーが続いても、敵のマシンのエネルギーゲージを削って勝たなければ意味がない無慈悲なルール。とにかく早くあいつを倒さないと!
やった!一発当たった!
徐々に火が広がるマシン。この調子でどんどん当てていきましょう!
一応続いたラリーの回数は記録され、このように全世界のプレイヤーとその数をランキングで競うことができるので、長く続けてもそれはそれで完全に無駄になるわけではありません。
ゲームを続けて特定条件をクリアすると別のプレイアブルキャラクターが解放されます。これは「UZZY」。オジーじゃないですよ。
キャラクターの挙動はそれぞれ少しずつ異なり、また背景のグラフィックも変化します。UZZYはSAMMYよりもちょっとスイングが早めでギリギリに画面をタップしても球を打ち返せるようになります。ちょっとだけプレイしやすい!
さらにもう一人のプレイアブルキャラクター「QWEEN HELLIZABETH」をアンロック。地獄の女王様!
QWEEN HELLIZABETHはテニスラケットではなくハンドバッグでファイアボールを打ち返すのですが、これがプレイアブルキャラクターの中では一番スイングが早く、ギリギリでも持ち堪えるなかなかの強打者です。っていうかファイアボールに当たる前から炎に包まれてるし!こいつ最強だ!
そして激しいラリーの末、ついに…
勝った!
爆発炎上して燃え尽きるマシン。地獄の女王様強い!
ところが…
また次の敵マシーンが現れた…。しかも前のマシーンよりもエネルギーゲージが長いし…
…とまあ、こうしたテニスのラリーを延々と繰り返すジョークみたいなゲームです。内容自体は単調ですが、一種のネタゲー、バカゲーなので、メタラーは何かの話のネタにプレイしてみてもいいんじゃないでしょうか。