Genvid Technologies、ストリーミング技術を採用したインディーゲームを5つ発表
Genvid Technologiesは3月18日、革新的なインタラクティブ・ストリーミング技術を採用したインディー開発者達による新しい5つのゲームを発表した。
Deadhaus Sonata from Denis Dyack's Apocalypse Games
Eternal Darkness:Sanity's Requiem や Metal Gear Solid:The Twin Snakes、Blood Omen: Legacy of Kainで知られるカナダの有名な開発者Denis Dyackは、今年後半にすべてのプラットフォームでリリース予定のFTPの協力プレイできるアクションRPGであるDeadhaus Sonata に強力なライブストリーミング機能を組み込むべく開発中。
AmazonのLumberyardで構築されているこのゲームでは、真にインタラクティブなストリーミングを備えたゲームの未来を垣間見ることができる。プレーヤーはアンデッドのアンチヒーロ ーの役割を果たしますが、ライブストリームの視聴者はダンジョンマスターとして罠を仕掛けたり、モンスターを出現させたり、ストリームを介してゲームプレイに影響を与えたりできる。
Deadhaus Sonataでは、ライブストリームの視聴者は、プレーヤーが移動するための経路を隠したり出現させたり、パズルを解いてプレーヤーの新しい武器をアンロックしたりすることができる。
「Genvid の技術を使用することで、Deadhaus Sonata はプレイするのと同じくらい見るの が楽しいゲームになるように進化しています」と、Dyack 氏は語ります。 「ライブストリ ームの視聴者は、アクションをただ見るだけではなく、毎回どのようにアクションが展開さ れるのかに重要な役割を果たし、それぞれのアクションに影響を与えることができます。プ レーヤーと視聴者は、Genvid SDK がゲームにもたらす対話性と深さのレベルに圧倒される でしょう。」
In The Black from Impeller Studios
これまでCrysis、Far Cry、the TIE FightやX-Wingのシリーズ等に関わってきた開発者の開発経験合わせて150年以上。Impeller Studiosが近日発売予定しているIn The Blackは、非常に期待されているハードコアなチームベースのPC用スペースシューティングゲームです。
Unreal Engine 4とGenvid UE4プラグインを使用して、In The Blackライブストリームの視聴者は、インタラクティブなゲームマップ、プレーヤー情報カード、賞金、賭け、応援シ ステムにアクセスでき、今後もプレーヤーとストリーム視聴者両方から活用できるその他の多くの機能が追加される予定だ。
Retroit from Black Block
フィンランドのヘルシンキに拠点を置く、これまで情報を一切開示してこなかったモバイルゲームスタジオBlack Blockは、今回初めて、モバイル初のMMOであるRetroitを公開。Retroit は、何千人ものモバイルプレーヤーが同時に参加することを想定している、パーシステントオープンワールドのシティドライビングゲーム。
Black Blockは、GenvidライブストリームテクノロジーをGodot エンジンに統合しており、常に神視点を見せるストリーミングを開発者側がホストとして配信。そこで視聴者は障害物を落と すことで事故を誘発したり、ギフトアイテムを積んだ装甲車を落としたり、警察の追跡を開始もしくは阻止することで、プレーヤーの邪魔またはアシストすることが可能。
Demolition Robots K.K. from Throw the Warped Code Out
「Back in 1995」等で知られる日本のインディースタジオThrow the Warped Code Out(株 式会社ヘッドハイ)は、4人対戦ロボットアクションゲーム「Demolition Robots K.K.」を2020年冬にNintendo SwitchとPC でローンチする準備を進めている。プレーヤーたちは解体業者となり、巨大ロボットを操作して街を破壊する。
本タイトルはUnityで開発され、PC版ではGenvidの最先端のストリーミング向け技術を使用している。本ゲームのTwitchストリーミングでは、視聴者に「かつてこの街に住んでいた人」という設定が与えられる。ステージ上のすべての建物に動画視聴者のTwitch IDが割り振られ、視聴者はビルに誰が割り当てられているか見ることができる。
視聴者自身の建物には”My Home”と表示されており、これが破壊されると専用の「トラップ投下ボタン」が使用できる。ゲーム内へトラップを送り込むことで、プレーヤーを直接邪魔できる。トラップにはそれを送った視聴者のTwitch IDがゲーム内に表示されるため、邪魔されたプレーヤーが視聴者に対して面白い反応をするだろうと開発者は期待している。
ドンさわぎ from ハーツテクノロジー株式会社
日本のソフトウェア開発者であるハーツテクノロジー株式会社の、これまでにない実験的なゲームである「ドンさわぎ」は、Unityを使用して開発されたNintendo Switch向けのシンプルなテニスのような対戦型アクションゲーム。Genvidを採用し観客からのインタラクションを入れることで観戦用スポーツの定義を拡張し興味深い体験を提供。ドンさわぎとは「ドングリのお祭り」を意味する造語で、大量のドングリがフィールドに落下してくる中、プレーヤーはラケットなどのアイテムを使用してそれらを敵陣に打ち込む。
どんぐりは数秒後にポップして弾けるため、その前に打ち込む必要がある。敵陣でより多く弾けさせたプレーヤー・チームが勝利。インタラクティブなライブストリーミング上で視聴者はドングリが弾けたときに現れる青い炎を収集して「ドンポイント」を獲得し、それらのポイントを使用してゲームに参加。
プレーヤーを応援してクラッカーを鳴らしたり、より強力なイガグリやアップグレードされたラケット等のアイテムをお気に入りのプレーヤーに送ってサポートしたり、ゲーム内に花火を打ち上げて盛り上げることが可能。また、カメラ切り替えにより好きな視点での視聴を楽しむことも。ドンさわぎは2020年夏にリリース予定。