帰ってきた台北SUMMER GAME SHOWは子供に楽しんで欲しい夏のエンターテインメント
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
4年ぶりの夏の台北。今年の夏は台湾の方も舌を巻くほどの暑さのようで、
「今週も暑いけど、先週は台北は40度だったよ、マジ暑い」
と。その灼熱の台北で開催されているSUMMER GAME SHOWにやってまいりました。
SUMMER GAME SHOWは台北ゲームショウと同じ団体が主催するイベントで、ミニ台北ゲームショウとも言えるゲームの展示会。台北ゲームショウは1月末から2月上旬の春節に合わせて開催されますが、SUMMER GAME SHOWは真夏の7月に開催されます。
コロナ禍があり4年ぶりに海外からの参加が可能になりましたが、今年は日程が京都のBitsummmitと重なってしまったこともあり日本からの参加はごくわずか。仕方がないことではありますが、良いイベントなので日本の皆様にもご紹介したいと思います。
という中で参加しているSUMMER GAME SHOWの様子をお伝えします。
コロナ禍を意識してか、ブースの間隔は以前より広め。これはSUMMER GAME SHOWだけではなく、世界中のゲームイベント、展示会が同様でしょう。
ただ、来場者は以前と同じくらいあり、台湾でもイベントの集客力は完全にコロナ禍前に戻っている様子です。
世界的なゲームの展示会である台北ゲームショウと比較すると、SUMMER GAME SHOWはとてもコンパクトに見えます。実際にそのコンセプトも完全に違っていて、世界中の企業が参加するのが台北ゲームショウであれば、SUMMER GAME SHOWは地域の人々、特に子供たちに楽しく遊んでもらうというのが重要なコンセプトの一つ。
会場を見る限り、それは成功しているように思えます。
展示ブースは大きく分けて、大手、インディー、そしてアナログゲーム、とエリアが分かれています。
大手はSONYのPS5、PUBG、任天堂Switch、ストリートファイター6の対戦ブースなどが展示されています。
インディーのコーナーには、日本からも2ブースが参加、多くの台湾ゲームファンを集めていました。
もちろん地元台湾のインディーゲームも多く並んでおり、台湾ならではの尖ったゲームもたくさん展示されていました。この様子は別途詳細にお伝えしたいと思います。
そして台湾のゲーム展示会といえばアナログゲームのブース。SUMMER GAME SHOWでも会場の四分の一くらいがアナログゲームに充てられていて、出展者と来場者がアナログゲームを楽しむ様子が見られました。
一言で言うと「雰囲気が良い」。主催者も参加者もゲームを楽しもう、という姿勢が伝わってきます。
コロナ禍も明け、これから海外旅行を、と考えている方も多いのではないでしょうか。夏の台北旅行を企画している方は是非SUMMER GAME SHOW参加もご検討ください。