動画広告でカジュアルゲームの収益性を大きく改善!「動画インタースティシャル広告」についてmaioチームに聞いてきました!

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  公開日時 

著者:KK

2年程前から徐々に浸透してきたスマートフォンアプリ内の「動画リワード広告」。今では一般的なアプリ収益化の手法として認知されました。動画リワード広告の実装を前提にアプリ開発を行っているデベロッパーさんも多いと思います。

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しかし「動画インタースティシャル広告」となると、あまりよく知らない、動画リワード広告とどう違うのかよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。

そこでアイモバイル社が運営するスマートフォンアプリ向け動画アドネットワーク「maio」の早瀬氏と重高氏に、動画インタースティシャル広告の特長や、おすすめの実装方法などについてお話を伺いました。

インタビューに応じてくれたmaioのお二人

早瀬(ハヤセ)氏

i-mobileでのクライアント営業、アプリデベロッパー営業を経て、2015年の9月14日のmaio立ち上げ時からメディア側責任者としてその発展に従事。
スマートフォンに動画広告が登場する前からアドネットワークに携わってきたモバイル広告のスペシャリスト。

重高(シゲタカ)氏

 

1年半前にmaioに参加。現在はメディア担当としてアプリデベロッパーをサポートしている。収益最適化という側面だけではなく、アプリビジネスをどう成長させるかをデベロッパーさんと一緒に考えることを信条としている。

「maio」はサービス開始から約2年で大きく成長

maioは広告ネットワーク事業を運営する株式会社アイモバイルが2015年の9月14日に立ち上げた、スマートフォンアプリ向けの動画アドネットワーク。
静止画バナー広告は全て同社内のi-mobileチームが取り扱い、maioはスマートフォンアプリのフルスクリーン動画広告に特化。少数精鋭のチームで、アプリデベロッパーの収益最大化と、出稿クライアントのROAS(対費用効果)の最大化に取り組んでいます。

2年前にmaioが立ち上がったころはまだスマートフォンアプリ内の動画広告の知名度は低く、特に出稿クライアントの獲得に苦労したといいます。

『ただ完全な逆風ということではありませんでした。当時はiOSのアイコン広告がAppleにより禁止されるなどの理由で、アプリデベロッパーさんが次の広告フォーマットを探していたという事情もあり動画広告への注目は低くありませんでした。また外資系の動画広告ネットワークが多く日本市場に参入してくるなどで動画広告の知名度が上がったことも実は追い風でした』
と早瀬氏。

現在maioに参画しているアプリ数は7,500以上、出稿クライアント数は1,000を超える程に成長しています。

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maioの動画広告の特徴 「フルスクリーン動画」と「CPCV」

maioはスタート時は「動画リワード広告」だけを提供していましたが、その後「動画インタースティシャル広告」の展開を開始。現在は「動画リワード広告」「動画インタースティシャル広告」の2種類のフォーマットで展開。どちらもスマートフォンのフルスクリーンに動画広告を展開するフォーマットです。
「スマートフォンアプリ内のフルスクリーン動画広告」に絞っているのはmaioの大きな特徴の1つといえます。

maioのもう1つの特徴は成果発生がCPCV(Cost Par Complete View)という点。

CPCVとは、動画視聴完了を課金/収益の発生地点とするというもの。ユーザーが約30秒の動画広告をスキップせずに見終わった段階で課金/収益発生となります。
CPI(インストールによる成果発生)や、CPV(5秒間視聴による成果発生)を採用するネットワーク事業者が多い中、CPCVという課金/収益地点を設定したことについて、

『CPCVはCPVよりもコンバージョン(成約)率が高いことから出稿クライアントにメリットがあります。またアプリデベロッパーから見れば、CPI方式よりも収益発生地点が浅いためeCPMが高くなる傾向があります。出稿側、デベロッパー側双方のバランスを考慮し、CPCVモデルを採用ました』
と早瀬氏。

動画インタースティシャル広告の収益性

動画リワード広告と比較すると、日本ではまだ導入が進んでいない感じのある動画インタースティシャル広告。

動画リワード広告と動画インタースティシャル広告との違いは、リワード(報酬)を与えるか否かという点と、ユーザーが動画をスキップできるかどうかという点。
ユーザーにゲーム内アイテムなどのリワード(報酬)を与える代わりに動画広告を最後まで視聴してもらうのが「動画リワード広告」。今まで静止画のインタースティシャル広告が実装されていた箇所に、任意のタイミングでスキップ可能な動画広告を配信するのが、「動画インタースティシャル広告」です。

動画インタースティシャル広告はリワード(報酬)の設定が必要無いことから実装は比較的簡単。それでいて動画の訴求力は静止画より高いという事もあり、リワードを組み込みにくいアプリでも動画広告による収益性の改善が見込めます。

静止画インタースティシャル広告と動画インタースティシャル広告の収益性の比較の例

 

上のグラフは「育成ゲーム」と「漫画アプリ」の静止画インタースティシャル広告と動画インタースティシャル広告の収益性の比較ですが、いずれも動画インタースティシャル広告の収益性の方がかなりの程度高いことが分かります。

アプリの形態により一概には言えませんが、静止画インタースティシャル広告を実装している箇所を、動画インタースティシャル広告に置き換える、という方法は、非常に有効な収益性改善施策になる可能性があります。

動画インタースティシャル広告の実装例

このように、実装が簡単で良好な収益性が見込める動画インタースティシャル広告ですが、設置にはもちろん注意すべき点もあります。

動画インタースティシャル広告は、「フルスクリーンで動画が出るためインパクトが強い」という長所がありますが、目立つという事は、出しすぎやタイミングに注意が必要ということでもあります。

設置する際のポイントは、「ユーザーのアプリ内での行動を妨げない」こと。「インタースティシャル=幕間」という意味の通り、ユーザーの行動が切れたタイミングに実装するのが最適です。

カジュアルゲームを中心に、動画インタースティシャル広告の実装例を見てみましょう。

動画インタースティシャルの実装例「You勇者」

スマートフォンアプリゲーム「You勇者」は、メニュー画面を閉じた後に動画インタースティシャル広告を設置。

このようなユーザーの行動が一息つくタイミングは動画インタースティシャル広告の実装に適しています。

「You勇者」のケースでは、動画インタースティシャル広告は静止画インタースティシャル広告と比較すると、iOSでは3.5倍、Androidでは5.6倍もの収益性になりました。

「You勇者」Android版

「You勇者」iOS版

動画インタースティシャルの実装例「ねこあつめ」

「ねこあつめ」の動画インタースティシャル広告は、メニュー画面にたまに「スマフォをもってきて、動画広告をタッチしそうになっている猫」が現れる、ユーザーが「みまもる」ボタンをタップすると表示開始。

ユーザーは自ら動画広告を見るか否かを選択でき、さらに動画に興味が無ければスキップすることが可能。
ユーザーのストレスを極限まで排除した実装方法といえます。

「ねこあつめ」Android版

「ねこあつめ」iOS版

動画インタースティシャルの実装例「脱出ゲーム」

脱出ゲームは動画インタースティシャル広告の実装に向いているゲームの1つ。

これは「ビジネスホテルからの脱出」の実装例。
部屋の中にあるテレビをタップすると「CM」として動画インタースティシャル広告が再生されます。
ゲーム内の環境にうまく溶け込んだ実装ですね。

「ビジネスホテルからの脱出」Android版

ゲーム以外の動画インタースティシャルの実装例

ゲーム以外にも様々なアプリに動画インタースティシャルは実装可能です。

下の2例は、マンガアプリの読了ページへの実装。

漫画の途中ではなく読み終わったタイミングに差し込むことで、ユーザーのアプリ内での行動を阻害せずに動画広告が実装されています。

「マンガ読破!」ウェブサイト

「マンガLove」iOS版

これだけ見ても、様々なジャンルに展開できる動画インタースティシャル広告。

動画インタースティシャル広告は、ユーザーのアプリ内行動を考え、適正な頻度で配信することでeCPMを格段に上げ、売り上げを底上げする可能性を秘めています。

スキップされない動画を!maioのサポート体制

『デベロッパーさんには適切な設置をしていただく。maioはアプリのユーザー属性に適していて、クオリティの高い動画広告を配信する、という条件が組み合わさったときに、良いパフォーマンス(高いeCPM)が発揮されます』
と早瀬氏。

maioではより良い動画広告のために、出稿クライアント向け、アプリデベロッパー向けに、様々なサポートを用意しています。

高品質な動画広告を実質無料で作成代行

出稿者向けのサポートで筆者が最も強くおすすめしたいのは「広告用の動画をmaioチームが作成してくれる」サービス。

動画広告のROAS(対費用効果)が高いことは分かっているが、動画作成の負荷が高くなかなか動画での出稿に踏み切れない、という事業者さんは多いのではないでしょうか。ここをmaioが巻き取ってくれます。

最低出稿額30万円を上回る出稿を予定してれば、maioのクリエイターチームが最適な動画を作成。
※最低出稿額は2017年11月時点のもの。

こちらはmaioが作成した「君の目的はボクを殺すこと3」の広告用動画。このように動画の作成をmaioが代行することで動画広告出稿のハードルを大幅に下げるというのがこのサポートです。

『実際にこのサポートを開始してからは出稿数が大きく増えました』
と重高氏。

その後の出稿リピート率も高く、満足している出稿クライアントが多いことが伺えます。

更に筆者が注目したのは「出稿側と掲載アプリ側とのコラボ動画」の作成サポート。
コラボ動画では例えば「出稿する側の商品を、アプリ内のキャラクターが紹介してくれる」などの味付けが可能。

上の動画は「comico」内で配信される「ひま部」のコラボ動画広告。

見ていただくと分かる通り、ユーザーは動画広告を「アプリ内のコンテンツ」のように見ることになるため、動画視聴完了率の大幅な上昇が見込めます。ユーザーへのストレスが極めて少ないという点も大きなメリットです。
出稿側にとっても動画広告を設置するアプリ側にとってもメリットの大きいコラボ動画ですが、これをmaioが間に入って調整し動画を作成してくれます。
筆者的にかなりおススメ。

デベロッパーへは「包括的なサポート」を

『今まではどうしても目標CPIやeCPMなどの部分部分に対してのサポートがメインでした。しかしデベロッパーサイドに立つと、アプリビジネス自体を成長させるサポートが求められていると感じます』
と重高氏。

そこでmaioでは動画広告の実装や最適化のサポートだけではなく、例えばマーケティングの方法や動画広告以外のマネタイズの方法などをアドバイスすることもあるといいます。

アイデア一発でアプリがバズって大きな収益を得るという事がかなり難しくなった昨今のアプリ市場において、アプリビジネスは「収益性」と「マーケティング」のバランスをとって進めていかなければ成功には結び付きません。そこをネットワーク事業者として豊富な知識を持つmaioがサポートする、というわけです。

『もちろんテクニカルサポートにも力を入れています。maioではデベロッパーさんに営業担当は付くのはもちろんですが、さらにエンジニアの担当も付き、テクニカルなトラブルに対してもサポートを実施しています』
と重高氏。

新たな広告フォーマットを実装する際のトラブルへの対処などは、中小の事業者にとっては大きなリスクになり得ますから、テクニカルサポートが付いているのは非常にありがたいですね。

maioブログを絶賛更新中!

maioについて色々と語ってくれてた早瀬氏と重高氏ですが、実はブログも執筆しています。

maioブログでは、maioの最新情報に加え、スマートフォンアプリ内動画広告のトレンドや、アプリマネタイズのノウハウなどが掲載されています。
動画広告について知りたいという方におススメの内容になっていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

早瀬氏、重高氏以外のmaioチームメンバーも記事を執筆していますので、maioチームの雰囲気を知るのにも良いかもしれませんね。

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