ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

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  公開日時 
 著者:ニュー侍 

Twitterで拡散するゲームパブリッシャーDANGENへの疑惑に対して、12月7日、DANGEN社から日本語での反論記事が発表された。

DANGEN | DANGEN への告発に関する反論と表明

先日のDANGENへの告発に対して、同社は個人を特定できない形で証拠を示して反論した、としている。

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11月30日頃から、ゲームパブリッシャーDangenに関する疑惑がTwitter上で拡散されている。Dangenは日本の大手インディゲームイベントとも関係しており、日本のインディゲ

https://twitter.com/dirtbagboyfren/status/1200510747010162688

以下、DANGEN社からの許可を得て、その反論記事をそのまま掲載する。

DANGEN への告発に関する反論と表明

注意:以下はDANGENの個々のスタッフによって、このポストの著者(匿名性を保つために以下「ライター」とします)に対する返答として書かれたものです。現在ポストは削除されていますが、アーカイブ版として閲覧することが可能です。ライターとその関係者は、私たちの多数を直接、あるいは間接的に非難しており、それはDANGENだけでなくDANGENのクライアントであるデベロッパー(後述します)や彼らのゲームにまでも及んでいるため、グループとして返答することが望ましいと感じました。本記事をなるべく早く公開したいと考えましたが、正直に申し上げますと、私たちには過去にこのような経験がないため、一部つたない表現やタイプミスなどがある可能性について、ご容赦いただければ幸いです。ライターは不注意にも、告発内容とは直接関係のない、多数の第三者の身元を明らかにしましたが、DANGENは、オンラインでのハラスメントや公共の場での辱しめに強く反対し、関係者すべての匿名性を保つための徹底的な措置を講じています。

日本語版注意:自然な日本語で表現することを目的に、以下には翻訳担当者の判断による意訳が存在しています。そこには原文の趣旨、またその内容を曲げる意図はございません。

要約

※日本語で拡散されている文章の中で、DANGENおよびベン・ジャッドに対しての告発内容が「セクハラ」と表現されている点ですが、告発者(以下、ライター)の書いた記事では「Sexual Predator(※原文で、精神的、立場的に弱い女性に対してみだらな行為を強要する、の意味)」という悪意ある言葉が使われており、ライターの本来の表現とは相違があります。いずれにしても、事実とは全く異なることを、断固として主張します。

DANGENは、ライター、Devil EngineおよびFight Knightのデベロッパーから、一方的に事実と異なる告発を受けています。それらは、ライターがビジネス面および金銭面での利益を得るという目的のもと、未払いという主張から端を発し、DANGENおよびベン・ジャッド個人への業務妨害を意図した数々の誹謗中傷、およびDANGENへの嫌がらせに海賊版を人に推奨するなどの暴挙に出ました。ここではこれらを証拠を以て検証すると共に、DANGENのパブリッシャーとしての本来の姿勢や取り組みについて、見ていただきたいと思います。

支払い関連

DANGENからデベロッパーに対しての未払いは一切存在しません。これに関するライターの主張は、日本の源泉徴収税に関する無理解と、支払い対象のデベロッパーと、自身の代理人としての複雑な関係性が原因となって引き起こされたものに他なりません。パブリッシャーとして、日本の法律で定められた源泉徴収税のルールを遵守しない訳にはいきません。そして、ライターがデベロッパーに対しての支払いおよびコミュニケーションの窓口となっていた以上、既に支払った金銭についてはライターの責任であり、DANGEN側ではコントロールできる範疇にありません。

誹謗中傷

売り上げの機会損失や、書面手続き上のミスなど、DANGENにも過失があったことは認めています。ただし、DANGENはそれらの過失については補填を申し出て、実際に支払いを済ませています。にも関わらず、彼らはDANGENのマーケティングやPR活動について誹謗中傷をしたばかりでなく、他のデベロッパーにまで被害を及ぼしています。Devil EngineのデベロッパーがDANGEN商品の海賊版を推奨していることについて、業界におけるその意味を理解しているのでしょうか。絶対にあってはならないことであり、断固として阻止するべきです。

ベン・ジャッドへの非難

ベン・ジャッドは現在、言われもない誹謗中傷を受けています。それらは煽情的な言葉で表現され、真実とはまったくかけ離れたものです。これについては名誉毀損での訴訟も辞さない構えでいます。

DANGENの対応

ビジネス上のいかなる複雑な状況や困難に対しても、DANGENは終始、誠実に対応してきたという自負があります。この記事は、真実を明らかにすることを一番の目的としており、他者を傷つける意図はありません。これまでもそうであったように、デベロッパーへの様々なサポート、ゲームを販促する上でのDANGENならではの取り組みなど、パブリッシャーとして出来る限りの努力を続けていきたいと思っています

本文

自分についての嘘の情報の拡散、意図的に誤解を招くようなメールやプライベートメッセージの断片だけの公開、または事実の歪曲。さらに重要な事実の隠蔽のみならず、捏造さえされている現実を目の当たりにする恐ろしい感覚は、言葉で表すことが出来ません。確かな目的の元、個人やビジネスに対して名誉を毀損し、傷つけようとしているその当事者は、そこから直接的にビジネス面でのメリットを得ようと目論んでいます。当事者ことライターは、この事実を隠蔽しているばかりか、この告発から期待できる金銭的メリットは全くないとさえ主張しています。本記事では、ライターが私たちの名誉を著しく毀損することで、多くのメリットを得られることを証明します。
まだ私たちの多くがゲーム業界に在籍せず、更にはDANGEN自体が会社として創立されていない2013年に、私たちが不適切なことをしたという誤った情報がツイートされているのを見つけました。また、元の記事が誤った翻訳をされ、不純な動機を持った人たちがそれを活用しているのも見かけました。

以下の内容は、確固たる証拠で真実を伝えること、またライターが自らの利益のために、悪意を持って誤解を招き、明らかに誤った告発をしていると実証することを目的に記述しています。この記事に目を通して頂いていること、また真実を広めるためにご協力を頂いていることを、感謝したいと思います。ここで善悪を判断するのは難しいと理解していますが、感情を抑え、冷静に議論がなされることを願っています。昨今において、事実を確認することなく、ソーシャルメディア上で噂話を広げるのは非常に簡単です。全ての事実が、きちんと吟味されることを希望します。

概要

ライターの誤った告発内容について、証拠を用いて反証して行きます。DANGENはこのライターに関して、隠された動機があったこと、日本における海外送金の仕組みについて大きな誤解をしていること、DANGENに損害を与えるだけでなく、彼らに従わなかった他のデベロッパーにも損害を与えるため、他者と協力していたことなどを主張します。また、DANGENは、ライターの記した A) DANGENがデベロッパーから搾取をしている、および B) DANGENの誰もがSexual Predator (※原文で、精神的、立場的に弱い女性に対してみだらな行為を強要する、の意味)である、という煽情的な主張に、断固として反論します。これらの主張を立証する証拠はひとつも存在していません。その他のライターの主張についても、多くが100%虚偽の内容であり、それを以下に証明したいと思います。デベロッパーとパブリッシャーの関係性は、時に齟齬が生じるものではありますが、DANGENは常に、パートナーであるデベロッパーに対して、自分たちのできる最高のパブリッシングサポートを提供すべく、プロフェッショナルな姿勢で努めてきました。

ライターの虚偽の告発は、大きく二つのカテゴリーに分けられます。DANGENのビジネスに関するもの、そして個人に関するものです。まず初めに、ビジネス面について言及したいと思います。

動機

ライターは当初、自分は本件においては利益を目的とはしていない、という主張から告発を始めましたが、以下のスクリーンショット(「Slack」アプリ内での会話)からも明らかなように、ライターには、将来パブリッシャーを始めるという裏の動機があり、今回のMedium上の記事により利益を得ようという明確な意図が読み取れます。

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開(上記は、経済的な動機とDANGENのCEOを脅迫があったことを明確に示しています。)

8月28日水曜日

私は、かねてより小さなパブリッシャーをスタートするという考えを構想していました。

DANGENのような大きな会社には合わない、より小さな規模のゲームがターゲットでした。
Fight KnightやDevil Engineに関わる仕事が終わったら、挑戦してみようと考えていました。 3月に日本で自分のビジネスを始めることを検討していると言っていたのはそのためです。

実際、任天堂からSwitchのパブリッシャーアカウントが承認されるという幸運に恵まれましたが、自分のビジネスを始める前に、既にDANGENで契約した全てのプロジェクトを完了したかったのです。
物事を今あるがままに見ると、Devil EngineおよびFight Knightプロジェクトでの私の仕事を「解決」するためには、このひどいビジネス上の関係性を解決する必要があります。

もしかしたら、パブリッシャーとして、私はDANGENからDevil EngineとFight Knightを公式的に取得できるかもしれません。 [Fight Knightのデベロッパー]は、DANGENが法的問題を起こさないことについて私が保証できれば、SwitchとPS4の開発キットをDANGENに送りたいという意向でした。 [Devil Engine のデベロッパー]にもその考えを提案してみました。いわく、9月末にDANGENがDevil Engine のSteamおよびSwitch製品を私のアカウントへ移行した場合、その開発キットを返送し、彼の第3四半期の利益をDANGENに渡す、ということでした。

この時点での代替案は、DANGENにとってあまり有利ではなさそうでした。 IgnitionはDANGENと正式に契約しておらず、[Devil Engineのデベロッパー]は他のパブリッシャーからオファーを受けていました。 Fight Knightは常にDANGENなしでSteamに公開する権利を持っていましたし、[Fight Knight のデベロッパー]はコンソール版をあきらめようとしていました。 法的な争いは悲惨で、DANGENへの損害も壊滅的になります。また、そのような状況では、世論はほとんどデベロッパーの味方をします。DANGENは [Fight Knight のデベロッパーまたはDevil Engineのデベロッパー]のいずれかからも損害賠償をとることは不可能に見えました。なぜなら、どちらも資金や財産を持たず、むしろ(損害賠償を払うくらいなら)自己破産さえ厭わない勢いであったからです。DANGENに、デベロッパーに協力を強要する手段はありませんでした。 信頼がなくなった今、DANGENがDevil EngineやFight Knightのパブリッシャーであり続ける方法はないと思われます。

皆ができるだけ満足する形の結末の方が良いと、私も思っています。
(ライターからの続けてのSlackメッセージ)

デベロッパーとパブリッシャーの関係

ゲーム開発とパブリッシングは、デベロッパーとパブリッシャーの関係性と同じくらい複雑です。膨大な情報と行動を整理するためには、双方が誠実に作業を進めなければなりません。どんなビジネスにもつきものですが、間違いや人為的ミスは時折発生してしまいます。その内容は、何かの承認が得られなかったり、ゲーム開発に遅延が発生したりと、多岐に渡ります。ゲームの成功を目指すため、DANGENでは強く、友好的で、かつ成功を目指すことのできる関係性を、デベロッパーと築けるよう努めています。もし何かしらの困難が生じた場合には、相互に合意できる解決策と、より良い形で前進できる方法を模索したいと考えています。

レベニューシェアに関する誤解

ライターは、ダン・スターンがインタビュー中に嘘をついたとの主張をしていますが、以下の発言について誤解をしています。

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

「GameIndustry.bizの記事には、誤解を招くどころか、全くの嘘とさえ言えるようなダン・スターンの発言の引用があります。」「ほとんどのパブリッシャーと同様に、DANGENはパブリッシュしたゲームの販売に対するロイヤリティーから収益を得ます。 それが唯一の方法であり、開発サポート、ローカライズ、またはポーティング等、DANGENが提供する個々のサービスごとに、デベロッパーに毎回請求するのは適切ではないと考えています。」(Dan Stern氏)
(出典:ライターのMedium 上の記事)

ダン・スターンの発言を説明すると、DANGENは、ローカライズ、移植、開発サポートなどのサービス費用を最初にリクープ(回収)対象としています。この費用を最初にリクープするのは、リリースの準備前からこれらの費用を負担し続けているからです。
言い換えれば、DANGENはローカライズ、移植、開発サポートをカバーするための売り上げ相当分のレベニューを、あらゆる費用がリクープされる前に支払っているということになります。デベロッパーはこれらの費用について、負担するよう請求されることも、また財務的な義務を負うこともありません。以下、仕組みを簡単に説明します。

例)

DANGENが、開発中のゲームのローカライズおよび移植費用として、100万円を事前投資するとします。ゲームがリリースされ、税金とプラットホーム手数料を差し引いた後の純収益は、500万円になりました。リクープ対象となる費用は、デベロッパーの取り分からではなく、一番最初に差し引かれます。つまり、この純収益からこの100万円がまず差し引かれ、残りの400万円がレベニューシェアの対象金額となります。このように、リクープ費用は双方に影響を及ぼすため、DANGENが得る収入はレベニューシェアの比率に応じて減少します。

パブリッシャーがインディーズかAAAかに関わらず、多くのパブリッシャーはこれが業界の標準であると認識しています。一部のパブリッシャーでは、自社のレベニューシェアの取り分に加え、さらにスタッフの給与や渡航費用をリクープすることさえあります。DANGENではそのようなことはしていません。

DANGENの実績

No More RobotsのMike Rose氏が、8月のSteamでの平均売上について、分析をツイートしました。彼は、一般的なSteam上のゲームについて、リリース後約1年間で平均1,500本が販売されることを発見したようです。

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

[マイク・ローズのTwitterの投稿] 先月のSteamの販売データを分析したところ、次のことがわかりました。
•平均的なゲームは、販売開始1年目で約1,500ユニットを販売し、約$16,000稼いでいます。
•前年比で47%減少です

フルレポートはこちらです:

https://drive.google.com/file/d/1W6lZir97bUU0KdvIGNIVWG0O-_A3QrdN/view?usp=sharing

これは、新進気鋭のデベロッパーには悲しい状況であることには間違いありません。ただ、DANGENがパブリッシュしたタイトルのほとんどは、大抵1ヶ月以内にこの数を達成しています。それらのタイトルはそもそも非常に魅力的なゲームではありましたが、一方DANGEN側でもこれらのゲームが成功するように、マーケティングについて多大な努力をしました。

Devil EngineおよびFight Knight に関する、DANGENのパブリッシャーとしての責任は大きく、デベロッパーにはかなりの素晴らしいチャンスを多数提供することができました。

Devil Engine:

リリースに際してDevil Engineは、Eurogamer、Rock、Paper Shotgun、Siliconera、The Guardianなどを含む、27点の記事に取り上げられました。
Devil Engine Ignitionのアナウンスは、名高いファミ通において好意的かつ大々的にフィーチャーされ、PC Gamer、Nintendo Life、Gematsu等でも記事になりました。
シューティングゲームのデベロッパーとして人気の株式会社ケイブにて、ストリーミング配信をして頂きました。
BitSummit、東京ゲームショウ、VGM Ghettoなど、複数のイベントでDevil Engineを展示しました。
人気のシューティングゲームをリリースした別のパブリッシャーとコラボレーションし、共同マーケティングを行いました。
東京ゲームショウ2018にて、Samusungブースでのストリーミングステージの中で、上記のシューティングゲームとDevil Engineの共同マーケティングを目的とした、コラボレーションイベントを実施しました。
BitSummit 2018にて、Devil Engineのデベロッパーがステージに登壇する機会を設けました。
デベロッパーに承認を得て、有料のオンライン広告を実施しました。
5名の有名なコンポーザーと、サウンドのコラボレーションを行いました。
Devil Engineに関心のあるコンテンツクリエイターに実況プレイ動画を配信してもらい、視聴時間の合計が1,481時間になりました。

Fight Knight:

DANGENは、Pax East、東京ゲームショウ、BitSummit、台北ゲームショウ、Kinda Funny Games ShowcaseでFight Knightを展示しました。海外でのPC版のプロモーションは従来のDANGENの業務責任の範囲外でしたが、これらのコストの一部は全てDANGENが負担し、リクープ対象にもしていません。
Fight Knightを展示した全イベントのプレスリリースでは、必ずゲームについて言及しました。
Samsungの開催した東京ゲームショウでの大規模ストリーミングステージにて、Fight Knightが参加する機会を提供しました。これは、DANGENの尽力とネットワークから達成出来たことであり、マーケティング費用は計上していません。
デベロッパーがNintendo Switchの開発キットを入手するのが困難だった時期に、DANGENが開発キットを入手の上彼らに提供しました。
Fight Knightがファーストパーティーのマーケティングサポートを得られるよう、彼らに代わり交渉を行いました。

ライターが強調する3つの重大な誤り:支払い、売り上げの機会損失、および承認

1. 支払い

ライターは以下のように主張しています。

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Devil Engineのデベロッパーは、DANGENのプロジェクトに対する失敗の目撃者として、DANGENに対する不満を、プロフェッショナルとは言えない方法で表現したのかもしれません。しかし、DANGENに搾取されたと感じたことや、DANGENは他のデベロッパーからも搾取するのではないかという、彼の考えを責めることはできません。私は、DANGEN またはベン・ジャッド氏と働くことを勧めることはできません。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

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[] おもしろいギャグだな!
[Devil Engineのデベロッパー] デベロッパーに支払えよ
(出典:DANGENのTwitch上のチャットボックス (11月22日)

これは、ライターの記事で重要なポイントとして記載されていた内容です。
DANGENは、デベロッパーから搾取していると指摘されている点に、異議を唱えます。DANGENは、30人以上の外部のパートナー、複数のゲームバージョン(※複数プラットホーム対応)にまたがり15社のデベロッパーに対して支払いを完了しており、契約書面通りに、請求書発行の根拠となる売り上げレポートを提出して来ました。ある支払いについては、イレギュラーな要求があったために未完了ですが、DANGENは常にデベロッパーと連絡を取り合い、個々のニーズを満たせるように取り組んでいます。
DANGENの銀行口座には、虚偽の主張をしているDevil Engineのデベロッパーへの支払い分について、実際には完了しているという記録が残っています。さらに、第三四半期の売り上げレポートについても、契約書で合意したスケジュールに沿って、提出がなされています。

ライターは、とある支払いに関して未払いを主張しています。これついては、以下の通り個別に言及します。

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Devil Engine とFight Knightのパートナーは無給労働
私たちが委任したプロモ用ポスターのデザイナーは、DANGENが約半月にわたるゴールデンウィーク休暇から戻る後まで支払われませんでした。 最終的には支払いはされましたが、BitSummit 2019の発表に使用する予定のポスターを間に合わせて完成させることはできませんでした。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

デザイナーはDANGENに対して、5月1日に請求書面を送りました。2019年のゴールデンウィークは、4月29日から5月6日までであり、その請求日は休日に該当します。請求書面の受領後、DANGENはデザイナーにゴールデンウィーク後に支払いをする旨を連絡します。デザイナーは、請求書面上で彼らが修正しなければならないミスをしていました。支払いの後に、ポスターはDevil Engine のデベロッパーに送られました。

ライターの主張:**

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DANGENは、追加契約に署名することに同意しない限り、Devil Engineの外国人ミュージシャンに全額支払うことを拒否しました。 DANGENの委託契約に関する残念な経験をふまえ、DANGENが支払いから20%を天引きすることを許可するよう、ミュージシャン達にアドバイスしました。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

法律的に、源泉徴収税の軽減を申告するためには、契約書が必要となります。

DANGENは、源泉徴収税(後述します)を軽減するために、サービス契約の締結をすることをミュージシャンに対して提案しました。ライターが記載しているように、ライターは契約書面を締結すべきではないとし、そのため法律で求められる20%の源泉徴収税が徴収されました。

ライターの主張:

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DANGENは多数のDevil Engineのミュージシャンの支払いから20%を天引きすることを気にせずいましたが、そのうち最も有名なミュージシャンへは別の契約に署名するよう数週間圧力をかけました。 私はついにそこへ介入を決意し、私の個人資金の中からミュージシャンに支払いをしました。 私はミュージシャンが、不利な契約書に署名するよう圧力をかけられたくはありませんでしたし、重要なパートナーから資金が天引きされていることを個人的に恥ずかしく思いました。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

疑問のあったミュージシャンに対して、契約書の締結を迫ったことはなく、源泉徴収税を0%にする書面手続きをするため、一度だけサインがなされれば法的に書面上の準備ができることを提案しました。

以下のスクリーンショットでは、ミュージシャン自身が一度だけのサインを提案していることが見て取れます。

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[ミュージシャン] 米国のロイヤリティーに関する源泉徴収税は、租税条約のため0%です
[ナイヤン] 確かにそうですが、個人での書類提出が必要です。会計士が私に説明してくれたのはそこまでです。
[ミュージシャン] ええと…デベロッパーたちに200ドルを請求するのではなく、話していた書類を提出していただけませんか?
[ミュージシャン] 本当にそうです! それを調べる必要があります。 その事務処理を行うには契約書に署名する必要があります。契約書なくして書類を作成することはできません。
[ミュージシャン] それなら、DANGENはこのファイルを[ミュージシャン]から購入するために1000ドルを支払い、永久そして独占的にDevil Engineの会社へそれを譲渡するという契約書を書いてください笑

結果的にDANGENは、支払いを早くするための目的で、ミュージシャンのために源泉徴収税を支払う決断をしました。この状況では、DANGENでは通常の20%多く支払う結果となり、またそれは相手方の納付分を肩代わりすることを意味します。

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[ナイヤン] やあ
[ミュージシャン] やあ、元気かい?
[ナイヤン] 税に関することを調べました。現時点で源泉課税を免れる方法はないと思われます。なので、あなたが既に同意した金額の請求書にさらに20.42%を足し、120.42%の額で請求してください。そうすれば20.42%の源泉徴収税を納めたとしてももともとの金額があなたに支払われます。 [] .pdf←-これは私が話していた源泉徴収税の文書で、ページ37に書かれています。1回限りのお支払いなので、この方法で行きます。質問があれば教えてください。
[ミュージシャン] ちなみに、現在の日米租税条約により、実際には20.42ではなく20%になる可能性があると思います。
[ナイヤン] では、それで請求書を作ってください
[ミュージシャン] これは今回の私のケース以外にも出てくると思うので、調査する価値はあると思いますよ。
[ナイヤン] リンクの文書には20.42%と書かれていますが、確認しておきますね。
[ミュージシャン] 現在の日米租税条約が源泉徴収税に何らかの影響を与えているかどうかを会計士に聞いてもらえますか。彼がノーと言うのであれば、私は20.42%で請求し、20%であればその金額で請求します。

支払いが完了となる前に、Devil Engine のデベロッパーとライターが介入し、彼らがミュージシャンに対して支払いをすると主張したため、DANGENはそれに従いました。

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開DANGENがDevil Engine とFight Knightで働いたすべての翻訳者とミュージシャンたちに支払いをしたかどうかはまだ確認できていません。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

Devil Engine Ignition の作曲に関連したすべてのミュージシャンに対して、支払いがなされました。

ライターの主張:

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この記事の執筆時点で、DANGENのローカライゼーションマネージャーから、Fight Knightのドイツ語翻訳者は翻訳に対する支払いを受けていないと聞きました。 私はDANGENの翻訳を使用することはありませんが、翻訳者と連絡を取り、その正当な給与を支払おうと思います。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

多くの会社では、外部パートナーに支払いをするためには1ヶ月程度を要します。あるケースでは、四半期が必要な場合もあります。これは業界の慣例であり、DANGENがフリーランス達(パートナー)になるべく早く支払おうとする一方で、源泉徴収税あるいは居住証明に必要な書類手続きが長引く、いう問題があります。上記の例はその問題のひとつです。

下記のスクリーンショットの事例では、Fight Knight のドイツ語翻訳者は、支払いを受けるために必要な書面を未だに提出していないことについて、明白に言及しています。

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[Fight Knightドイツ語翻訳者] さて、私も声を上げる時が来ました。私は個人的に長年ベンと関わり、翻訳者およびTGSのプロモーターとしてDANGENとも関わってきました。 (私は記事で言及されている、「報酬を支払われていない」という人物ですが、それは完全に私の責任です)。
[ユーザー] なぜあなたはまだ支払われていないのですか?
[Fight Knightドイツ語翻訳者] がん治療が始まったばかりで、書類を提出できなかったからです。 それより大きな問題がいくつもありました。
(出典:Fight Knight のドイツ語翻訳者のツイッター)

2. 売り上げの機会損失

ナイヤンがDevil Engine のSteam上のセールス期間について、ゴールデンウィーク中に失念していたという点について

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

Steamのゴールデンウィークセールが終了したとき、そこにDevil Engineはありませんでした。 ナイヤンがDevil Engineに承認を求めていた期間と、サインアップが終了した後の週の間にはいつでも、5分以内でできる作業にもかからわず、Devil EngineをSteamゴールデンウィークセール中に登録することを忘れていました。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは、DANGEN側で100%ミスであったことを認めます。弊社で準備が出来ていなかったセールであり、Devil Engineのチームの、DANGENのミスに関する憤りは正当なものです。
この対応として、DANGENはゴールデンウィーク中の売り上げの機会損失分を、売り上げ予測と同等分補填することに同意し、それがDANGENで負うべき損失として示せることと願っておりました。これは業界の慣例ではなく、DANGENの誠実さ、およびその過失を修正しようとする意欲を示すものです。

下記は、この過失についてライターとベン・ジャッドとの間で交わされたメッセージです。

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

2)Devil EngineをSteamのゴールデンウィークセールに加えられなかったことに対する補償として、その損失を約60万円と計算しました。 これは、5月の日本のSteam売り上げに対する日本のSwitch版の売り上げの比率で測ることによって計算されました。 この比率は約2.5対1で、これにより596,930円となりました。わかりやすくするために、この数字を10万円未満に切り上げました。
(出典:失われた売り上げの間違いについての通知)

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2) 同意します。私たちの間違いなので、わしたちが責任をとります。
(DANGENが責任を取るという表明)

ライターは、DANGENがこの過失についてどのように対処したのかについて言及しておらず、自分たちの便益のためにDANGENの名誉を傷つけることにのみ注力していることが見て取れます。現在では、DANGENは管理プロセスを改善し、既存のデベロッパーは、DANGEN側でセールスに対して過失が全くない点を、証明することができます。

3.承認

音楽利用の誤用に関してのDANGENの返答

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

私たちの友人が、BitSummit 2019において、許可なくDevil Engine のミュージシャンの音楽を使用しているジャスティン・ファイファー氏のビデオを撮影しました。これが起こる前、また起こった後にも、その音楽の出所を述べる発言はしていません。そしてこのイベント中、Devil Engineについて口頭でも広告活動をはなされていません。 私たちはこの動画の証拠をDevil Engine のミュージシャンに送りました。Devil Engineのミュージシャンは彼の音楽に対する敬意の欠如に対し、非常に怒っていました。 「ジャスティンが訊ねてさえくれれば、曲の使用は許可していました。 なぜそうしてくれなかったのか、、、」と作曲者は言っていました。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

問題のその日、ジャスティン・ファイファーは口頭で、ライター(Devil Engine の代理人としてBitSummit 2019に参加)に対して、BitSummit のプレーパーティでのDJセッションにおいて、Devil Engineの楽曲をひとつ使いたいという意思を確認したところ、ライターより「承認する」という口頭上の許可を得ました。さらに、ライターはそのアイデアを喜び、Devil Engineのデベロッパーに見せるため、そのDJの模様を動画で撮ると伝えていました。DANGENには、ミュージシャンへの尊敬を欠くこと、またDevil Engineの楽曲を誤用する意図はまったくありませんでした。それとは逆に、そのゲームが展示されているBitSummit という場所で、ゲームと音楽とを同時にプロモーションするという意図がありました。

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

DANGENは、Devil Engineのサウンドトラック全曲を私たちの許可なしにYoutubeにアップロードしました。 再生回数が少なすぎるため、これらの動画はまだ著作権侵害として訴えていません。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

DANGENは、YouTubeにDevil Engineのサウンドトラックをアップロードしましたが、それは、任意の第三者が全てのサウンドトラックを独自にアップロードしていることを見ていたからです。それは、合法的かつ販促活動として、YouTube上の視聴者を、Devil Engineの公式サウンドトラックのページまで、誘導するという目的でした。サウンドトラックの売り上げ向上のためにそのようにしましたが、もし意図が明確ではなかったなら、という意味で謝罪をしました。Medium上の記事で、本件についてDANGENはデベロッパーの真意を初めて知ることとなり、以降そのYouTubeの動画を削除しています。

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

DANGENは、そもそもFight Knightがフィーチャーされることのなかった「DANGENの会社案内の動画」に、私たち、あるいはミュージシャンの許可なしにFight Knightの楽曲の1つを使用しました。 2019年10月8日に投稿されましたが、これは私たちが彼らとの契約を終了したと伝えた約3ヶ月後です。 DANGENは、マーケティング素材の利用に関して許可と承認が必要となる契約上の義務を無視し、ゲームの資産を自由に使用できるものとして扱っています。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

[ナイヤン] Fight Knightのデベロッパーさん、質問があります。TGS用のDANGENのトレーラーを編集しているけど、できればbutcherrr用のBGMをある部分に使いたいです。可能でしょうか。
[Fight Knightのデベロッパー] もちろん!最新版をミュージシャンから取りよせますね。
[ナイヤン] お願いします!できるだけ早い方が良いです。トレーラーの締め切りはもうすぐだから。
[Fight Knightのデベロッパー] もちろん!どうぞ。
[ナイヤン] 良いね!ありがとう。

DANGENは、Fight Knight の楽曲を2018年の9月において、会社案内の動画内で利用できるという許可を得ていました。
許可を得た後、動画の複数のバージョンでその楽曲を使用しました。
現状では、DANGENとFight Knight チームとの契約書面は法的に解除はなされておらず、Fight Knightチームからは一切、楽曲をDANGENの動画内で利用すべきではない、と忠告を受けたことはありませんでした。Mediumで初めてFight Knight チームのこの問題に対するスタンスを知ることとなり、動画内での楽曲は削除しています。
デベロッパーが一生懸命に作った音楽という資産を、誤用する意図はまったくありません。

Fight Knight への$400の弁護士費用

ライターの主張:

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ナイヤンが中国語のローカライズを追加するため、Fight Knightの契約書に関して再交渉を要求した際、元々すでにあった契約書の使用を失念し、代わりに交渉済みの事項をすべて白紙にした、DANGENのドラフト版契約書面を利用しました。Fight Knightのデベロッパーは、弁護士に元々の契約書を再精査させるために400ドルを費やしました。彼は怒りましたが、最初の弁護士がその中で多くの抜け穴を逃していたことを考慮し、それまでにあまり良くなかった状況を、契約書を最初から完全に改訂する機会に様変わりさせることが出来ました。 私は、すでに同意されていた以前の条項を修正し、Fight Knightのデベロッパーを守る新しい契約書を書きました。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは、DANGEN側での完全な過失でした。この損失についての補填について協議をしていたところデベロッパーと音信不通となり、以降の協議続行が進められずにいます。

The Kinda Funny Games のリクエスト

Fight Knight について、Kinda Funny Games での展示準備をしていたところ、Kinda Funnyから突然のリクエストとして、イベントのオープニングムービー用途として、デベロッパーとDANGENの映った動画を撮って送るように言われました。

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[ナイヤン] Fight Knight のデベロッパーさん、タイミングは非常にタイトですが、今日までに動画作成のリクエストが来てるので、今から詳細をメールします。
[Fight Knight のデベロッパー] ちょっと待って、明日にできないですか?こっちはもう夜だから、今から録画するとライトの加減がよくないんです。
[ナイヤン] 残念ながら、待てないんです。Kinda Funnyがスケジュールを決めているので。
あ、でも締め切りが彼らの金曜日だから。朝に録画して、その後僕に送れば大丈夫です。
[Fight Knight のデベロッパー] ちゃんと前もって教えてほしかったです。
[ナイヤン] わかります
[Fight Knight のデベロッパー] OKです
[ナイヤン] 急にメールが届いたんです
[Fight Knight のデベロッパー] じゃ金曜日に送りますね、それなら大丈夫ですね。
[ナイヤン] ありがとう!
(Kinda Funny Showcase からの動画作成のリクエスト)

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Fight Knight のデベロッパーさん、こんにちは
動画作成のお願いです。あなたかFight Knightのデザイナー、どちらか都合の良い方でお願いしたいです。基本的にこれは、Kinda Funny で展示しているデベロッパーのマッシュアップ動画の一部ですが、皆が同じテーマについて発言する内容となっています。
・カメラに向かって「OOOのために私はゲームを作ってます」みたいなことを言ってください。一言二言で大丈夫です。長い文章ではなくて、こういう形で編集したいので(リンク)
・それからカメラに向かって「プレイしてくれてどうもありがとうございます!」と言ってください。
・高機能のビデオ(1920x1080 30fps)で撮ってほしいですが、それは必須ではないです。iPhoneの録画でも大丈夫。動画のスペックは以下になります:

横向きで撮ってください
雑音のないようにおねがいします。屋外での録画はやめてください。
こちら側で編集できるようにセリフを二回言ってください。
照明はできるだけ明るくしてください。
質問があれば、Slackにいつでもどうぞ。
(動画についてのリクエストのメール上の詳細)

このリクエストに関しての最初のやり取りの間、ナイヤンは両サイドのチームがこのタスクに取りかかれることだけではなく、もしできるのであればやって欲しい、と提案しています。デベロッパーはそれに対して合意し、動画を期日通りに提出しました。DANGEN側でも定められたガイドラインに沿って動画を作成しました。

ただ不運なことに、これらの動画がKinda Funny によって採用されることはありませんでした。これについては、DANGENのコントロール外のことです。ゲームのマーケティングとプロモーションの不運な現実です。

任天堂に対しての管理ミスと未承認

ライターの主張:

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Fight Knightのデベロッパーについてはは、DANGENがFight Knightを任天堂にピッチしたことは初耳だった。この種のマーケティングの決断には、デベロッパーの了承が必要だ。ということは、未完成でまだチューンアップされていないビルドを、開発側のスケジュールや予定調整の都合なくして、マーケティングに何も寄与できない形でゲームが任天堂に送られたということになる。しかも、任天堂は明らかに、Fight Knightのデベロッパーから見て、一番大事にしているファーストパーティーだった。任天堂にピッチする前に、DANGENがFight Knightと話し合いをしていたなら、デベロッパーはSwitchにカスタマイズされたビルドを作ることができた。しかしこの状況では、PC版を遅らせて、かつ限定された時間で完成度の低いSwitchビルドを、ゲームの90%の進捗のバージョンで作らされた。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは完全に不正確です。日本の任天堂社のプロセスとポリシーは非公開であるため、DANGENとその詳細を明らかにすることは出来ませ。ただ自分たちにできる最大限、この機会を活かそうとしていました。最終的には、この種のプロセスでよくあるように、スケジュールと最終的な判断に関しては、完全にDANGENのコントロール外のこととなりました。ファーストパーティーとのプロセスに関する限り、これはごく普通の内容です。このケースでは、ファーストパーティーの審査用にアセット制作の時間を割くのかについては、デベロッパー側の判断でした。また、ゲームの審査がチャンスを生み出す結果につながるという保証は、ありませんでした。これらすべては、明確にデベロッパーに伝えられています。

Devil Engine:問題のあったリリース

ライターの主張:

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Devil Engineは2018年10月にPC版とSwitch版のリリース準備を完了させた。ナイヤンはデベロッパー関係の担当だが、Devil Engineのリリースは2019年の2月まで待つ必要があると主張した。ゲームをSwitch版で配信するための、サブミッションに関する書面を完成することが出来ないとの主張だった。さらにDANGEN側でマーケティングの準備が必要だとも主張した。デベロッパーは残念がったが、待つことにした。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

Steamではシンプルで迅速な審査プロセスがあるため、Devil EngineのPC版はリリース準備が整っていました。一方、他のプラットホームでのリリースには、より時間が必要で、また作業が必要なプロセスが存在します。DANGENでは通常、全プラットフォームでのリリースチャンスを最大限活かすために、すべてのバージョンで同時発売することを推奨しています。

これは、Switch版がリリースまでの審査プロセスを通過するまで、PC版のリリースを保留させるという意味となります。経験則として、DANGENでは3週間でこのプロセスを完了させるように見積もっています。Devil Engineは任天堂からプロダクトコードを11月12日に受領しています。

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Devil Engineのデベロッパー: @thetrin Nintendo サブミッションの書類の件はもう完了しましたか?
[ナイヤン]: Devil Engineにはプロダクトコードが送られたから、もう大丈夫みたいです。

プロダクトコード受領に際して、最短でのリリースは2月となっていました。Devil
EngineのデベロッパーとDANGENは、PCとSwitch版とを同時リリースすることに合意しました。Devil Engine のデベロッパーはPS4の開発キットを、プロダクションの後半に得ることとなりましたが、とは言え、PS4版の開発の遅れのためにPC版とSwitch版のリリースを遅らせないことを相互で合意しました。

Devil Engine の第三者との法的問題について

ライターの主張:

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2018年末から2019の初旬にかけて、Devil Engineのプロジェクト内で、DANGENが契約を交わしたサードパーティのパブリッシャーと法律的な問題が発生しはじめた。問題は悪化し、ナイヤンは私たちからの幾度もの援助のお願いを無視し続けた。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

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[ライター]:私はDevil Engineのデベロッパーから、彼とのやりとりについてあまり情報をもらっていないです。本当に残念に感じてます。なるべく早くDevil Engineのデベロッパーと話して、近況説明したいと思います。多分、先に任天堂 Switchの動画、それから契約問題の整理になると思います。土曜日に日本に引っ越すので、仕事などを考えると、残念ながら多分一週間か二週間ぐらい連絡できない状況になります。その間、できるだけDevil EngineのデベロッパーとDANGENのサポートはしたいのですが、多分すごく忙しくなってしまうと思います。
ナイヤン: 重要なリリースに関しては最後まで私がDevil Engineのデベロッパーのサポートをし、マーケティングやPRを行なっていきます。そうしつつ、ゆっくり他の問題を解決していきます。不法行為の証拠になるような会話が見つかると、すごく有利になると思います。
(ナイヤンがその期間中に彼らを無視していたという告発の間違いの証拠。
Discord上のライターとの会話より出典)

ライターは、第三者との法的な問題について言及していますが、大事な部分が省略されています。最初に、DANGENは、この第三者との契約書面について、DANGENが確認することなしでは契約締結をしないようにデベロッパーにお願いしていました。DANGENはその第三者との交渉を引き受けつつ、デベロッパーを法的な問題から守るため、DANGEN側こそが第三者との契約をサインするということを申し出ていました。

その直後に、DANGENは第三者から契約書のサンプルを受け取りますが、そこにはデベロッパーに対して公平でない条件が多々あると感じていました。DANGENはデベロッパーに、DANGENから承諾可能な条件を第三者に提案するまでは、サインをしないように伝えておりました。この期間中、デベロッパーはDANGENに通知することなく、第三者との契約書面にサインをする結果となりまいsた。DANGENがこの事実を知ったのはライターからです。Devil Engine のデベロッパーは、その決断についてDANGENに知らせることはありませんでした。Devil Engine は複数の問題を引き起こすこととなった契約書面にサインする結果となりました。

最終的に、第三者は、Devil Engineが未承認のゲーム用に楽曲を作成しました。それは、契約的に、法律的な見解を必要とする重い問題に発展しました。後日、デベロッパーは第三者が許可なくアセットを制作していることを確認し、またそれらが利用されていることに憤慨しました。DANGENはデベロッパーを守りたいという気持ちから、弁護士に問題を精査してもらうように提案しました。DANGENは弁護士費用として結果的に35万円を使うことになりましたが、当初は15万円を負担することに同意しました。以下のスクリーンショットで明示されているように、この点についてはデベロッパーは感謝を示しているように見受けられます。

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[ベン]: 法律相談には$2000ぐらいかかると電話で伝えると、Devil Engineのデベロッパーもそれで良いと言ったので、アメリカの弁護士に相談しました。
もしこれがあなたが考える、Devil Engineのデベロッパーの目指す方向性ではないと思うのあればストップするので、できるだけ早く知らせてください。でもこうするしかないことは明らかになってきました。
[ライター]:私の勘違いです。弁護士の報酬が決まる前に、何が必要かという説明を事前にあなたからもらえると思っていました。チームとしては弁護士に関しては問題ないです。ただ物事をできるだけ手短くまとめて、報酬を安くしたかったのです。日本の弁護士はもう調査していますか?

最終的には、協力的に歩み寄るためにすべての弁護士費用を負担することになり、またそれをリクープ対象とみなしませんでした。これは、リクープレポートに記載がなされていない点を、デベロッパー側で確認することができます。

Fight Knight に関してのスケジュール

当初、Fight Knight の全プラットフォームでの同時リリースとして提案されていたのは2018年でしたが、2019年の第二四半期のリリースという可能性もありました。

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[Fight Knightのデベロッパー] やった!良いね。
ナイヤン、Switch版、PC版、PS4版の同時発売ができるようにスケジュールを遅らせる話について考えましたが、それに反対はしませんよ。絶対に2019年の第二四半期までにはリリースしたい。2018年ならなおさら良いけど、個人的な意見としては一番良いリリースのタイミングは、他のゲームの中に埋もれない時期だと思います。

これは結果的に右往左往することになりました。DANGENはPR、マーケティング、イベントなどを計画していましたが、幾度もの開発遅延のためにすべて計画倒れとなりました。

DANGENは、開発の遅延はインディーズゲーム共通のチャレンジであり、それがデベロッパーに対しての給与の遅配や時間のコストとなる意味を理解しています。しかしインディーズのパブリッシャーとしては、これは契約書に裏付けられる財務的なリスクのひとつとなります。DANGENのデベロッパーが遅延を訴え、ゲームをより良くするために時間が必要だと言った場合は、DANGENはそれを尊重します。また、その遅延に伴ってレベニューシェアを変動させるようなことは致しません。Fight Knight のリリースは当初、2018年であったにも関わらず、ゲームはいまだにリリースされていないという点にご留意いただきたいです。

新しく遅延が生じるたびに、スケジュールと計画をリセットする必要があります。これは、頻繁に遅延のあったFlight Night の開発が、パブリッシャー側に大きな問題を引き起こした事例です。

Devil Engine のDLC

DANGENは、Devil Engine のデベロッパーがフラストレーションを感じており、最善の道を求めていることを認識したため、Devil IgnitionのDLC用に、様々なミュージシャン達を斡旋するための特別な取り組みを始めました。Devil Engine Ignition とDLCに線を引くようにDANGENが伝えられたことは、留意すべきです。ライターはDLCの作業に取り組むべきでした。

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ナイヤン: 良かった。まだDLCの最後に新しいIgnitionのトレーラーを入れるつもり?
Devil Engineのデベロッパー: ライターの生活がめちゃくちゃになったのでDLCはキャンセルになりましたよ。今はサードパーティーをやっつけるのに忙しいから。翻訳するなら今すぐにシナリオを完成しないといけないし。
ナイヤン: では計画を変更する必要がありますね。DLCはやめてIgnitionのPRだけにしますか?
Devil Engineのデベロッパー: そうだね!

DANGENはマーケティングの計画を始め、プレスリリースの準備を始めたものの、結果として、それは突然キャンセルされたと伝えられました。
DANGENはデベロッパーに責任を課することはしません。Fight Knight での開発遅延のときのように、DANGENは非難することなくその仕事を尊重し、Ignition のリリースのみに注力しました。

DANGENのセルフプロモーションに注力している件に関して

ライターの主張:

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DANGENはゲームのPRより自己PRに執着している件
インタビューの機会をデベロッパーに与えず、DANGENはその機会を自ら引き受け、記者からの質問の多くをDANGENのパブリッシングやローカライズの役割にのみ集中させるようにしている。ゲームに対する基本的なサポートは二の次になっていたので、このようなDANGENの自己PRは多くのデベロッパーの悩みの種となった。実際にDANGENが出すゲームより、DANGENは「日本で外国人スタッフばかりの小さくて、苦労しているインディーズパブリッシャー」というイメージを伝えることが最優先という風に見受けられた。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは完全に誤りです。DANGENは全てのクリエーターにイベント、またストリーミングや動画インタビューに参加するように勧めています。日本でのメジャーなゲームイベントの開催される間、DANGENのデベロッパーは自分たちのゲームを、ステージ上やTwitchでストリーミングするチャンスを複数回得ています。そのため、彼らを至るところで見かけることができます。DANGENのスタッフが彼らの代理としてゲームを展示する唯一のケースは、彼らがイベントに来られず、かつそのようなリクエストをDANGENが彼らから受けた場合になります。

DANGENは、ゲームを実際に作った人が存在する場所で、他人にスポットライトを当てるのは合理的であると考えていません。例外として、動画に映りたくないと考えるデベロッパーもいるため、そのような場合はDANGENのスタッフが変わりに登場します。

売り上げの機会損失に関する補填についての割愛

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ベンの主張の大半は、そチームの悩みを解決するために、お金を払いたいということだった。Fight Knightチームには、ナイヤンがFight Knightの弁護士が添削済みの契約書を無くし、DANGENの契約書のひな形を送ってしまったという失敗から、ベンは新たな弁護費用として$400の支払いを約束した。Devil Engineのチームには、ナイヤンがSteam上のゴールデンウィークセールスへDevil Engineの販売を失念したことで、予測売上を計算し補填金額をDANGENが支払うと約束した。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

上記のMediumで記載のある通り、ゴールデンウィークの売り上げの機会損失分を補填するため、DANGENは支払いをすることに合意しました。Medium の記事を書いたライターがそれについて合意していることに注目して頂きたいです。ここでは合意していますが、ライターの記事の前の方にあるゴールデンウィークセールに関しての箇所で、それは一切触れられていません。

さらに、小さな財政的な援助を提供する一方で、DANGENはライターに関してアルバイトを提案することで関係性を修復し、パブリッシャーとデベロッパーの間にあるフラストレーションを解決しようと希望していました。これがあったにも関わらず、ライターは「全員分の仕事」を自らが行なっており、それに対する対価がもっと必要だと主張し続け、さらにはレベニューシェアから直接、自分たちの行なっている仕事の補填をすべきだとさえ提案しました。

Fight Knight の契約破棄

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Fight Knightのデベロッパーは5月にDANGENとの契約を破棄したかったが、Devil Engineのチームに対するベン・ジャッドからの威嚇を考慮して、少なくともDevil Engineがロイヤリティーの一部をもらうまで少し待つようにしていた。Devil Engineのチームにお金が入ったことをライターが確認した際、Fight KnightのデベロッパーはDANGENに契約を破棄したと2019年7月24日にメッセージで説明した。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

DANGENは、威嚇ととれるメッセージを送ったことも、また契約書面に則る形で、法的にFight Knightとの契約終了と解釈可能な連絡を受け取ったことがないと主張します。7月23日にはデベロッパーからの一方的なSlackメッセージが届きました。これは、契約に従う関係性の終了という意味をなすものではありませんでした。さらに、DANGENは弁護士を通じて、デベロッパーの誤解を解くために彼らにアプローチをしました。事実の前後関係とその説明がなされましたが、デベロッパーからの返答はありませんでした。

代理人

上記の問題が発生する前から、ライターはすでに協業中の3つのチームの代理人となっていたことは重要な点です。それはデベロッパー側でも望んでいたことであったので、そのスキームがうまく機能するよう、DANGENはサポートをしていました。ただし、以下のスクリーンショットでは、ライターは、協業を続けるためにはこれらのチームが必要である点を強調しつつ、ある要求をしています。これらの要求の大半は、ライターがより強い権限を持ち、アルバイトで事前に約束された以上の報酬とを得られるようなものでした。DANGENとライターとの関係性が悪化し始め、ライターがDANGENのデベロッパーと協業を始め、パブリッシャーを目指すのではとDANGENが懸念を抱きはじめたのは、このタイミングでした。

注意:ライターの要求は、デベロッパーの売り上げを直接ライターに支払うよう求めることから始めましたが、これがDevil Engine のデベロッパーに対して支払いの遅延の原因となった源泉徴収税の問題を引き起こし、さらに関係性の悪化に拍車をかけることになりました。これは100%ライター側からの要求であり、DANGENのものではありません。

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チームへの支払いについて、日本と海外との間での複数回の送金手続きを避けるため、私にだけ一度送金が可能か、あなたに聞くようナイヤンに頼みました。私がようやくあなたと会話する機会を得た際、あなたはナイヤンからあなたの考えを私まで伝えるように、お願いしていたと言いました。そのような連絡をナイヤンからもらったことはありませんでした。そして私の要求の趣旨も、あなたにはちゃんと伝わっていないと感じました。ナイヤンがまたコミュニケーションの失敗を犯したと思われます。

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私のほとんどのチームは、現在の契約が終わり次第、もうDANGENとの関係を絶ちたいと言っている。できれば今にでも契約を破棄したいとさえ言っている。(DANGENの提供する)コンソールでのサポートを、自分たちのゲームを100%コントロールできる権利と引き換えにしたいそうです。
私のチームに対して、将来DANGENにゲームを託すように納得させる自信はありません。現在DANGENと契約済みの人たちと、DANGENとの関係性をうまくいかせるための私からの提案がいくつかあります。
アカウントのコントロール(Steam, Switch, Sony,など)を私かデベロッパーに渡す。そして、DANGENにアカウント管理をできる人材がなければ、私がアカウントを管理できるようにする。
DANGENのレベニューシェアを30%まで減らす。DANGENがやるべき仕事をやらなかったことでデベロッパーから信頼を失う結果となり、その補填をした私が仕事の報酬を得る。
(ライターからの要求)

この時点での大事なポイントとしては、大半のコミュニケーションが、ライターから経由する形でDevil Engine およびFight Knight となされていたという点です。そのため、DANGENとしては、ライターが主張することの全てが真実であると、信じなければなりませんでした。ライターは、この方法がコミュニケーションの問題を解決するのにベストな方法である、と保証さえしました。DANGENはそれを信じましたが、後にそれはより大きな問題に発展しました。Fight Knight のケースでは、彼らが自分たちのフラストレーションをつづったメッセージを投稿し始め、Slack からは退出し、コミュニケーションを完全にシャットダウンするまで、約6週間もの間で直接的なコミュニケーションが出来ませんでした。DANGENは100%、チームに関する情報についてはライターに頼っており、その結果には驚かされました。

注意:DANGENからもデベロッパーに対してアプローチを試みましたが、返答はありませんでした。どんな議論をも成し得る状態ではありませんでした。

ライターとの契約書

ライターの主張:

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DANGENのこの契約では、私が今までやってきた仕事とこれからやるすべての仕事、すなわち「Work Product」がDANGENの権利になるといっている。そしてWork Productから得られるすべての報酬とロイヤリティーもDANGENのもになる。そのようなものが、アメリカの著作権法に当てはまらないとしても、私の「Work Product」の権利は永久に変更不可な形でDANGENのものになる、と契約書に記載があった。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

上記で見て取れるように、Mediumの記事では、ライターは誇張し、契約内容について完全に誤解をしています。契約書は明確に、ライターがプロジェクトのために手を動かした仕事(正しい意味の"Work Product”)にのみ言及してますが、ライターはこれを「自分の行なったこと全てとこれから行うこと全ての作業」と誤った解釈をしています。契約書はそのようなことを許しませんし、またDANGENはそのような権利を持つことに関心がありません。ただ、最も重要な点は、ライターがDANGENの契約プロセスについて、一度も言及していない点です。

通例の契約プロセスでは、両サイドにとって納得のいく妥協点を見つけるために、ひな形を使い必要なフィードバックやリクエストをしながら、やり取りを続けます。DANGENとライターとの間でなされた複数回に及ぶ契約書面のやり取りの最中、DANGENは当然、ライターが納得のいく条件について交渉してくるはずだと想定していました。DANGENは常に、他方が任意の方法で契約書の修正をすることを認めているのですが、Medium上でライターが読者に対して書いた記事は、それとは真逆の内容です。

DANGENの契約書面に関しての目標は、署名者が完全な自由と柔軟性を持って、DANGENとビジネスの関係性を築けるような契約書を作成することにあります。

ライターの主張:

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「この契約はDDMAの弁護士が書いた契約であるために、契約としてはスタンダードだ」とベンは主張した。だが、「僕は非常に柔軟性がある人だ」と加えて、代わりに私なりの契約を書くように促してくれた。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

ライター自らの主張に矛盾が存在しています。一方では、DANGENは独善的な内容の契約書面を押し付けると主張し、他方では、(これが真実ですが)自ら契約書面を作成していく自由があった、と主張しています。

レポート提出の期間

ライターの主張:

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ナイヤンが急に、任天堂からのロイヤリティーレポートは16日までに来ないと言い出した。これが真実かどうかは定かではないが、ナイヤンが今までついて嘘からして、ナイヤンのその主張をDevil Engineのデベロッパーは聞き入れなかった。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

上記の例は、ライターが物事の真偽について定かでないと認めているにも関わらず、DANGENの名誉をより傷つける目的で、みだりに引用をする分かりやすい例です。
レポートの提出期間のケースでは、任天堂などのファーストパーティーは決算期間について、任意のタイミングで決定しています。(これは事実検証可能です。)
これらファーストパーティーからのレポートの各々は、パブリッシャーまで異なる時期に送られてくるため、多数のパブリッシャーは四半期ごとの支払いをする選択をしています。ライターは、6月末までの支払いを要請したので、DANGENではそのように実行しました。

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Devil Engineのデベロッパー:
前は次の締め月に無理やり私を入れたのに、なんで今になってまた締め月にこだわるのですか?
ナイヤン:
16日になると、Switchを含めて正確な数字が分かるため、支払いをすることができるからです。
Devil Engineのデベロッパー:
じゃなくて、今年に出したゲームが0から1個になるようにでしょ?一年2個でも良いところだよ。

Devil Engine のデベロッパーからのメッセージ(それはDANGENに対しての沢山の侮辱のひとつです)の前に、ライターはDevil Engine のデベロッパーのために、個人として税務書類を預かり、また「Devil Engineのデベロッパーおよびそれに関連するプロダクトを閲覧し、処理し、レベニューシェアのすべてを受領する」と要求しました。下記の書面は、法的にライターが代理人であることを示すものです。

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2019年6月30日からProtoculture Games LLCはライターにDevil Engineと関係しているプロダクトのすべてのレベニューシェアを閲覧する、処理する、そして受領ことを了承する。
(ライターとDevil Engineのデベロッパーとの契約書)

源泉徴収税

源泉徴収税は信じられないほどに複雑で、強制力の高い税金であり、租税条約の締結国、法人か個人か、また控除科目によっても変動があります。時間のかかる書面での手続きが完了していなければ、結果的に20.42%の源泉徴収税が発生します。適切に書面での手続きを完了すれば、国やビジネス形態によっては、源泉徴収税を減額することができます。

残念ながら、ライターは源泉徴収税に関する日本の法律を常に誤解していました。例えば、以下のスクリーンショットからも分かるように、日本の居住者は源泉徴収税を支払う義務が無いという、誤った主張をしていました。

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[ライター]:私はDANGENの従業員ではなく、日本の居住者のため、国内での源泉徴収税は発生しません。私は国際的な源泉徴収税免除の手続方法を知っています。納税者番号や支払いの目的などの基本情報を、受取人が一枚の申請書に記入するだけです。マネーロンダリングの疑いがある場合に書面での証拠を残すのは形式的ですが、Protocultureチーム(アメリカおよびイギリス)の場合、この申請書に記入すれば源泉徴収税はゼロになります。
[ベン]:前にも言った通り、DANGENは日本の会計士に相談しています。もし彼らがあなたの期待する内容と異なることを言う場合は、2つの異なる解釈が存在する理由を、相互に話し合う必要があります。私が心配しているのはそこだけです。
[ライター]:現在働いている学校との契約では、私が自分の税負担に関して責任を持つよう、特別に設定された内容です。つまり、会社は源泉徴収を行う必要がないため、給与が増額します。ですから、私はDANGENが源泉徴収を行う必要はなく、私からの情報さえも特に必要としないことを絶対に確信しています。
[ベン]:会計士が同じことを言うよう願っています。そうであれば何も問題ないですが、そうでないならば、どこに食い違いがあるか確認しましょう。これらが過去に障壁になったことがあると言っているだけで、今回の件がそうならないように願っています。

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(源泉税に関してのライターからのメール)

送信者:ライター
送信日: 2019年7月18日(木)11:57 AM
受信者: コーディネーター; ベン・ジャッド
タイトル:Devil Engineのロイヤリティ支払いに関する請求書

コーディネーターへ
Devil Engineのロイヤリティ支払いに関する請求書を送ります。私の口座情報は【 】の経費精算の時と同様で、請求書の下部に必要な情報を載せてあります。また、開発リーダーの【Devil Engineのデベロッパー】から、私に対して財務情報を公開すること、彼らに変わって支払いを受け取ることを承認する文書も添付しました。
ベンは、源泉徴収税に関して心配していると言っていました。私はDANGENの従業員ではなく、日本の居住者でもあるため、DANGENは私に対して源泉徴収を行う必要はありません。(既に他の日本企業ともそのような契約を結んでいるため、これが事実であることはほぼ確実です。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/shikata2019/pdf/16.pdf
ここの34ページには、日本国内の個人に対するロイヤリティの支払いについて、源泉徴収税の要件があるという規定はありません。(Devil Engineの利益を競馬の賞金と捉えない限りは…)他の規定(法律サービス、接待費、原稿料)の一部が当てはまるように見えるかもしれませんが、Devil Engineの利益や私のサービスは、税務上これらには当てはまりません。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/joyaku/annai/pdf2/ts326-5.pdf
私は、Devil Engineチームの源泉徴収税免除を申請する負担や責任を引き受けます。日本はアメリカおよびイギリスと免税の協定を結んでいるため、支払いの前にこれらの申請に記入を行えば、ロイヤリティの支払いに関する源泉徴収税の要件は免除されます。

上記のスクリーンショット内にリンクがあります。実際に、そのリンク先では源泉徴収税は必要であると記載されています。

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(DANGENの会計士からの間違いを確認したことに関するメール)

送信者: DANGENの会計士
送信日: 2019年7月22日(月)9:57 AM
受信者: コーディネーター
タイトル:Re: 【DANGEN】 Devil Engineのロイヤリティ支払いについて
コーディネーター
まだお調べしている段階ですが、少なくとも先方のおっしゃっている国内でのロイヤリティの支払について規定がないというのは間違いで、お送りいただいたPDFの34ページに国内居住者へのロイヤリティについて規定がございます。

I. 居住者へ支払う報酬/手数料
4 原稿および講演などの費用
原稿、本のイラスト、音楽作品、レコード/テープの録音、デザイン、放送への参加、講義、芸術やスポーツ、知識に関する教育/指導著作権または著作権関連の権利に対するロイヤリティ、投資コンサルティング、ドラマの脚本、ドラマ化、翻訳、通訳、校正、製本、速記、芸術作品などに関する報酬/手数料

上記のスクリーンショットでも強調されているように、DANGENとライター(代理人)の間のこの特定の取引は、源泉徴収税が適用されます。DANGENの会計士は、上記リンク先Webサイトの情報が、ライターの主張する方法には当てはまらないと確認した後、適切な方法で進めることができるまで少し待つように言いました。これは、DANGENにとって適切なアプローチでした。もしライターの主張する方法に従ったことで源泉徴収税を誤って処理した場合、厳格なペナルティーがDANGENに課せられる可能性があります。そのため、ライターではなく、日本の会計士の意見を聞き入れる決断をしました。

ただ、DANGENの会計士が日本人であったことが、源泉徴収税や国際会計に関するコミュニケーションに遅れを生じた原因となったことは認めています。これは現在では、より国際的な会計士と新たな契約を結んだことで改善されています。どの会社でもそうであるように、DANGENでは常に、プロセスを改善することを目標としています。

支払いに関する証明

ライターの主張:

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DANGENは私に支払調書を提供してくれませんでした。そして、私に見せる義務がある書類ではないと主張しました。DANGENの協力なしでは、私は税金の還付を受けるのに必要な情報を得ることができません。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは、専門用語が使われる状況で大部分がミスコミュニケーションです。ライターは、当初は源泉徴収票を求めていました。

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ベン: 支払い完了しました。金額の確認をお願いできますか?
ライター:今から銀行アカウントにログインしてみます。日本はすごく変ですね。物理的な暗号リング式のカードまで必要です。
ベン: それはまだ序の口です。UFJの場合は実際に銀行に行くより、オンラインで取引をする方が振込手数料が高くなります。
ライター:支払いを確認しました!源泉徴収票はいつもらえますか?
ベン: 請求書は会計士に送ったので、書類を今日明日中には処理してくれると思います。

その後、ライターは源泉徴収票が必要だと主張しました。

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8月28日水曜日
もちろんDevil Engineのデベロッパーは手に負えない。日本の1万ドル以上の取引に関する厳しいルールにも困っている。どの銀行に話しても、元のお金の証拠が必要と言われてしまう。そしてDANGENへの請求書では不十分と言われている。DANGENからの源泉徴収票か、こちらで作成している請求書以上の具体的なものがなければ、海外送金はどの銀行でもできないそうだ。今は3つめの銀行と話している。コーディネーターによると、源泉徴収票は私に提供できる書類ではないようなので、私の限られた時間内でできるだけのことをして、問題を解決しようとしている。

ライターが必要な書類は源泉徴収票ではなく、支払調書であることが明らかになると、DANGENはそれをライターに送付しました。

ライターは何度も支払調書を求めたと主張していますが、名称の間違いがかなりの混乱を起こしました。実際、それら2つは全く異なる書類であり、源泉徴収票は企業から給与を得ている従業員に提供されるものです。この箇所は、まさに源泉徴収税の複雑さを示しています。複雑なプロセスでしたが、DANGENは最善を尽くして進めました。

ライターは、Mediumの記事で税金に関して、他にも沢山の誤った主張をしています。例えば、

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日本語では、withholding taxは「源泉徴収」または「源泉徴収税」と呼ばれます。源泉徴収税を適切に支払うことは、受取人ではなく、「支払人」の義務です。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは誤りです。日本の法律によると、源泉徴収税は、外部の団体に支払いをする際、都度支払い金額から差し引かなくてはなりません。企業がそれとは別に源泉徴収税を支払うことはありません。(翻訳者注:「源泉徴収義務者」は企業ですが、あくまでも「支払人(企業)」が「受取人(個人)」に代わって国に納める税金です。)

事実は以下国税庁のWebサイトで確認できます。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2502.htm

Devil Engineのデベロッパーおよびライターからの辛辣な言葉の大半は、未払いから発生しています。それらの大半は、適切な支払いを受けたライターの無理解から発生しています。特にデベロッパーは、代理人からの支払い方法が唯一許可できる方法であると主張したこともあり、DANGENの銀行口座からいったん送金手続きがなされると、ライターからデベロッパーへの送金義務はDANGEN側にはありません。

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ベン・ジャッド;
これはあなたが必要と指定した書類のはずです。過払い分の返金手続が完了したら教えてください。どうもありがとう。
(支払い調書を実際に送付していることの証明)

最終的に、イレギュラーな形での代理人への支払いのため、この源泉徴収税は特有なカテゴリーに分類されました。結果、DANGENからの過払いが発生しました。DANGENがライターに対して、会計を正確に行うために過払い金を返金するように要求すると、ライターは契約書を破棄しました。これが、ライターが記事を投稿するまでにDANGENがライターと交わした最後の公式的なコミュニケーションとなりました。

侮辱
ゴールデンウィークに関して

ライターの主張:

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2019年のゴールデンウイークは、天皇陛下の御即位のため史上一番長いゴールデンウイークの一つとなりました。DANGENは約半月休んで、5月の前半は私からの連絡を一切無視しました。つまりDANGENのスタッフは彼らの日本での一番大きなPRイベントの一つであるBitSummitの準備期間となる5月に、一切連絡がつかなかったということになります。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

DANGENは、パブリッシャーとして持続可能なワークライフバランスを続けられるように奨励しており、完全み休日を取られるように配慮しています。ライターは、BitSummit までの1ヶ月DANGENのスタッフが完全に手が空いていなかったと主張しています。
これは間違いです。これは、DANGENのスタッフが休日にも働いているという証拠です。

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ナイヤン;良いと思う!明日か明後日、その呼びかけをするので、楽しみにしてますね。

上記のスクリーンショットで分かるように、BitSummit までの1ヶ月DANGENのスタッフが完全に手が空いていなかったとの主張は、完全に間違っています。ケースバイケースですが、DANGENのスタッフは時折、週末、深夜など、作業の必要の時に通常勤務外で働くことがあります。もちろん、その分スタッフには休む時間もあります。
別のケースとして、サードパーティからの返答を待っていることがあります。

ストリームに関する侮辱

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ゴールデンウイークの半月の休暇に入る前に、DANGENは彼らの2周年アニバーサリーのために、大阪を飲んで回ってゲームの話に花を咲かせりストリーミングをした。これはDANGENのデベロッパーのほぼ20人ぐらいの視聴者を得ていたのみだ。現在、YouTubeでは視聴回数が115回だ。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

アニバーサリーのストリーミング用に収録されていたシーンは、ゴールデンウィーク前に作成されていました。例えば、花見のシーンは4月6日に収録されています。
2回目のアニバーサリーのストリーミングは、ゲームをプロモーションするためのユニークなPRをするという意味で、大阪を舞台設定として採用しましたが、それができるパブリッシャーはあまり多くありません。ライターの記事の大部分において、DANGENは適切なマーケティングをしていないと卑下されており、また、注目を得ようという試みさえも侮辱されています。

有名なコンテンツクリエーターの全てが満場一致で、今の自分を作るためのスタートは簡単でなかったこと、口を揃えます。有名なコンテンツクリエイター達は、ようやく彼らの仕事が成果をあげコミュニティーが彼らをサポートし始めるまで、何年もかけながら認められる人物となり得ました。ライターの主張を訂正すると、DANGENの2回目のアニバーサリーは、合計で200名以上のリアルタイム視聴者がTwitch上におり、またそれに加えTwitterを通してDANGENのPeriscope上で、合計で3,673の視聴者が存在しました。動画は常にDANGENの公式YouTubeチャンネルに存在しており、いつでもご覧いただくことができます。

2019年の初期、DANGENはストリーミングとコンテンツ制作を自らの手で始める決断をし、できるだけストリーミングの世界へタイトルを広める活動をしています。

DANGENは今日、複数のプラットホームを通して、Twitch, Mixer, YouTube, Facebook またPeriscope などの多岐にわたる視聴者にリーチをしています。DANGENの目標は常に、デベロッパーたちが精魂込めて生み出したタイトルをファンに届けることにあります。

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(視聴者数の表明)

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チャド・ポーターがDANGENのスタッフになった後、DANGENは一週間に6時間ぐらい、メンバーがソファに座ってゲームをするストリーミングを開始した。自社がパブリッシュするゲームで遊んでいたが、時々、全然関係のないゲームもやっていた。大阪の夜の街を楽しんで、飲んでいるストリームもあった。こういうストリーミングは基本的に視聴回数一桁だ。
(出典:ライターのMedium 上の記事)

ライターは、自らの利益を追求するために、色々な方法でDANGENのストリーミングを侮辱しています。DANGENは、パブリッシャーは、PRとマーケティングを強化すべく色々なことに挑戦すべきである、と信じています。ストリーミングは、他のストリーマー達とのコミュニケーションの窓口を作り、新しいコンテンツを作るアイデアを練り上げることに役立っています。ライターは記事内でさらに、DANGENのストリーミングプロデューサーを馬鹿にしていますが、それは、そのプロデューサーがDANGENに入社する前に制作された動画に狙いを定めたものです。これはかなりアンフェアであり、DANGENは彼が懸命に働き、数多くの仕事をこなしていることを主張したいと思います。ストリーミングは、DANGENが行うPRやマーケティングを強化する方法のうちの1つで、そのストリーミングに参加することを楽しむデベロッパーもいます。DANGENのYouTubeチャンネルで事実検証が可能です。

隠された動機

この投稿の最初に明記されていたように、半年以上前に、DANGENはライターの隠された自分たちでパブリッシングをしたいと動機に気づきました。ライターは、DANGENからどのようにタイトルを「入手したい」のか詳細をメールし、軽く、起こりうる公共での炎上の可能性を引き合いに脅迫を試みました。

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ライターより:
8月28日水曜日
私は、かねてより小さなパブリッシャーをスタートするという考えを構想していました。
DANGENのような大きな会社には合わない、より小さな規模のゲームがターゲットでした。
Fight KnightやDevil Engineに関わる仕事が終わったら、挑戦してみようと考えていました。 3月に日本で自分のビジネスを始めることを検討していると言っていたのはそのためです。
実際、任天堂からSwitchのパブリッシャーアカウントが承認されるという幸運に恵まれましたが、自分のビジネスを始める前に、既にDANGENで契約した全てのプロジェクトを完了したかったのです。物事を今あるがままに見ると、Devil EngineおよびFight Knightプロジェクトでの私の仕事を「解決」するためには、このひどいビジネス上の関係性を解決する必要があります。
(出典:ライターからのSlackメッセージ)

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この時点での代替案は、DANGENにとってあまり有利ではなさそうでした。 IgnitionはDANGENと正式に契約しておらず、Devil Engineのデベロッパーは他のパブリッシャーからオファーを受けていました。 Fight Knightは常にDANGENなしでSteamに公開する権利を持っていましたし、[Fight Knight のデベロッパー]はコンソール版をあきらめようとしていました。 法的な争いは悲惨で、DANGENへの損害も壊滅的になります。また、そのような状況では、世論はほとんどデベロッパーの味方をします。DANGENは [Fight Knight のデベロッパーまたはDevil Engineのデベロッパー]のいずれかからも損害賠償をとることは不可能に見えました。なぜなら、どちらも資金や財産を持たず、むしろ(損害賠償を払うくらいなら)自己破産さえ厭わない勢いであったからです。DANGENに、デベロッパーに協力を強要する手段はありませんでした。 信頼がなくなった今、DANGENがDevil EngineやFight Knightのパブリッシャーであり続ける方法はないと思われます。

皆ができるだけ満足する形の結末の方が良いと、私も思っています。
(ライターからの続けてのSlackメッセージ)

自分たちの脅迫に拍車をかけ、ライターはDANGENメンバーの狙い撃ちし、DANGENのすべてのメンバーが ”インディーズデベロッパーとSexual Predator(※原文で、精神的、立場的に弱い女性に対してみだらな行為を強要する、の意味)”であるという誤った文章を投稿しました。この声明は、戦略的として大々的に見出しとされ、DANGENのメンバーすべてに悪意を訴えています。

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免責条項
CEOの ベン・ジャッドとDANGENの私の体験を皆様に共有し、忠告出来ればと思いこの投稿を書いています。私の意見では、ベン・ジャッドとDANGEN Entertainmentはインディーズゲームデベロッパーと若い女性をターゲットにするSexual Predator(※原文で、精神的、立場的に弱い女性に対してみだらな行為を強要する、の意味)公開した忠告や、彼らがやってきたことを皆様に伝えないと、私の良心が納得しません。
(非難中傷と議論を続けようとしているDANGENを落胆させる)

Devil Engine のデベロッパーからの中傷

時折、Devil Engine のデベロッパーは、聞くに耐えない罵詈雑言をDANGENに向けて発しています。DANGENは、彼らがDANGENの犯した間違いに対して不満があることは理解していましたが、先述のように、パブリッシャーとデベロッパーの関係性には多くの困難が伴っています。辛辣な批判に耐えながら、DANGENは最善の努力を続けてきました。先に説明をした通り、パブリッシャーが従来しないようなコストの補填をし関係改善を図りましたが、それは役立たずでした。

以下は、Devil Engine のデベロッパーがDANGENに発した辛辣な言葉の例です。DANGENはパートナーを尊重しているため、同じような調子でDANGENが言い返すことはありません。

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Devil Engineのデベロッパー:
一人の女性がお前ら5人分の仕事をやっているのに、支払いもしてあげてないみたいだね。君らは40%のシェアには値しないよ。そしてベン、メンツを保つためにライターにPMを書いているなら、もうやめとけ。誰も読んでいないから。
(公共の場での中傷)

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ライター:
Devil Engineのデベロッパーさん、Protocultureアカウントからあいつらを公開処刑してください!
Devil Engineのデベロッパー:
未発表なもので公開処刑はできないです。けど、発表翌日なら全然行けますよ。
(公共の場での中傷を支持)

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Devil Engineのデベロッパー: お前らのほとんどは死ぬより生きていた方が価値があるからな、今はな、、、
(脅迫的な言葉)

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Devil Engineのデベロッパー: 彼とのやりとりを絶ってコンソールに出すか、あいつらのようなカスで裏切者じゃない人のところへに持っていこう
(不適切な表現)

Devil Engine のデベロッパーが他のデベロッパーを中傷

Discord, Slack, またオフラインイベントを通じて、DANGENはデベロッパー同士で交流を図り、アイデア、情報を自由に交換することで、お互いに強固な関係性が築けるように奨励しています。Devil Engineのデベロッパーは、DANGENに対する攻撃は他のデベロッパーを救済するためだと主張していますが、DANGENのパートナーである他のデベロッパーに対しても、公共の場で中傷しています。このような言動を見るのは常に残念なことで、DANGENはデベロッパー同士の絆が将来、より強くなるように願っています。

不適切な言動からデベロッパーを守るために、DANGENは彼らの情報を保護したいと思っています。

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ユーザー:
Devil Engineのデベロッパーさん!本当に残念なのは、DANGENの他のゲームを楽しみにしいてたことだよ。
Devil Engineのデベロッパー:
それなら面白い話があるよ。「DANGENの他のデベロッパー」がゲームを完成させようとしないから、非公式にあのゲーム開発はストップ状態になってる。
つまり彼は怠け者だからこの事件を回避しているのさ。
(Devil EngineのデベロッパーがDANGENのデベロッパーを中傷)

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ユーザー:ちょっと待って、「DANGENの他のデベロッパー」も知ってるの?
Devil Engineのデベロッパー:彼はずっと自殺する恐れがあるから監視されているので、あえて言っていない。自殺してほしくないからね。DANGENのスタッフの一人は基本的に彼のセラピストとして毎月お金をもらっているよ。
(Devil Engineの別のデベロッパーが、また別のDANGENのデベロッパーは中傷)

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ライター:「DANGENの他のデベロッパー」が嘘つきということは私の勘違いではない。前からずっと続いているし、チームの他のメンバーもそう認識している。彼の脳みそを崩壊させる病気がある。それを理解しようとしたけど、彼みたいな不安定な人と仕事をする時間がないんです。
(ライターがDANGENのデベロッパーを中傷)

Devil Engine の主張は誤ったものであり、デベロッパーに対して非常に有害なものです。

DANGEN の他のデベロッパーのタイトルリリースについて、Devil Engine のデベロッパーが妨害

Fight Knight のデベロッパーが突然にSlack から退出した後、まだライターを代理人として使っていた、3番目のデベロッパーが存在していました。ある日、その3番目のデベロッパーはライターとの契約の終了を表明し、それに従ってライターがSlackチャネルから省かれました。ライターはこのデベロッパーを自らのレーベルに引っ張ろうとしていましたが、そのデベロッパーはDANGENとの協業を選びDANGENを通してのゲームリリースをするように決断しました。DANGENは、このリリースは成功であったと感じています。
この3番目のデベロッパーのゲームがリリースされて直ぐに、Devil Engineのデベロッパーが長演説をツイート始めたことは見逃せません。複数の投稿が、Twitter, Steam, Reddit, 4chan およびResetera に現れ、自分たちはまったく支払いを受けておらず、3番目のデベロッパーにいかなる売り上げも行かないと主張していました。この記事で先に証明されたように、これは誤りです。DANGENは実際にデベロッパーへ支払いをしています。

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Devil Engineのデベロッパー;
今日リリースされたある虫系のゲームは買わない方が良いよ。デベロッパーはそのゲームの売上をもらっていないからね。
(Devil Engineのデベロッパーが、DANGENの他のゲームを買わないように奨励)

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法律の問題で残念ながら、Ignitionのリリースは延期となった。できるだけ早く完成されたものをリリースするつもりだ。
(大文字がDANGEN ROBBED USになっている(DANGENが私たちのお金を盗んだ))

これらの攻撃の後、Medium へ記事が作成されました。

DANGENと新しいゲームへの攻撃をしながら、Devil EngineのデベロッパーはDiscordの別の場所でさらに攻撃をしかける計画を続けていました。また、彼らはDANGENから身を引くよう、DANGENの他のデベロッパーにアプローチをしていました。

この時点まで、これらのデベロッパーに対して以下を提供していました。
開発キット、イベントサポート、レーティング審査、ローカライズ、パートナー斡旋、サブミッション、ポーティング等々。これらのひとつひとつがコストのかかるものですが、デベロッパーがDANGENとゲームをリリースするという前提のもとに、すべてを提供しました。何よりも、デベロッパーはいかなる問題についてもDANGENと協議をすること、および最善の方法を模索する協力を惜しまないことを希望していました。

デベロッパーは、ゲームを買わないよう人々に促し、他の人と一緒になりDANGENについての誹謗中傷を広め、DANGENとゲームとを妨害するためにDANGENのゲームの海賊版をネットにあげました。以下がその証拠です。

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ツイート内容:二つの小さなインディーズのプロジェクトはDANGENによってパブリッシングされたが、DANGENは彼らに3ヶ月以上連絡していない。$100,000ドル以上のロイヤリティーも支払っていない。他のデベロッパーもそうなりそうだったが、彼らは早い段階から抜けた。
Devil Engineのデベロッパー:
いや、僕に直接リンクしないで。そうそう、そんな感じに。

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ユーザー:早く彼らがキャンセルされると良いね
Devil Engineのデベロッパー:その上に彼らは不正な在留ビサ詐欺をやっている。日本の政府にはちゃんとした税金を払っていないし、デベロッパーからロイヤリティーも盗もうとしているよ。

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Devil Engineのデベロッパー: DANGENに対するネガティブな批判がいっぱいになったら、権利を取り戻すのは簡単なはずだよ。
ユーザー:DANGENは法的な支払いで困ってるから人を黙らせてるの?
ユーザー:メッセージをいくつか消すだけの話だよ。
Devil Engineのデベロッパー:一番大きな可能性は、誰もがもうDANGENから身を引くことだよ。

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ユーザー:sidalphaに話した方が良いね。100kのサブスクライバーはこういう内容のビデオが多いよね。
ユーザー:ゲームライターが汚職なわけがない。ゲーマー達の見方だよ!
ユーザー:慎重に動いて損はないよ!
Devil Engineのデベロッパー: ちゃんとしたゲームライターがつくまでにはYoutuberには話さないと思う。
ユーザー:これを使おう!(Discordメッセージを消すツール)
ユーザー:あのツールはまぁまぁ、容量によっては遅くなるかもよ
ユーザー:自分を守るために、
ユーザー:5分前に書いたことのためにサーバーのすべてのヒストリーを消すの?

Devil Engine のデベロッパーが海賊版を推奨

誹謗中傷に合わせて、DANGENを倒産させ汚名を着せようと試み、また他のデベロッパーへの中傷をしながら、Devil Engineのデベロッパーは、どのみちゲームの売上はDANGENからもらえないのなら、そのゲームの海賊版をダウンロードしろと宣言しています。デベロッパーにお金が支払われないということは嘘だと証明済みです。DANGENは、海賊版をいかなる状況においても、見逃すことはありません。これについて特に失望をしたのは、デベロッパーの主張が支払いの問題に根ざしている一方で、自分たちのゲームおよび他のデベロッパーのゲームの両方について、その売り上げを自ら潰していることです。Devil Engineのデベロッパーは、自分たちのゲームをTorrentで公開していると公に認めるまでになりました。ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

ユーザー:DANGENに騙されたデベロッパーのゲームの海賊版をだして、そこで得たお金をデベロッパー達に直接寄付したらいいと思う?本当にプレイしたくてサポートしたいゲームがいくつかあるけど、どうすれば良いかわからない
Devil Engineのデベロッパー: 数ヶ月前からプライベートな会話で人にDevil Engineの海賊版をダウンロードしろと言ってきた。他のゲームは好きにすればいいよ。

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ユーザー:事実が公開された後、ほかのDANGENのデベロッパーがお金を得る方法はある?
Devil Engineのデベロッパー: DANGENが潰れば、彼らには権利が戻るね。
ユーザー:そうね、一回こういう発言もあったね
(人種差別用語)
ユーザー:人にゲームを買わせないために、あまりできることはないみたいだね。
Devil Engineのデベロッパー: それか、DANGENに対するネガティブな批判がいっぱいになったら、権利を取り戻すのは簡単なのかな?どっちでもいいけど。

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ユーザー:Devil Engineのデベロッパーが嘘を言っているわけがない。
ここで嘘を言って何になるの?
Devil Engineのデベロッパー:人に「僕のゲームの海賊版をダウンロードして」という嘘を言うわけがない
ユーザー:それはそうだ。
Devil Engineのデベロッパー:それで僕がどう得する?

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ユーザー:あなたをサポートするための一番良い方法は何?どこからゲームを買えばいい?
Devil Engineのデベロッパー: 今はこのゲームと関係しているものは何も買わない方が良いです。DANGENは僕がもらうはずのすべてのお金を盗んでます。ここでは名前を出さない方が良いようなトレントサイトには最新版のシードのあるTorrentに載ってます。
事件を解決してからDLCを出すつもりだから、(ここでも買えるようになるから)ちょっと待って下さい。

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Devil Engineのデベロッパー: Devil Engineの海賊版はダウンロードしても大丈夫です。
ユーザー:良いものは全部招待専用だね。
Devil Engineのデベロッパー: 僕も実際、Torrentでファイルを公開している。

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ユーザー:ちょっと、Devil Engineのデベロッパー、DANGENが意地悪だからDevil Engineの海賊版はダウンロードしても良いの?
Devil Engineのデベロッパー: だいぶ前から良いよ
ユーザー:そうなんだ。へー!

以上の証拠をで解明されるのは、この集団は、自分たちの思い通りにならない時に、相手を誹謗中傷し、攻撃し、他のデベロッパーを非難し、完全に人を潰そうとし、さらに自分の売り上げまで無くそうとしています。これは、合理的ではありません。

ベン・ジャッド に関する個人的な告発内容への反論

ベン・ジャッドとライターに個人的な付き合いは一切無く、ビジネス上の関係しかありません。これらの告発は全て虚偽の内容です。ライターは、ベンがSexual Predator (※原文で、精神的、立場的に弱い女性に対してみだらな行為を強要する、の意味)であると非難するツイートをリンクさせて、Mediumの記事を始めています。このツイートは、6年前に双方の合意のもとで交際した、ベンの元恋人によって投稿されたものです。ベン・ジャッドとライターの関係性と、このツイートの内容には全く関連が無いにも関わらず、ライターは記事の冒頭にこれを貼り付けることで、ベン・ジャッドに対する悪いイメージを、読者に植え付けようという意図が見えます。

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ベン・ジャッドとの初めてのミーティングはナイトクラブで行われた
(出典:ライターのMedium 上の記事)

他にも誤解を招く表現があります。ライターが書いた見出しのひとつに「ベン・ジャッドとの初めてのミーティングはナイトクラブで行われた」というものがありました。ここでも、特定の言葉をあえて使うことで、DJイベント会場で開催されたゲーム音楽関連のイベントについて、ネガティブな印象を与えるよう操作する試みが見られます。以下は、イベントの参加に際してベンがライターから受け取ったオリジナルのメッセージです。

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ライター:3月2日は都合が良いです。土曜日と日曜日は仕事が休みです!ナイヤンが言っていた、Devil EngineのDJパーティーにちょうど参加しようと思っていたので、【その人】に対して、私と【Devil Engineの開発者】の感謝を伝えてください。ジャスティン・ファイファーも参加するとのことで、彼にも会ってみたいと思っていました。
何時に何駅で待ち合わせしましょうか?私は【地名】の近くに住んでいます。Devil Engineのパーティーがどこで、何時に始まるのかまだ知りません。
レベニューシェアのアイディアがそう悪くはないと聞いてほっとしました。あなたのアドバイスにはいつも感謝しています。会えるのを楽しみにしています!

ビジネスに関する議論は一切行われず、ベン・ジャッドが若い女性をいかがわしいナイトクラブに誘い込むための策略だったという指摘は完全に的外れです。プロジェクトに関して議論する計画で、ライターとベン・ジャッドはコーヒーミーティングを行いましたが、ライターがミーティングに遅刻したため、そのDJイベントが始まる前に先んじて、じっくりとビジネスの話をする時間が確保できませんでした。

完全にプロフェッショナルな、ビジネス上の関係であり、それ以上のものではありません。記事が公開されるまでの数ヶ月間、ライターは体調面でいくつもの問題を抱えており、ベンは常に誠実に心配していました。このミーティングは、純粋にビジネスに関するものであり、プロフェッショナリズム以外の何物でもありません。

ライターは、印象操作を意図する言葉遣いを用いて、更に3つの告発をしました。

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ベン・ジャッドは、プライベートで私に連絡をし続け、よくNDAを破った
(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは、ベン・ジャッドが不快なメッセージを送ったり、連絡をしたりしたと示唆しています。約半年に及ぶ双方のやり取りの中で、そういう類のメッセージを持ちかけたり、要求したり、あるいは暗にほのめかしたことは一度もありませんでした。これらは、ビジネス上の議論が必要な時に発生した、普通のビジネスコミュニケーションに過ぎません。逆に、ライターがスケジュール変更を頼んだり、遅刻をしたり、体調不良を訴えたりするたびに、以下のスクリーンショットに示すように、ベン・ジャッドは柔軟に対応しました。

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ライター:詳細を送るのに時間がかかってすみません。急性気管支炎で入院してます。日曜日から体調が急に悪くなりました。来週末のミーティングまでには治ると思いますが、【この件】については当初の予定ほど進められませんでした。
ベン:そうなんだ。大丈夫ですよ。できる時に進めればいい。働きすぎないよう、是非ゆっくり休んでください。急ぐ必要はないです。

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ベン・ジャッドは私にBitSummit に来るように強く要求しました
(出典:ライターのMedium 上の記事)

この言い回しは、意図的に誤解を招くように書かれています。以下の会話からも分かるように、要求は一切されていません。ベン・ジャッドは逆に、ライターがこの素晴らしいイベントに参加できるように、あらゆる費用の負担を申し出ています。以下は、その会話の全容です。

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ライター:こんにちは、ベン。BitSummitには恐らく行けそうもないので、お知らせしようと思いました。気管支炎が原因で、この数ヶ月間でほぼ4週間も仕事を休むはめになりました。そして、BitSummitに参加するためには$500ほどコストがかかりそうです。少なくともTGSではお話しできたらいいですね。
ベン:アップデートありがとう。BitSummitの件は、仕事の休みが取れないの?それともコストの問題?
ライター:コストです。仕事は休めますが、土曜日と日曜日のためだけに新幹線の$300と、土曜日のホテル代は今は少し厳しいです。
ベン:あなたはBitSummitに参加する必要があると思う。DANGENが展示する多くのゲームにおいて、あなたの役割が大きいので、DANGENチームにとって不可欠なメンバーです。私たちがコストを負担すれば、時間は作れそうですか?
ライター:あぁ、もちろん、光栄です。本当にありがとうございます。前にも言ったように、土曜日と日曜日はいつも休みです。休日は「買う」ことができます。複雑ですが…休んだ分の給料がもらえないことに加え、1レッスンにつき500円を支払えば(つまり1日約4000円)、いつでも好きな時に追加の休日がもらえます。
大阪や京都の他のイベントにも参加するため、更に休みを取った方が良いですか?それとも、BitSummitの土曜日と日曜日だけで大丈夫ですか?
あなたがコストを負担したいと言ってくれるなら、できるだけこの旅を有意義なものにしたいと思います。私が関わる3つのゲームで当日参加できるのは私だけなので、ベストを尽くします。
ベン:理想としては、金曜日から日曜日の3日間です。
ライター:了解です。では金曜日は休みます。経費精算のためには領収証が必要ですか?
あと、これについて電話で話す時間はありますか?明日の17時半までは仕事がありません。
ベン:それが良いですね。是非話しましょう。明日の13時か14時はどうですか?
Airbnb代と新幹線代を含んだ請求書と、あなたの日本の銀行口座情報を送ってくれますか?経済的に厳しい状況だと理解しているので、事前にお金を受け取れるようにしてあげたいと思っています。
ライター:わかりました!新幹線チケットの購入はまだ完了していませんが、すぐに請求書を送ります。ありがとう!
ベン:ありがとう!チケットの料金はいつも同じだと思います。休日取得にかかった全ての費用も含めてくれると助かります!

「必要(need)」という言葉がそのように受け取られる可能性があることを除けば、要求は一切されていません。非常にプロフェッショナルな口調で、これが素晴らしい機会であることを伝えており、ライターは明確に、このチャンスに対して喜びの感情をはっきりと示しています。さらには、契約上の義務ではないにも関わらず、ベンは旅費、宿泊費、そして仕事を休むために発生する費用までも負担することに同意しました。

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ベン・ジャッドは私に彼と直接会うことを強要しようとした
(出典:ライターのMedium 上の記事)

ライターの思わせぶりな見出しには「強要(force)」という言葉が使われていますが、以下のやりとりの中に、そのような証拠は一切ありません。

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ライター:契約書について少し混乱しています。直接会うにしても、電話でミーティングするにしても、事前に契約書をもらっておいた方が、私の考えをまとめる時間ができ、無駄なやりとりを減らせると思います。曖昧な箇所についてあなたへの確認なしに、勇み足で結論を急ぐような人物であるという印象を、あなたに与えたとは思っていないのですが。
少なくとも電話ミーティングで話すべきというのには賛成します。ただ、私は現在病気で、声も出ないので、契約書も見ないまま仕事を急ぐのは合理的では無いと思います。不信感を表明したり、物事を敵対的に始めようとしている訳では一切ありません。ただ、都合の悪いタイミングで私が病気になってしまった現実と、契約書の交渉を対面か電話に制限することで生じる、スケジュールの遅れについて話しているだけです。
問題を迅速に処理するためには、契約書をメールで送って欲しいこと、お互いに契約内容に納得したことが確認できるまでは、報酬や作業も延期して欲しいことを提案しました。ただ、あなたがこれでは進めづらいということであれば、私が会話できる状態になるまで待ちたいというのは理解できます。しかしながら、契約書を見たこともない状態で、仕事をしたり報酬をもらったりするのは、私が落ち着かないというのは分かって頂けると思います。信頼がどうというよりは、単純に私の用心深さの問題です。
ベン:はい、可能です。まず会話をしたいと言ったのは、弁護士に依頼をする前に、こちらの提案内容のいくつかについて、あなたにとっても納得のいくものかどうかを確認したいからです。確認点についてリストアップしたものを渡すことはできますが、きちんと内容の説明をしないと、誤解されてしまう恐れがあるため心配しています。そして、私の頭の中にあるいくつかの考えを正しく文章化するためにも、まずはあなたと話し合いたいと思っています。数日間待って、あなたの調子を確認してみるのはどうですか?急いでいる訳ではなく、あなたと協力して進めたいだけです。ちなみに、火曜日の13:15から14:00なら大丈夫そうです。その時間を毎週の電話会議として設定しても大丈夫ですか?

これに関しては、契約を結ぼうとしている人物との、対面でのミーティングを提案した、というのが真実です。実際、ライターが喉に不調を訴えていたため、ベンからは数日待つことも提案されています。ベンは、契約書の最終書面作成に関する弁護士費用を投じる前に、基本的な契約内容を詳細に議論するためには、対面で打ち合わせをするのが最も効率的な方法だと考えました。

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

上の階に着くやいなや、ベンは私のスーツケースをオフィスに置かせ、オフィスビルから遠いカフェへ私を誘いました。DANGENスタッフに会話を聞かれない場所へ行きたいと言っていました。(出典:ライターのMedium 上の記事)

これは、ライターがMediumの記事で、作り上げたストーリーを広めるために使った、演出とも言える事例です。ミーティングを行ったカフェは、住友ビルのにあるSeattle’s Bestですが、それはDANGENの淀屋橋オフィスから徒歩2分の距離にあります。過大解釈しても、とても「遠い」とは言えないでしょう。

DANGENはオープンプランのオフィスであり、他のスタッフの作業の妨げにならないよう、ミーティングの際にはこの公共の場所をよく使用しています。

ベン・ジャッド の告発者とライターのコラボレーション

ライターの主張:

ゲームパブリッシャDANGENへの告発対して同社からの反論記事が公開

このツイートは2019年8月28日に投稿されました。【ベンの告発者】のことは認識していて、古くからのベンの知り合いだと分かっていたため、その人のクレームの信憑性は高いと考えました。私もベン・ジャッドとの関わりの中で同じような悪印象を持っていたので、プライベートでコンタクトを取り合いました。私たちはすぐに、お互いが同じような体験をしたことを理解しました。(私はベン・ジャッドと恋愛や性的な関係を持ったことがないことは明確にしておきたいと思います。私はベン・ジャッドとの連絡を、できるだけプロフェッショナルかつビジネスライクに行っていました。)【ベンの告発者】は、ベンがいまだに若い女性を獲物にしていると知って、驚愕していました。これに触発された彼女は、過去を遡り、ベン・ジャッドとの関係が始まった頃のメールを探し始めました。(出典:ライターのMedium 上の記事)

上記の証拠が示すように、ライターは情報を得る目的で、ベン・ジャッドの告発者に密かに連絡を取りました。ライターは、ベンだけでなくDANGEN全体の名誉を毀損することを企て、個人的な告発をビジネスに結び付けています。

もしベンとライターのやりとりを公式な証拠として示す必要が出て来た場合、ベンは、オンラインでの自身のコミュニケーションは、完全にプロフェッショナルであったことを証明できると確信しています。

ベン・ジャッドに関するTwitter上での告発

注意:以下はベン・ジャッドによる個人的な声明です。

ここからは非常に個人的な内容のため、一人称でお話したいと思います。

数ヶ月前、私が約1年間お付き合いしていた元恋人が、私のことを人種差別主義者、女性差別主義者、Sexual Predator(※原文で、精神的、立場的に弱い女性に対してみだらな行為を強要する、の意味)であると非難しました。

私を知っている人、一緒に仕事をしている人、共に時間を過ごしている人たちは皆、私に関するこのような人物描写は間違いであると理解してくれています。

それは、2人の大人がお互いに合意した上での交際でした。非常にプライベートを大事にする人間であり、Twitterのアカウントも持たず、ソーシャルメディア上から個人的なものをほぼ遠ざけています。自分がかつて愛した人が、なぜこのようなことをするのか理解できず、この数ヶ月は信じられないほど悲痛な日々を過ごしました。

その人はかつて、私たちがまだ付き合っていた頃、おぞましい公の辱めやオンラインハラスメント運動の犠牲になったことがあります。そのような痛みを経験しながら、なぜ同じ経験を他の人にもさせようとするのか、理解ができません。

その人は、私が若い女性を誘惑する目的で、ネットワーキングイベントやパーティーを行っているという告発をしていますが、これは真実とはかけ離れています。私は、西日本のゲーム好きな人や、ゲーム業界で働く人々のために、ゲームの交流会をスタートしました。これを始めてから10年になりますが、そこで出会ってお付き合いをすることになった女性はたった1人であり、それはこの元恋人である告発者その人です。一方で、本来の目的である、多くの人々がゲーム業界に足を踏み入れる手伝いを、見返りを求めることなく続けています。

この種の告発の最も難しい部分は、それについて会話をしたり、私の言い分を伝える方法が無いことです。この文章は、私がこれまでの人生で書いてきた中で、一番難しい内容かも知れません。現時点で、更なる非難を浴びることなく、私の言い分を主張するベストな方法はまだ見つかっていません。

私は完璧な人間ではありません。スマートな終わり方が出来なかった関係性と同様に、たとえ自分自身が誇りに思えないことであっても、自らの起こした行動に対しては絶対の責任を負います。しかし、自分についてのいわれなき非難を見過ごす訳にはいきません。また、懸命に仕事に励んでいる私のチームのスタッフたちが、単に会社の関係者だからというだけで、不当な非難を受けていることに我慢ができません。

私がまだこの元恋人と交際をしていた頃に、一緒に多くの時間を過ごした重要な人物が何人かいます。彼らは私たちの関係性がどれほど複雑であったか、正確に証言できると確信しています。私の人格について複数の人から断続的に攻撃を受けているため、本件で懸念を抱かせてしまったデベロッパーや、双方の言い分を報道して下さるメディアの方々には、これらの人物をご紹介したいと思っています。ただし、公の辱めやオンラインハラスメントの恐れがあるため、彼らは現時点で、匿名のままでいることを希望してます。

本件に関しては、名誉毀損での訴訟も辞さないと考えています。

これ以上私のプライベートを侵害することなく、この問題が解決できることを切に願っています。