【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」

 イベント取材 
  公開日時 

 著者:篭谷千穂 

東京ゲームショウ2018のインディーゲームコーナーに、ゲーム開発ユニット「Sleeping Museum(森のゲーム開発室)」が手掛けるスマートフォン向けディフェンスゲーム「テラセネ」が試遊出展されていました。

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以前より同チームは、やばいクマから少女を逃がすアクションゲーム「森でクマさんテラヤバス」、やばいクマがマンタで空を飛ぶアクションゲーム「クマンタ 怒りのサーモン奪還作戦」、やばいクマが魔法のスタンプで戦うアクションRPG「クマVSクマから始まる生物図鑑」など、やばいクマが登場するかわいらしくもユーモラスなタイトルをリリースしてきましたが、この「テラセネ」はそれら既存タイトルとはガラっと雰囲気が変わり、静かな世界観と切ないストーリーが楽しめるタイトルとなっています。

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」本作の内容は、プレイヤーが太陽となり、太陽光を浴びると灰になって死んでしまう少女の夜歩きを空から見守りながら、彼女を連れ去ろうと寄ってくる悪魔達を太陽光で焼き尽くし守るというもの。絶対に太陽光を浴びてはいけない少女をひたすら守り続ける太陽…この相反するキャラクター設定からもう切ない!

少女はなぜ命の危険を冒してまで夜歩きするのか?彼女はどこへ向かうのか?彼女と太陽との関係は?触れられないにも関わらずなぜ太陽は彼女を守るのか?冒頭から設定やストーリーに興味が湧いてきますが、それはステージをクリアするごとに徐々に明らかになっていきます。

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」
具体的なプレイ方法は、画面上にいる太陽から伸びる光の進む方向を操作し、少女の左右から寄ってくる悪魔に上手く光を当てて撃退するというもの。

光は時計回り/反時計回りに自動で回転し、画面をタップし続けている間だけ回転方向が逆になります。ただし回転スピードは常に一定で、それを変えることはできません。
また悪魔はちょっと光を当てた程度ではすぐに消えてはくれず、強力な悪魔であればあるほど長時間光を当てないと体力ゲージを削れません。

いかに悪魔の出現ポイントを見極めて素早く判断し、かつ少女にできる限り光を当てないようにする臨機応変で繊細な操作が求められます。

もし少女に長時間光を当ててしまうと…

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」
あああああああああーーーー!!

少女が死んでしまいました…。こうなるとまたリプレイしなければなりません。

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」
少女は常に日傘をさしているので、この日傘があるときは光を当てても大丈夫です。
悪魔が来ると日傘を落としてしまうので、とにかく悪魔が彼女に接近する前に撃退するのが本作のコツです。

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」
このように、うまく光の位置を保持して悪魔に”だけ”に光を当てていきます。同じ場所に光を保持するにはとにかく画面を連打!まるでファミコン全盛期時代の名人技のようです。

【東京ゲームショウ2018】太陽光を浴びると死んでしまう少女を「太陽」になって守る切ないスマホ向けディフェンスゲーム「テラセネ」
しばらくザコ悪魔を撃退していくと、最後にそのステージのラスボス悪魔が出現します。ラスボスはザコよりも体力ゲージが長く、たくさん光を当てないと消えてくれません。
なお、光を当てるとその部分だけ悪魔の「真の姿」が見えるのですが、悪魔も真の姿は…クマ?やはり本作にもやばいクマが登場していましたね。

今回の試遊でプレイできたのは冒頭のチャプター1のみでしたが、現在用意されているチャプターは全7つで、全てをクリアすると少女が夜歩きする理由も明らかになります。既にリリース済みのタイトルなので、ストーリーが気になった方はぜひ実際にプレイして確かめてみて下さい。

「テラセネ」をダウンロードする

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著者:篭谷千穂
Techブログメディア「vsmedia」を個人運営していたり、英字新聞「The Japan Times」にガジェットとアプリのコラムを書いているライター。
他にも特殊メイクや特殊造型、アクセサリー製作、仮面作家としても活動しています。