【ファンタジードライブ】育成に重きを置いたRPG。世界各国の英雄や神たちとともに世界を救え!
著者:東
ゲームはオートでも進行可能。お手軽なプレイ感とやり込みの育成モードを備えたRPG | |
対応機種 | OS 6.0以降/Android 2.3以上 |
価格 | 基本無料 |
公式サイト | http://www.fantasydrive.jp/ |
「ファンタジードライブ」はこちらからダウンロードできます。
キャラ育成が楽しいフルオートタイプRPG
配信から間もなく一年を迎えるアクションRPG『ファンタジードライブ』。
新作ゲームの紹介がメインの本レビューコーナーにおいてリリースから月日の経った作品を取り上げるのは珍しいことではありますが、人気が落ち着いたことでようやく見えてくる新たな一面というのもあるものです。
本作に初めてふれる人はもちろん、もし以前プレイしていたけどやめてしまった……という人も改めてこの記事を読むことで当時では気がつかなった魅力を知ることができるかもしません。
それではさっそく本作の基本的な情報から楽しみどころまでを説明していきましょう。
ゲームのテーマは夢
まずは本作のストーリーなどについて。
『ファンタジードライブ』というタイトルが示すようにゲーム世界を貫く大きなキーワードに「夢」があります。
プレイヤーは悪魔の手により終焉を迎えようとしてる世界「フェアリーランド」に突如舞い降りた「ドリーマー」。
伝説の英雄や神々の力を借りて悪魔に向かって立ち上がる……というのがあらすじですが、注目したいのはプレイヤーに対してドリーマーと名付けている点でしょう。
プレイヤーに追従するのは織田信長やアーサー王、孫悟空にゼウスにアマテラスなど。古今東西の英雄や神々が続々登場します。
そんなだれもが知る世界的なヒーローやヒロインたちとまさしく「夢の共演」を果たすことができるのですが、一癖もふた癖もある強者たちと一緒になって世に暗くのしかかる「悪夢」から世界を救わなければなりません。
果たしてあなたはフェアリーランド」の皆が夢想する平和な世界を取り戻すことができるのでしょうか?
超便利!? クエスト攻略にはオート機能が利用できる
それでは次にゲームについての紹介をします。
本作はクォータービューのフィールドを舞台に行く手を阻むモンスターたちをなぎ倒しつつクエストを攻略していくアクションタイプのRPGです。
派手な攻撃や豪快なスキルなど映像から受ける印象はアクション色の強いゲームに見えますけど実はそういう指先のテクニックはほとんど必要なく、実装されている「オート機能」を使用すればスキル発動以外はすべてCPUが担当してくれます。
ですのでアクションゲームが苦手……という人でも問題なく楽しむことができるのです。
よくいえばだれでもプレイできるということですが反面アクション重視でプレイに挑むと意外な肩透かしを食らうことは否めないでしょう。
かくいう筆者もそうでしたから……。
このオート機能の実装、実に判断の難しいところで遊び手をふるいにかけているともいえるのですが遊びこんでみると「これはアリかな?」と思ったりもしました。
それについては後述しますがとりあえずオート機能があるおかげで本来であればクエストにかける時間をその分キャラクターメイクに没入できるようになっています。
ですのでRPGの楽しみに欠かせない「育成」が好きなユーザーでしたらけっこうハマれるシステムといえるでしょう。
トライ&エラーで窮地を乗り切れ!
ゲームを進めていくと序盤はオートにすればまるでやることはありません。
ボーッと見ているだけです。
しかしそれも最初のうちだけで突然壁にぶちあたります。
すなわちゲームオーバー。
先にも説明したように本作は指先のテクニックでどうこうすることができませんので倒すことのできない敵に遭遇したということはすなわち「自分が弱い」という実に明快な答えが導き出されます。
そこで重要になるのがキャラクターの「育成」なわけです。
強い敵に勝つためにはもうほとんどこれしかない!と言い切れます。
それだけにレベルアップにはリピートプレイは必須。そうなると何度も同じエリアを周回する必要があり、しかし繰り返しのプレイではモチベーションが保ちづらい……ということで重要になるのが「オート機能」なわけです。
先にオートシステムは「アり」と言い切ったのはこういう理由があるからなのですがお分かりいただけたでしょうか?
お次は特に気合の入っている育成面についての説明をしていきます。
好きなようにキャラクターを育てよう!
それでは本作における育成についての説明をします。
アイテムの消費や合成のほかさまざまなレベル上げ方法がありその自由度はかなり高めです。
育成法によってキャラクターの能力がガラリと変わりますのでアレコレと試してみるのがとても楽しい部分といえます。
ベーシックな部分では合成や経験値などでステータスを強化するスマホRPGではおなじみの育成法をはじめ「ルーン」という特殊アイテムを装備することでも底上げ可能。
キャラクターごとに用意されているスロットに最大5つまでルーンを装備することができ、その用い方次第で「HP」「攻撃」「防御」「クリティカルヒット率」などが大きく変化します。
ルーンはセット方法に複数の要素が絡み合いますので適当にセットすればOK!というような単純なものではありません。
クエストのクリア報酬などで手に入りますのでたくさん手に入れていろんな強化を試してみてください。
そして「進化」「昇格」「覚醒」などキャラクターの強さを一段にも二段にもアップさせる究極育成も実装されています。
これらについては特定のルーンを集めたり同一ユニットが複数必要などけっこうハードル&やり込み度高めの内容となっていますが、これらを実行した後の強さはすでに別キャラクター状態。
手持ちのキャラクターはどういう進化を果たすのか?
そんなキャラクターの成長を見届けられることに本作の醍醐味があるといえるでしょう。
このように育成面は一筋縄ではいかず強さをトコトンまでに追及できる楽しさがあるのです。
そして育てたキャラクターは通常クエストのほかに他のプレイヤーとバトルすることもできます。
まさにどちらのキャラクター能力値が高いのかが問われる3分間のガチンコ勝負。
ここでの戦闘は完全オートですのでしっかりとしたキャラクター育成と能力を見極めたパーティ編成の巧みさが問われます。
自分のキャラクターたちはがどれぐらい強いのかをその目で確かめてみてください。
じわじわ楽しくなるタイプのゲーム
本作は「予約登録者数○○万人突破!」というような鳴り物入りゲームとは違って長いスパンで親しまれ、少しずつユーザーを獲得しているようです。
繰り返しになりますがアクション性が低いだけにキャラクター育成に楽しさを見いだせなければ継続してプレイしていくのは難しいかもしれませんが、それだけに好きなキャラクターが見つかれば育ててみたい!という欲求を強く突き動かされることでしょう。
そしてなによりもそんな面を大事にしている点としてあるのがキャラクターバリエーションの広さと深さ!
まずだれもが知る英雄や神様が登場しますのでピンとくるキャラクターの一人や二人はきっと見つかるはずです。
ちなみに筆者のお気に入りは「フランケン」。
見た目がまんま『スパイダーマン』や『エックスメン』をほうふつとさせるアメコミキャラクター調でゲーム中でもかなりの異彩を放っています。
アニメアニメしたキャラクターばかりがもてはやされている昨今のゲーム事情から考えるとフランケンの採用はかなりの冒険といえなくもありませんが、筆者と同じようなフィーリングでフランケンを愛しているユーザーもきっといるはずです(笑)
事実筆者はずっとこのキャラでプレイしていこうと考えています。
他のキャラクターの大部分がアニメ調ですのでその点から考えてみてもそんなに人気は高くないのかもしれませんけど、こういう意外(?)な一面があることも本作の魅力であり懐の深さなのではないかと感じています。
初めての方はとりあえずお気に入りのキャラクター探しからはじめて見つかったらさっそく育ててみてください。
きっと楽しく愛情を持って育てていく面白さを実感できるはずです。
もちろん一度はやめてしまったという人も以前より採用されているキャラクターはずっと多くなっているはずですので、今一度プレイしてみて育てたいキャラクターを探してみてはいかがでしょうか?