【東京ゲームショウ2017レポート】ブリューゲルの絵画のような世界を冒険するスウェーデン製美麗謎解きアクションゲーム「Pavilion」

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  公開日時 

著者:篭谷千穂

東京ゲームショウのインディーゲームコーナーは、まだあまり知られていない、またはまだ世に出ていない個性的なゲームを見つけるのに最適な場所です。

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そこには大手ゲーム会社は手掛けないであろう個性的かつ斬新なモチーフやルール、グラフィックのゲームたちが所狭しと並んでいます。

それらの中でも最も美麗なグラフィックでアート作品としても秀逸だったのが、スウェーデンのインディーゲームスタジオVisiontrick Mediaが開発する謎解きアクションゲーム「Pavilion(パビリオン)」です。

ブリューゲルの絵画のような世界を冒険するスウェーデン製美麗謎解きアクションゲーム「Pavilion」

ブリューゲルの絵画のような世界を冒険するスウェーデン製美麗謎解きアクションゲーム「Pavilion」

「Pavilion」(パビリオン)は、”フォースパーソン(4人称視点)”という奇妙なコンセプトの探索&謎解き&パズルアドベンチャーゲームです。
プレイヤーはキャラクターを動かして縦方向に構築されたステージの中を彷徨い歩き、気になった部分をチェックしたり、アイテムを入手したり、それらアイテムを特定の場所で使用してギミックを発動させたりしながら先へ先へと進みます。

特徴的なのは、世界観や設定の説明やチュートリアル、それどころかゲーム中のテキストも一切ないこと。いきなりプレイヤーを不思議で幻想的かつ退廃的な雰囲気溢れる世界へ放り込みます。つまりプレイ方法を覚えるところから既に”謎解き”というわけです。

ブリューゲルの絵画のような世界を冒険するスウェーデン製美麗謎解きアクションゲーム「Pavilion」

ブリューゲルの絵画のような世界を冒険するスウェーデン製美麗謎解きアクションゲーム「Pavilion」

しかしここで生きてくるのが、ご覧の通り細密に描き込まれた美しいグラフィック。縦に重層的に描かれたそれはまるでブリューゲルやヒエロニムス・ボスの絵画のよう。
この中をあれこれと探索しているだけでも楽しくなってきます。

なお、なぜ本作が「4人称視点」をコンセプトにしているかという点については、キャラクターはプレイヤーの分身的な存在ではなく、プレイヤーがステージ上の”環境”に干渉してキャラクターを動かすシステムだからとこのこと。
つまりプレイヤーはキャラクターを直接コントロールするのではなく、環境に干渉することで彼を導く”神の視点”になってゲームをプレイするんですね。

現在「Pavilion」はApp StoreとSteamにて配信されており、らに今後PS4とPS Vita向けにも配信予定だそうです。

iOS版はこちら(480円)
https://itunes.apple.com/jp/app/pavilion-touch-edition/id1088111993

PC版はこちら(980円)
http://store.steampowered.com/app/417150/Pavilion/

著者:篭谷千穂
Techブログメディア「vsmedia」を個人運営していたり、英字新聞「The Japan Times」にガジェットとアプリのコラムを書いているライター。
他にも特殊メイクや特殊造型、アクセサリー製作、仮面作家としても活動しています。
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