【レポート】にゃんこ大戦争などでお馴染み『ポノス』のブースで3タイトルをプレイ!【BitSummit Volume 6】
著者:ちゃんたく
5月12日、13日に、インディーゲームの祭典「BitSummit」が京都みやこめっせで開催されました。
大きな企業では逆に作れない、小規模や個人の開発だからこそできる、インディーゲームならではのユニークなゲーム、尖ったゲームが多数出展していました。
今回は、「にゃんこ大戦争」などで知られる『PONOS(ポノス)』さんのブースに伺い、つい先日事前登録が開始したという超新作タワーディフェンスゲーム「京刀のナユタ」など、3タイトルをプレイしてきました!
会社の上司から”椅子ごと”逃げ出すハイスピード帰宅ゲーム「今日は休みます。」
最初にプレイしたのは「今日は休みます。」という、椅子をブースト(加速)したり、姿勢を変えたりしながら、凹凸のある地面でバランスを崩さないように走るラン系のゲーム。
バランスを崩して頭から地面に落ちるとゲームオーバーです。加速しすぎるとバランスを崩しやすくなるのでゆっくり行きたいところですが、休むことを絶対に許さない上司が後ろから追いかけてくる(上司に捕まってもゲームオーバー)ため、加速と姿勢の安定の両立という絶妙な調整が求められます。
プレイしていくと、上司から会社に戻るよういろんな連絡が来るのもこのゲームの面白いところです。ゲームに集中していると中々読めないですが、「後ろを振り返ってみてください」「仕事舐めてませんか?」など、慣れてきたら上司の怒りの連絡を読んでみましょう!
ああああああああ!と叫ぶ”生首”を上手く転がして進む「私、転がります。」
次にプレイしたのは、生首を叫ばせて、転がして、死亡させないように進めていく、もはや言葉でこれ以上説明のしようがない「私、転がります」というゲーム。
操作は簡単でタップするだけ。タップすると生首が「ああああああ!」と叫び、その叫びの勢い(?)を利用して生首が移動します。(音ありだと実際にああああ!と、結構野太い声で叫びます)
奇抜な一発ネタかと思いきや、シンプルながら意外と難しいゲーム性でだんだん病みつきになります。中々思い通りに動いてくれない生首に、そうじゃない!もう一回!となるはず。
良いところまで進めて生首が死んでしまったら、生首と同じように「ああああ!」と叫びたくなります。
また、生首を転がしていくと右側に生首の人生年表が流れてきます。こちらもネタ満載のユニークな年表なので、余裕があれば確かめてみましょう。
京都が舞台!神刀使いや式神を召喚して戦う新作タワーディフェンスゲーム「京刀のナユタ」
最後にプレイしたのは、つい先日事前登録を開始し、ビットサミットが開始するギリギリに試作段階が完成したという「京刀のナユタ」という新作タワーディフェンスゲーム。
BitSummit用に作られた特設ステージがあり、担当の方が「相当難しい」と言う上級を先行プレイすることに。
キャラクターデザインが日本人に馴染みやすい絵柄となっており、デフォルメ姿も可愛らしいですね。
本ゲームは、「神刀使い」の人間キャラと「式神」を、限られたコストで上手く召喚する必要があります。
式神は安めのコストで同キャラを何体でも召喚できますが、パワーアップができません。対して人間キャラはそれぞれ1体ずつしか召喚できない代わりにパワーアップすることが可能。
その他にも、コストが1000ポイント回復する陰陽術などの要素があり、戦略に幅を持たせています。
タワーディフェンスに自信がある方でも中々クリアできないという上級。筆者は4回ほど挑戦してみましたがまったく歯が立ちませんでした。
試作段階からこの骨太さなので、正式リリースのボリュームも大いに期待できますね。
担当の方から「敵の数などを観て何を召還するか判断する」「人間キャラがやられかけているタイミングでパワーアップをしない」「コスト管理をして、時には召喚を我慢して貯めることも必要」などのアドバイスを教えていただき、タワーディフェンスの奥深さを知りました。
奇抜なシンプルゲームから正統派タワーディフェンスゲームまで、幅広いゲームをリリースする『ポノス』さん。そして、ジャンルの違うどのゲームにもしっかりとした奥深い面白さを備えていました。