藤子F先生風アバターがかわいすぎる!ドラえもんの公式版権ブロックくずしゲーム「ちょいちょい ドラえもん」
著者:篭谷千穂
誰もが知る国民的コミック/アニメ、「ドラえもん」。実は意外なことに公式版権の純粋なゲームアプリはそれほどありませんでした。
しかし、今年秋に遂にドラえもんのネイティブアプリゲーム「ちょいちょい ドラえもん」が登場!開発を担当したのは、先述の「ドラえもんホッコリーナ」も手掛けた株式会社ロボットです。
本作は、ドラえもんに登場するお馴染みのキャラクターのボールを弾いてブロックを壊しステージをクリアしていくブロックくずしゲームです。遊び方は画面をひっぱりボールを飛ばすだけという簡単なもの。
ゲームを進めることで入手できるアイテムとアバターアイテムを交換でき、ドラえもんの原作者である藤子・F・不二雄先生の画風そのままの自分のアバターを作ることができます。 アバターの着せ替え箇所は顔、髪型、服装など5種類で、アイテムの組み合わせはなんと50万パターン以上!ステージをクリアしていくごとに交換できるアバターアイテムも増えていきます。
まずプレイヤー登録時に男女どちらかのアバターを選択しますが、見てのとおりデフォルトアバターの段階から藤子・F・不二雄先生風のアバターデザインになっています。おそらく本作の一番のウリはこのアバターでしょう。なお、ここで男女どちらを選んでもその後どちらのアバターアイテムを装着できるので、性別設定はあってないようなものです。これも時代の流れを汲んだ良い配慮ですね。
それではいよいよゲームスタート!一番最初に使えるボールはドラえもんです。このボールにはただ壁やブロックにぶつかって反射するだけでなく、ちゃんとキャラクターごとに固有スキルが設定されており、ステージ構成に合わせて使い分けられるようになっています。 画面左下にもドラえもんがいますが、これもただの賑やかしではありません。ブロックを崩すごとにゲージが貯まっていき、満タンになるとスキルを発動できるようになります。
チュートリアルの差し指アイコンや擬音まで藤子・F・不二雄先生の原作コミック風でさり気なく細かい!でもこういう演出で喜ぶのは確実に大人のプレイヤーでしょうね。
ゲームの流れは、制限時間以内にブロックを崩してステージ内の3レベルを進めばクリアになるというものですが、各フィールド上に配置されているコインやどら焼きをなるべくたくさんGETするという目標もあります。特にコインはアバターアイテムの交換に必要になるので取れる限り取りまくりましょう。
最初のうちはフィールド上のブロックを全て崩し、かつコインやアイテムも漏らさず取ることもさほど難しくはありませんが…
当然ステージが進めば進むほどブロックの配置も複雑になり難しくなっていきます。でもボールを引っ張った際にどこに飛んでいくかガイド線で示してくれるのが親切ですね。
フィールド上には通常のブロックに混ざって特殊ギミックが発動するブロックも配置されているので、見つけたら積極的に使いましょう。
そうしているうちに遂にスキルゲージが満タンに!早速タップしてどらえもんのスキルを発動してみましょう!
画面がピカっと光って「どこでもドア」からドラえもんが登場し…
自動的にフィールド上にある全てのコインを集めてくれました!ありがとうドラえもん!!
そんなこんなでステージクリア!
クリア後にスコアやクリアタイムに応じて三ツ星で評価が付きます。もっとも初回クリアで三ツ星にならなくても、後から何度もやり直し可能なので、何度かプレイして三ツ星フルコンプを狙うこともできます。
さらにコインとは別に様々な色の「カケラ」をGETすることもできます。
これもアバターアイテムとの交換に必要なアイテムですが、色によって交換できるアイテムの種類が異なっているのが特徴です。特に期間限定イベントのアバターアイテムとの交換に必要なことが多いので、なるべく普段から各色の「カケラ」を貯めておくようにしましょう。
こちらが現在開催中の「ドラミ誕生日イベント」のアバターアイテムなんですが…もうこのドラえもんとドラミちゃんのデフォルメ具合が最高じゃないですか?藤子・F・不二雄先生の画風を踏襲しつつも現代のマスコット的なかわいらしさも加えている絶妙なさじ加減!特に頭と体のバランスや口の描き方が”今っぽい”感じですね。これはやるしかない!
先述のように男女どちらのアバターを選択しても、着せるアバターアイテムの種類に制限は一切ないので、藤子・F・不二雄先生の作品世界ではあり得ない組み合わせのコーディネイトにすることもできます。例えば上のスクリーンショットのように、女の子の顔と髪型にのび太っぽい男の子の服を組み合わせることができるし…
それどころか女の子の顔におっさんのハゲ頭を組み合わせることもできます。というか自分からわざわざハゲ頭を選ぶプレイヤーっているんでしょうか…。
このように、ゲームそのものは非常にシンプルですが、デザインとドラえもんに対するさり気ない細部へのこだわりが素晴らしいタイトルなので、ドラえもんファンは絶対にプレイして損はありません。とにかくアバターアイテムのデザインが暴力的なまでにかわいいので、それらを組み合わせて自分のアバターを作るためだけにプレイしてもいいくらいです。
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