ゲームイベント復活の兆し?コロナ禍を経て増えつつあるインディーゲームイベント
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
コロナ禍、コロナ禍、コロナ禍。
もう聞きたくない、という方も多いのではないでしょうか。筆者も同じです。
ただ、2022年になってようやくコロナ禍にありながらも徐々に社会がその対応に慣れてきました。その中でゲーム系のイベントもリアル開催されるようになってきました。
東京ゲームショウも今年は幕張でリアル開催され、一般客の入場も再開されました。
来場者数はコロナ禍前に比べるとかなり少なくなってしまいましたが、それでも日本最大のゲームの展示会である東京ゲームショウがリアル開催されたことは、ゲーム業界にとって、そしてゲームファンにとって良いニュースと言えるでしょう。
2022年は東京ゲームショウ以外にも、インディーゲーム系&同人系のイベントが軒並みリアル開催されました。昨年から既に観客有りで開催されていたBitSummitやデジゲー博に加えて、Tokyo Sandboxも復活、そして今年から新規に始まった東京ゲームダンジョン、Indie Games Connect、福岡インディゲームエキスポなど、むしろコロナ禍前よりも多くのイベントが開催されました。
これは、インディゲームというワードが2022年に注目を集めたことが直接的な原因と思われますが、やはりコロナ禍中になかなかリアルでの場を持てなかったゲーム業界のジレンマの反動があるのではないかと思います。
来年には新たにTOKYO INDIE GAMES SUMMIT、ゲームパビリオンjp(大阪)などの開催も予定されており、ゲームイベントの急増には目を見張るものがあります。
少しイベントの供給過多と思えもしますが、開発したゲームを展示する場が増えることは、ゲーム開発者にとっては良いことと言えるでしょう。
ステイホーム、リモートワークなど、コロナ禍のキーワードと相性の良いゲーム界隈ですが、やはり非対面には限界もあり、こうやってリアルイベントが増えているのは本当に良いことだと思います。
この勢いが日本のゲームをさらに良いものにしていくことを、いちゲームファンとして楽しみにしています。
なお、コロナ禍における防疫対策を筆者は支持しています。ゲームイベントも感染防止に気をつけて楽しみましょう。