インディーゲームイベントですごく細かくゲームの感想を伝えるのはあり?
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
インディーゲームイベントに出展したら、ものすごく細かくゲームの感想を伝えられた、もはや改善の指南と言っても良いレベルだった。インディーゲーム開発界隈でたまに出てくるこの話ですが、実は筆者はあまり遭遇しませ。ただ、実際にそういうこともあるようで、今回はそれについて少し書いてみたいと思います。
インディーゲーム開発の漫画の続きを描きました。聞いた話ですが本当にこういう方が実在するらしいですw#インディーゲーム#インディーゲーム開発 pic.twitter.com/ctc0uWSssy
— Rissen(りっせん)さんはおみつのパパなのれす (@StudioRissen) May 15, 2024
さて、周囲のゲーム開発者さんたちにこの件について聞いてみたところ実は色々なパターンがあるようで、
「開発者のすごく熱心なファンだった」
「ゲームを気に入りすぎて何度も試遊してその度に感想をくれた」
「実は同業者で専門的な知識を持っていた」
という感じす。
稀に妙な小言だけ残して去っていく謎の人もいるようですが、それはレアケースのようです。
そして、ゲーム開発者さんに、このようにすごく細かく感想をくれるお客さんについてどう思っているかを聞いてみたところ、ほぼ全員が「歓迎」とのことでした。
感想を細かく言ってもらえるのは本当に助かる、むしろ感想をもらうことを主目的に出展している、という開発者さんもいたほどで、どんな感想もありがたい、という方がほとんどでした。
ただ、感想を言う側も注意をすべき点あり、
「ブースが混んでいる時は長時間話し込むのは遠慮してほしい」
という出展者も多いので、そこは配慮したいところです。
あと筆者が付け加えるとすると、
「ジャンルそのものの好き嫌いを述べても仕方がない」
「ネガティブな感想もありだが、言い方にはちょっと気をつけたい」
という点です。
前者は開発者に伝えても仕方がないことですし、後者は礼儀やマナーに類することです。ここがわかりにくい、みたいな感想も大いに有用なのでぜひ伝えるべきですが、伝える時は丁寧に、製作者に配慮して、というのは当たり前のことでしょう。
イベントに出展するインディーゲーム開発者は、ゲームをプレイしにきてくれるお客さんをとても大切にしていてありがたく思っています。感想もウェルカム!という方がほとんどなので、たくさん感想を伝えたい方は、ブースが空いている時を狙って、丁寧にマナーよく伝えてみてください。
あなたの感想がゲームに反映されて人気作になる、かもしれません。
インディーゲームはこういった開発者とファンとの交流が醍醐味、なのです。