ゲームの賞ってどんな基準で決めているんでしょうね、という話

 コラム 
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 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

ゲーム開発者にとって、自身が開発したゲームがなんらかの賞を獲るというのは嬉しいことでしょう。
これはファンにとっても嬉しいことで、好きなゲームが世に広く認められるのはファン冥利に尽きると言えます。

ゲームの賞ってどんな基準で決めているんでしょうね、という話

しかし、ふと考えてみると、ゲームに与えられる賞というのは、誰がどのように決めているのだろう?と思いませんか?

多くの賞は、賞の運営団体や審査員が公開されていますので、誰が、という点については公になっていることが多いと思いますが、ではどのような基準で、という点についてはどうでしょうか。

これは非常に難しい話で、その選考基準が表に出てくることはなかなかありません。
SQOOLでもGAME AWARDを開催していますが、操作性、ストーリー、新規性、表現力、など、一定の基準はあるものの、それらの基準を飛び越えて入賞するタイトルも多く、実際にはその時のエントリータイトルの組み合わせの妙によって賞が決まることも少なくありません。

このようにゲームの賞の評価基準というのはなかなかこれ、というものがないのが実情ですが、共通する事項として、「このタイトルを応援したい何かがある」というものがあります。

これは万人にウケるというものでないことも多く、非常に尖ったタイトルが、評価も賛成反対に分かれ、議論の末入線することもあります。

ゲームのさまざまな賞をみていると、大方の予想に沿ったタイトルが入選するケースもあれば、変わったタイトルが入選するケースもあります。後者はそれほど多くはなく、それはゲームの賞も運営側の何らかのビジネスに紐づいていることが理由かと思いますが、しかし、同じく選ぶ側を経験したものとしては、各賞の確定には色々な悩みを経たのだろうと思います。

結局は、基準なしというのが結論ですが、いろいろなゲームの賞によって、普段気にしていないタイトルが目に触れプレイしてみるきっかけになるとすれば素晴らしいことだと思います。

SQOOLでは8月末に、「SQOOL GAME AWARD 2024 SUMMER」を8月末にYouTubeチャンネルで実施予定です。
いろいろなタイトルをご紹介予定ですので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。

ゲームの賞ってどんな基準で決めているんでしょうね、という話

SQOOL GAME AWARD 2024 SUMMER 参加応募受付ページ

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著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いつの間にかメディアの人みたくなったことにいまだに慣れない中年ゲーマー。夜行性。
好きなゲームは「桃鉄」「FF5」「中年騎士ヤスヒロ」「スバラシティ」「モンハン2G」「レジオナルパワー3」「スタークルーザー2」「鈴木爆発」「ロマサガ2」「アナザーエデン」などなど。
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