文章が良いだけでゲームの満足度は上がる。「カエル探偵の事件簿」クリアレビュー。

 HIGOPAGE 
  公開日時 

 著者:ひご よしゆき 
※このコラムは「HIGOPAGE」の記事を転載して掲載しています。

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会話型アドベンチャーゲーム「カエル探偵の事件簿」をクリアしました。ゲームが質素でも文章が楽しいだけで満足度は高くなるという学びを得ました。

どんなゲーム?

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カエル探偵となって、動物たちとの会話を通じて事件の真相にせまるアドベンチャー。

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といってもプレイヤー自身が謎解きに知恵を巡らせる必要はありません。とにかく話を聞いて、

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いろんなお使いをこなしていけばストーリーが進行します。手ごたえはなし。そこが良い。

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物語は3章仕立てになっていて、1章あたり1時間程度でクリアできます。

ちょっと手こずるところ

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お使いの中にはステージ中に隠されたアイテムを探すものがあり、ちょっとだけ大変でした。

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3章ではキックボードを使う場面があり、ゲームに慣れていないと時間がかかるかもしれません。

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ちなみにキックボードのミニゲームもあります。こちらは難しかったので1プレイで挫折。

文章がゆる楽しい

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本作の魅力はなんといっても文章。シュールでバカバカしい会話はどことなく愛嬌があって、温かみを感じます。会話に限って言えばどうぶつの森より好きかも。

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ローカライズが良いのか、作者の育ちが良いのか。本作のユーモアは良い意味でクセがなく、日本人でも受け入れやすいと思います。以前紹介したPIKUNIKUの雰囲気に近いかも。

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事件が解決するたびに全員で踊るところも好き。ちなみに音楽のクオリティも高いです。演出ごとに音楽が用意されていてユーモアを際立たせています。

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背景もキャラもほとんど動かないし、ボリュームも少ないし、ゲーム性もほとんど無いけれど、なぜか価格なりの満足感が得られる不思議なゲームでした。

ゆるいのがお好きなら

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普段あまりゲームを遊ばない方、気軽に遊べるゲームをお探しの方にオススメです。気になったらぜひ遊んでみてください。

カエル探偵の事件簿(Switch)

 

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ひごよしゆき
グリーで『釣り★スタ』『探検ドリランド』などのソーシャルゲームの企画・開発を歴任。LITALICOで教育支援アプリの企画・開発を経て『ポケモンスマイル』の開発に参加。現在はWFSでゲーミフィケーションを中心とした幅広い分野で企画・開発を行っている。
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