東京ゲームショウ2024に参加した感想
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著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
東京ゲームショウ2024のビジネスデーに参加してきました。
全体の感想としては、世界的に大規模ゲームイベントが縮小傾向にある中、東京ゲームショウだけは順調に拡大している気がする、というものでした。 ビジネスデーの2日間は来場者数の最多記録を更新しまして、それが実態として証明されました。出展者数も過去最大、だったようです。
海外からの来客も多く、日本がこうやってゲーム業界の世界的なハブとして機能しているのは、日本のゲーム業界の端っこにいる身としては嬉しいことでした。
今年の東京ゲームショウは中国からの来場が多く、なんでだろう?と思って、来場している中国人の友人達に色々聞いてみました。
1つは、中国は不景気とはいえ現金を多く持っている企業はまだまだあって、投資先として日本のIPや、ゲームコンテンツは今でも人気。ゲームであればなんでも投資が付くということはもうなくなったけど、日本コンテンツをグローバル展開したい中国の企業や資本家は多い、ということ。
もう1つは、市場としての日本がとても魅力的ということ。中国ゲーム市場は規制の強化や中国の景況感によって停滞感があり、そこから見ると日本ゲーム市場はまだまだ儲けるチャンスがある、とみられている様子。
実際に中国企業の出展が多く、その関係者の参加も多かったと思います。
さて、東京ゲームショウが終わるといよいよ年末に向けて、という感じになってきます。中国のWePlay、台湾のG-EIGHT、インドのIGDC、韓国のG-Starなど、年内に注目のイベントはまだまだあります。
今年残り3ヶ月も頑張ってレポートしていきたいと思います。