2020年11月の中国モバイル市場概況、人狼系ゲーム「Between Werewolfs」がiOSの無料ダウンロード1位を獲得!

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※本記事はOhayooの許可のもと、Ohayooの月次ニュース記事を日本語に訳したものです

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1.中国市場アップデート  

1.1 市場概要  

2020年11月の中国におけるiOSによるカジュアルゲームの総ダウンロード数は3,532万件で、前月比16%の減少。一方、中国モバイルゲーム市場における売り上げは27億ドルで、前月比4.04%の減少に留まりました。

中国国慶節およびハロウィンに通信トラフィックがピークを迎えた10月と比較して、11月はeコマースによる熾烈な競争の月となりました。ジャンル別ダウンロードでは、11月はパズル系やアーケードゲーム系のカジュアルゲームが人気となりました。

1.2 ゲームトレンド  

新たなゲームジャンルを開拓している『Among Us』

11月上旬にiOSの無料ダウンロードリストで1位にランクインした『Between Werewolfs』は、『Among Us』のコンセプトをそのままにストーリーと場面にわずかな変更が加えられた人狼系ゲームです。 

『Among Us』のユニークなゲーム性は、中国市場で徐々に新たなゲームジャンルへと発展しています。『Between Werewolfs』が中国市場で1位を獲得する一方で、それと類似するゲーム『Space Kill』がエンターテイメントアプリのダウンロードチャートで15位にランクインしました。ユーザーの間で不評を買ってはいる一方で、これらゲームの人気は大きく高まり続けています。『Among Us』型のゲームは中国市場ではまだ数が少ない状況です。  

大手パブリッシャーは“マッチ3ゲーム”に注目

37 Interactive Entertainment Network  Technologyが制作したマッチ3ゲーム『Puzzles & Survival』は、海外市場において大きな快挙を成し遂げました。マッチ3ゲームにゾンビとバトルの要素を組み合わせることで、ユニークでハードコアなマッチ3ゲームに仕上げられたこのゲームは、多くの男性プレイヤーを引きつけました。  

11月23日にテンセントは、中国市場で数々のマッチ3ゲームを成功に導いた開発者であるNote7への出資を行いました。 テンセントとNote7の両者とも今後の展開については公にコメントをしていませんが、テンセント側の目論見としては、最後に配信したマッチ3ゲームは2018年8月にリリースした『Zootopia』であり、今回の投資で次のマッチ3ゲームのリリースを考えているものと思われます。

また、iDreamSky Technology LimitedのCEOもマッチ3ゲームを最重要ゲームジャンルの1つとして注目しています。パズルとマッチ3ゲームの要素が組み合わさった『Wicked Diary』を制作中で、東南アジアでのマネタイズにおいて大きな潜在能力を示していると述べました。  

テンセント初の日本風シミュレーションモバイルゲーム『Komori life』の予約者数が450万人に到達

テンセント初の日本風農場シミュレーションモバイルゲーム:農場シミュレーションと宮崎駿アニメを彷彿とさせるアートとの組み合わせが、多くのカジュアルゲームのユーザーを引きつけています。  

様々な交流がデザインがされて混ぜ合わさった3Dシーン:単純な農業、飼育、釣り、木を切る、お部屋を装飾する等以外にも、狩りや料理のような活動があることも特徴。 

大規模オンラインソーシャルゲームの将来のかたち:お互いの家に遊びに行き、一緒に冒険へと出かけたり、写真を撮影してSNSで共有したりなど、プレイヤーがゲーム内のフレンドと様々な形で交流ができる。このゲームのプロデューサーは、最初の段階ではゲーム内の農業体験に重点を置き、その後徐々に社会的交流の部分を発展させていきたいと述べました。  

カジュアルゲームのダウンロード数トップ10 (2020年11月)

Game (Click to get more  information)  Category  Downloads[1]/M Growth  

Rate[2] 

Publisher
Internet Cafe Simulator  シミュレーション  29  5%  PapaBox
Bomb master  ハイパーカジュアル 28  57%  Voodoo
Happy merging  マッチ3  25  8%  Happy Elements
Happy Poker  カジノ  18  Tencent
Unity action  ハイパーカジュアル  17  13%  Supersonic
Idle Ants  ハイパーカジュアルl  18  15%  Madbox
QQ Speed  レーシング  17  -1%  Tencent
Sky: Children of the Light  パズル 17  -4%  Netease
Gluttonous Snake  パズル 15  38%  Weipai
Mr.Bone  シューティング 15  47%  Ohayoo
*注 

[1]:iOSのみのダウンロード数を集計。

[2]:カジュアルゲーム市場の平均(11%)よりも増加率が高いものを緑、増加率の低いものを赤で表示。新規でリリースされたゲームにおいては増加率の算出は不可。

2.Ohayooアップデート

2.1 Ohayooの実績  

Ohayooは、6800万人のアクティブユーザーを有し『Mr.Bone』や『Mahjong  Supreme』等の複数タイトルが好調なことで、11月も引き続き中国カジュアルゲームのパブリッシャーリストの1位にランクインしました。

2020年にOhayooは以下のアワードを受賞:

  • 影響力のあるモバイルゲームサービスプロバイダートップ10  - 5Thマーケティングアワード
  • 今年度インパクトのあったゲーム: 『Combat of Hero』 - 5Th Golden Gyroアワード 
  • 今年度のベストプロジェクト: 『Rooster Defense』 - Youdingアワード 
  • 特別なゲームパブリッシャートップ10にノミネート - China GIAC  
  • ベスト海外ゲームパブリッシャートップ10 - Jingmingアワード
  • 今年度のベストIAAゲーム:『Combat of Hero』 - GameLookアワード  

2.2 ブランド戦略、はたまたサクセスストーリー  

Mr.BoneとのIPコラボ

Mr.Bone」はフォロワー数1200万人、動画再生回数10億回以上の記録を持つDouyinで人気のIPキャラクターです。このIPのリサーチ時に、Mr.Boneを視聴するユーザーの46.55%がシューティングゲームを好むことが分かりました。そこで開発者とともに『Mr.Bone』のゲーム制作に取りかかり、同時にユーザー数を増加させる手法としてコンテンツマーケティングを利用しました。

 昨年7月よりOhayooは開発者の更なる成長をサポートするために、様々なパブリッシング手法を模索してきました。Mr.boneのクリエーターとの協力を通じて、成長していくことにフォーカスができる協力の形を作り上げ、そうすることでオーガニックダウンロードの比率の高めるとともに、短編動画IPとカジュアルゲームを組み合わせることができました。

全体的な結果

収益: 隔月毎の収益 +1500万  

市場パフォーマンス:DouyinのMr.Bone関連トピックの総再生回数が3億回を超えました。このゲームはDouyinの公式おすすめゲームとなり、中国の無料ダウンロードチャートでカジュアルゲームのダウンロードトップ10に13日間連続でランクインしました。  

ファンベースの発展::IPのフォロワーの30%を新規ユーザーが占めました。トップビュー+IP公式アカウントによるコンテンツ+ユーザーの獲得により、Douyinに42万人の新たなるファンを獲得しました。

オーガニックインストール:iOSの非オーガニックインストールはiOS全インストールのうち37%で、Androidの場合では79%でした。このことはユーザー獲得の基盤が大きくなったことと、コンテンツマーケティングを行う価値があることを示すこととなりました。 

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