G-Starの再興は今年から!?韓国最大のゲームショウに期待すること
韓国最大のゲームの展示会、G-Starが11月16日から開催されます。日本の隣国、韓国は言わずと知れたゲーム大国で、日本以上にゲーム中毒が社会問題になるほどで、伝説的なMMORPG、リネージュが生まれた国と聞けば納得するかもしれません。
さて、その韓国で毎年開催されているG-Starですが、ここ最近は「大手の為のCMの場」と言われ、見どころのないゲームショウと評価されてしまう節もありました。
筆者も何度かG-Starに取材に行っていますが、確かに他の大きなゲームイベントと比べると、大手の巨大ブースがイベントの大半を締めているな、という感じを受けました。
それ自体は悪いことではありませんが、大手のゲームの情報はプレス発表やオンラインでの情報でかなりの程度手に入りますし、G-Starに行かなくても各メディアの記事などを見ればそれでよし、という感じもあります。
しかし、そこはゲーム大国、韓国。昨年コロナ禍明けのG-Star2022に行ってみればやはり面白いのです。
大手のブースが大半を占める構造は変わりませんが、その中でもインディーのコーナーには尖ったタイトルが並び、教育機関が集まったエリアでは学生のチームが驚くほどレベルの高いゲームを展示されていました。
韓国はインディーゲームの品質がかなり高く、日本とは少し特徴が異なりますが、色とりどりのインディーゲームを見て回るのは非常に楽しい体験でした。
大手のブースも大手だけが並んでいるよりも、インディーがあってこそその良さもわかるというもので、昨年はコロナ禍明け最初のG-Starということで少し控えめに感じましたが、体験としては、筆者にとっては最も良いG-Starだったのではないかと思います。
さて、今年のG-Starはいよいよ本格的にコロナを考えずに開催できるという意味で、重要な出発点と言えるでしょう。
昨年を踏まえて今年も色とりどりの出展になるのか、注目したいと思います。