新章 第55章 ストーリーに進展!エルステ帝国に隠された秘密とは?
第55章からアガスティアに行くことができるようになりました!いよいよエルステ帝国についていろいろな謎が明らかにされていくんでしょうか?楽しみです!
第55章 アダムと共にアガスティアへ!
前回アダムが「エルステ帝国を滅ぼして欲しい」とお願いしてきましたね。その続きで、みんながアダムにその理由を尋ねます。
本題に入る前にアダムはエルステ帝国の昔話から始めます。ゴーレム産業で国が豊かになり、人々が平和に暮らしていた遠い昔、けれどそれは星の民の襲来で一変したようです。
取り巻く環境が変わったものの、エルステの根幹にあるものは変わらずに残っていたにも関わらず、ここ数年魔晶の影響でどんどんおかしな方向へ--。
アダムはそんなエルステを止めるべく立ち上がったのですが、時すでに遅し、アダム一人の力では止められない状況にまで発展していたようです。
その話を聞いて黒騎士はなぜ自分たちにエルステを止めて欲しいと頼むのか分からない様子。
アダムはその答えに「オルキスを治す方法がある」と言います。疑う黒騎士にその証拠を見せると主人公たちをアガスティアへと案内することに。
第55章 オルキスが心を失った事件とは?
アガスティアのとある場所に連れてこられるとそこには人形のように横たわる多くの人間がいました。
するとアダムは星晶獣「アーカーシャ」の他にもう1体の星晶獣がいることを明かします。
「デウス・エクス・マキナ」というもう1体の星晶獣は覇空戦争前に星の民から贈られたものでした。
当時の最大戦力であったゴーレムの技術供与、同胞の保護など星の民にはエルステに星晶獣を与えるだけの深い付き合いがあったようです。
けれど星の民が破れ、星晶獣をもらったことを公にできなくなり、「デウス・エクス・マキナ」は歴史の闇に葬られてしまいました。
しかし当時エルステでは完璧な心を持つゴーレムを作成することに躍起になっていました。けれどいくら実験を重ねても作ることはできず、そんなとき星の民が現れたのです。
ゴーレムで戦いを挑んだものの星の民には敵わず、早々に白旗を上げると国への被害を極力抑え、星の民と協力関係に。
そこでエルステは星の民へ「精神に干渉する星晶獣」を要求しました。
それは「人の精神を入れかえたり、抜き出して別の物体や空間に閉じ込める」精神の移動ができる力を持っていました。でもそれではゴーレムに心を入れることは叶わず、研究者たちは星晶獣を使いませんでした。
そして約十年前、宰相「フリーシア」は魔晶の力を使って「デウス・エクス・マキナ」の封印を解除。けれど不安定な魔晶により、星晶獣が暴走。女王夫妻が被害にあい、生き残ったオルキスも精神を抜き取られたままに--。
第55章 フリーシアの計画とは?
黒騎士がオルキスが元に戻る方法を聞くと、オルキスの精神は「メフォラシュ」に残っていて、「デウス・エクス・マキナ」を使えば元に戻ると言いました。
ではなぜ今こんなことをみんなに話すのかオイゲンが聞くと、「デウス・エクス・マキナ」は現在、フリーシアに利用されていると答えます。
フリーシアの計画は、星晶獣を使って精神を抜き取り、それに魔晶の力を使って擬似的な星の力に変換するというもの。
人形のように横たわっている人間はその被験者だったんです。
そしてその星の力に変換する装置も近々完成。それもすべて「アーカーシャ」を起動するための手段に過ぎないようです。
そしてその犠牲になる人間の数はアガスティア帝都に住む全員の精神が必要のようです。さらに「アーカーシャ」が起動し、歴史改変が起これば全世界の人間が犠牲に--。
そこへ大勢の敵がやってきて、アダムが囮に、みんながその隙に地下道へと逃げることになりました。
途中黒騎士とドランクたちも囮となって別行動に。このまま逃げ切ることができるんでしょうか?