「迷惑かもしれない」と思いつつ、半数の人がメッセージを送っている!~メッセージアプリのマナーに関する調査

 ニュース 
  公開日時 
 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

headimage

インターネット調査会社の株式会社マーシュ(東京都渋谷区渋谷、代表取締役:町田正一)は、全国の、学生を除く20~40代の男女で、週5日以上主にスマートフォンでメッセージアプリを利用する方を対象に、メッセージアプリのマナーに関する調査を実施し、その結果を7月8日に公開しました。調査期間は 2015年6月29日~7月1日で、同社が運営する「D STYLE WEB」のアンケート会員を対象に実施されました。

インターネット調査会社の株式会社マーシュ(東京都渋谷区渋谷、代表取締役:町田正一)は、全国在住、学生を除く20~40代の男女で、週5日以上主にスマートフォンでメッセージアプリ( LINE 、 カカオトーク等)を利用する方を対象に、メッセージアプリのマナーに関する調査を実施しました。

【総括】
~「迷惑かもしれない」と思いつつ、半数の人がメッセージを送っている!~
やっと眠りについたころに鳴る携帯、朝から送られてくる重い内容のメッセージ、仕事中なのに何通も繰り広げられるメッセージのやり取り…。「不快、嫌だ、迷惑だ。」とまでは思わなくても、「微妙な心境」を感じる人は、多いのではないだろうか 。電話からメール、メールから LINE等のメッセージアプリ変遷していく中で、いつでも、どこでも気軽に連絡をとれる便利さが増す一方、相手の状況を気にする心遣いやマナーはどんどん薄れてきているのではないだろうか。気にすることが正しいのか、そもそも気にしなくてもいいツールとして認識されているのか、20代~40代の社会人を対象に、マナー意識について調査を実施した。

まず、メッセージを送ってきて欲しくない状況があるか問うと、85%の人が送ってきて欲しくない状況があることが分かった。その状況として最も多かったのは、男女共に「就寝中」だが、男性は3割強に対し、女性は5割弱と、1割以上差が出る結果であった。また、男性は、「勤務中」「通勤中」と、就労時に関わる状況が上位に挙がるのに対し、女性は「身支度中」「就寝前」が上位に挙がり、ここでも男女の違いが現れた。

続いて、実際に「あまり送ってきて欲しくない状況」に送られた時の不快感を尋ねると、「不快」と言い切る人は1割強、「やや不快」が半数で、4割弱は「何とも思わない」と不快に感じつつも、メッセージが来ることを許容している様子が窺えた。しかし、6割強がその相手次第では、不快感を増すことがあると回答しており、最も不快感を増すのは「あまり親しくない友人(同性)」で、身近な人ほど許容できると感じる人が多い様だ。

また、相手にとって迷惑な状況かもしれないと思いつつもメッセージを送ることがあるかを問うと、半数が「送る」もしくは「たまに送る」と回答しており、理由として最も多いのが「急ぎの用事があるから」で6割強、2番目が「相手の都合のいい時に読んでもらえばいいから」で6割弱となり、「メッセージアプリの音が鳴らない等、設定していると思うから」「携帯電話の音が鳴らない等、設定していると思うから」の自己防衛については、1割以下という結果であった。

今回の調査結果から、「メッセージアプリ」の受信タイミングについて、ほとんどの人は送ってきて欲しくない状況があるにも関わらず、自身の行動については、迷惑かもしれないと思いつつも「送ってしまう人」と、「送らない人」で二分する結果となった。また、送ってしまう理由として「相手の都合のいい時に返信してくれればいいから」と考えており、「着信音が鳴ること」で迷惑がかかることには、配慮されていない様子が窺えた。

アプリ、スマートフォン本体には、着信音を設定する機能が充実しているが、まだ自己防衛をする習慣がある人は少なく、マナー意識の強い人に対し、自分本位に行動しすぎると、印象や関係が悪化する可能性すらありそうだ。便利ツールとはいえ、最低限のマナーと配慮は必要なのではないだろうか。

【調査結果はこちら】
http://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2706message-app.html
※上記ページにて、簡易レポートを無料でダウンロードしていただけます。

【調査内容】
・属性(性、年代、職業、居住地、婚姻状況/子有無)
・メッセージを送って欲しくない状況の有無や理由、シチュエーション
・送って欲しくない状況で届いたメッセージの不快度
・相手によって不快度は変化するか
・メッセージ送信の際、相手の状況を考えるか
・相手が迷惑な状況かもと思いつつメッセージを送るか、送る場合の理由
・メッセージアプリのマナー (LINE ・カカオトーク等 ) に関して思うこと

【調査概要】
調査名:メッセージアプリのマナーに関する調査
調査対象者:
・全国在住、20~40代男女(学生除く)
・スマートフォン所有者
・メッセージアプリ( LINE 、 カカオトーク等)を主にスマートフォンで利用
・メッセージアプリ( LINE 、 カカオトーク等)を週5日以上利用
サンプル数:300サンプル
調査期間:2015 年 6 月 29 日~ 7 月 1 日
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社マーシュ
アンケートモニターサイト「D STYLE WEB」(http://www.dstyleweb.com/)の登録会員を対象に実施

3c62b18f34

3c323127fd


 

【会社概要】
会社名: 株式会社マーシュ
代表取締役: 町田 正一
所在地: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-5 アライブ美竹3F
電話番号:03-5468-5101
FAX番号:03-5468-5102
設立:2001年12月21日
資本金:5,000万円
加盟団体:社団法人日本マーケティングリサーチ協会、社団法人日本マーケティング協会
取得認証:プライバシーマーク(登録番号:12390094(05))


《この調査に関するお問い合わせ先》
株式会社マーシュ 担当:板谷・内藤
メール:info@marsh-research.co.jp
TEL:03-5468-5101 FAX:03-5468-5102


SQOOLのYouTubeチャンネル