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【シラーPER バブル】CAPEレシオ40倍台は危険水準か|AI相場に沸くS&P500の過熱と崩壊リスクを可視化する長期チャートを公開

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株式会社PhoenixConnect(代表:Yasuyuki Takiuchi)は、現在の米国株が歴史的なバブル水準にあるかを検証できる「シラーPER チャート|Shiller PER・CAPEレシオ」を公開しました。1871年以降の長期推移、最新値、全期間平均、最高値、最低値を掲載し、現在のS&P500に織り込まれた成長期待を可視化。AIや半導体の成長性と株価の妥当性を分けて考え、熱狂による高値づかみ、過剰なレバレッジ、早すぎる空売りを避けるための実践的なリスク管理を支援します。

■「AIが世界を変える」という予測が正しくても、現在の株価が正しいとは限らない

S&P500や米国大型テクノロジー株が上昇を続けるなか、「現在の米国株はバブルではないか」という警戒が強まっています。

一方で、AI、半導体、クラウド、データセンターなどの成長が企業利益を押し上げていることも事実です。

新しい技術が経済を変える可能性があるなら、従来より高いバリュエーションが正当化されるという見方にも合理性があります。

しかし、成長テーマが正しいことと、現在の株価で購入して高いリターンを得られることは同じではありません。

ITバブル期にも、インターネットが社会や経済を変えるという予測そのものは正しかったといえます。

実際にインターネットは、その後の産業構造と生活を大きく変えました。

問題は技術の将来性ではなく、その将来性を株価がどこまで先取りしていたかです。

企業が成長しても、購入時点の評価が高すぎれば、株価が長期間停滞したり、大幅に調整したりする可能性があります。

成長ストーリーの正しさと、購入価格の妥当性を分けて判断するために活用できるのがシラーPERです。

■米国株の過熱度を確認できるシラーPER長期チャートを公開

株式会社PhoenixConnectは、1871年2月から現在までのシラーPER推移を確認できる長期チャートページを公開しました。

シラーPERは、Shiller PER、Shiller PE、CAPEレシオ、CAPE Ratio、PE10とも呼ばれる長期バリュエーション指標です。

一般的なPERは、現在の株価を直近1年間の企業利益で割って算出します。

これに対してシラーPERは、インフレ調整後の過去10年間の平均利益を使い、現在の株価が企業の長期利益に対してどの程度まで高く評価されているかを確認します。

企業利益は、景気拡大期には大きく伸び、景気後退期には急激に減少します。

直近1年間の利益だけを基準にすると、好景気で利益が一時的に膨らんでいる局面では、株価が実態以上に割安に見えることがあります。

シラーPERは10年間の利益を平均することで、一時的な景気変動を平準化し、市場全体に織り込まれた長期的な期待を可視化します。

■現在値40.64はITバブル期の最高値に接近

Phoenix Connectの公開ページでは、2026年7月20日時点のシラーPERを40.64と掲載しています。

1871年以降の全期間平均は17.41です。

過去最高値は、ITバブル期にあたる1999年12月の44.19、過去最低値は1920年12月の4.78となっています。

現在値40.64は、全期間平均の2倍を大きく超え、歴史的な最高値にも近い水準です。

長期データとの比較では、現在のS&P500が企業の長期利益に対して極めて高く評価されていることが分かります。

ただし、40倍台にあるから、現在が確実にバブルであり、直ちに崩壊するとは断定できません。

企業利益が株価以上の速度で成長すれば、急落を伴わずに割高感が緩和される可能性があります。

低金利、世界的な資金流入、企業の高い収益性によって、高い評価が長期間維持される場合もあります。

一方で、現在の価格には非常に強い成長期待が織り込まれています。

その期待を維持するためには、企業が良い業績を出すだけでは足りず、市場予想を上回り続ける必要があります。

■バブル相場で最も危険なのは「正しい物語」

バブル相場では、根拠のない期待だけで株価が上昇するとは限りません。

多くの場合、実際の技術革新、企業成長、社会変化といった正しい物語が存在します。

AIが企業の生産性を高める。

半導体需要が長期的に拡大する。

データセンター投資が増加する。

巨大テクノロジー企業が高い利益率を維持する。

これらの予測が実現しても、投資家がその成長を過度に先取りしていれば、株価は下落する可能性があります。

企業利益が20%増加しても、市場が30%や40%の成長を期待していれば、好決算でも失望売りが起こります。

バブル相場で危険なのは、完全に間違った話を信じることだけではありません。

正しい成長ストーリーを理由に、「どの価格で買っても長期的には利益になる」と考えてしまうことです。

シラーPERは、成長テーマを否定する指標ではありません。

その成長期待に対して、投資家がすでにどの程度の価格を支払っているかを確認する指標です。

■シラーPERが高いだけではバブル崩壊を予測できない

シラーPERは市場の過熱を確認するうえで有効ですが、相場が崩壊する時期を示すものではありません。

割高な市場は、さらに割高になることがあります。

シラーPERが30倍を超えた時点で空売りしても、その後40倍まで上昇すれば、大きな損失になります。

相場の上昇が続くと、価格上昇そのものが新たな買いを呼び込みます。

周囲の投資家が利益を得ていることで、投資を見送っていた人にも焦りが生まれ、さらに資金が流入します。

株価上昇によって含み益が増えると、投資家はレバレッジやロットを引き上げやすくなります。

この循環によって、バブル相場は崩壊直前まで非常に強く見えることがあります。

シラーPERの高さだけを理由に上昇トレンドへ逆らうのではなく、価格、需給、企業利益、金利に変化が現れるまで待つ必要があります。

■バブルの危険性を高める5つの変化

シラーPERが高いことに加えて、複数の変化が重なった場合には、バブル崩壊への警戒を強める必要があります。

第一に、株価の上昇速度が企業利益の成長を大幅に上回ることです。

利益より株価の伸びが速ければ、上昇の多くは評価倍率の拡大によって生まれています。

第二に、指数上昇が少数の大型銘柄へ集中することです。

指数は高値を更新していても、上昇銘柄数が減少している場合、市場全体の基盤が弱くなっている可能性があります。

第三に、投資家が損失の可能性を考えなくなることです。

「下がれば必ず買い」「米国株は絶対に戻る」という意識が広がるほど、損切りや資金管理は軽視されます。

第四に、信用取引やレバレッジが増加することです。

借入による投資が増えると、相場反転時に強制決済が連鎖し、下落が加速する可能性があります。

第五に、金利上昇や利益成長鈍化にもかかわらず、株価だけが上昇し続けることです。

株価を支える前提が弱くなっているにもかかわらず、期待だけで買われている場合には注意が必要です。

■高いシラーPERを売りシグナルではなく資金管理へ活用

シラーPERが歴史的な高水準にある場合、最も重要なのは市場から完全に撤退することではありません。

現在の評価水準に合わせて、ポジションの大きさを調整することです。

新規投資では、一度に全資金を投入せず、複数回に分けます。

CFD、先物、信用取引では、通常よりレバレッジとロットを抑えます。

含み益が大きいポジションは、一部利益確定によって現金を確保します。

株式比率が当初の資産配分を大きく上回っている場合には、リバランスによって増えすぎたリスクを元へ戻します。

相場が上昇を続けた場合にも利益へ参加でき、下落した場合にも追加投資や再エントリーができる状態をつくることが重要です。

バブルかどうかを完全に見極めてから行動する必要はありません。

どちらへ動いても資金を残せる設計へ変えることが、現実的なバブル対策です。

■バブル相場でレバレッジが危険な理由

現物株を余裕資金で保有していれば、株価が大幅に下落しても、回復まで待てる可能性があります。

しかし、CFDや先物などで大きなレバレッジを利用している場合、長期的な見通しが正しくても、短期的な急落で強制決済になる危険があります。

株価が数年後に回復しても、その前に証拠金を失えば、回復相場へ参加することはできません。

バブル相場では、上昇が続くことで警戒心が弱まりやすくなります。

利益が積み上がるほど自信が強まり、最も高値に近いところでロットを増やしてしまう場合があります。

その直後に相場が反転すれば、過去に積み上げた利益だけでなく、元本まで失う可能性があります。

歴史的な高バリュエーション局面では、利益の最大化よりも、一度の急変で市場から退場しないことを優先する必要があります。

■空売りはバブル判定ではなく価格転換を待つ

シラーPERが高い市場を見ると、「売りで大きな利益を得られるのではないか」と考えやすくなります。

しかし、割高であることは、空売りのタイミングを意味しません。

相場は、理論的な適正価格から長期間乖離し続けることがあります。

空売りを検討する場合には、シラーPERの高さだけでなく、実際の価格転換を確認する必要があります。

主要指数が長期移動平均線を割り込む。

高値と安値を切り下げ始める。

企業利益予想の下方修正が増加する。

出来高を伴う下落が増える。

指数上昇を支える銘柄数が減少する。

こうした変化が重なることで、市場の資金の流れが転換した可能性を判断しやすくなります。

シラーPERで市場の危険度を確認し、価格トレンドで売買タイミングを確認する。

この役割を分けることで、方向は正しくてもタイミングが早すぎるという失敗を減らせます。

■バブル崩壊後も一括投資を避ける

実際に相場が大きく下落すると、上昇中には「下がれば買いたい」と考えていた投資家も恐怖で動けなくなります。

反対に、初期の下落を一時的な調整だと判断し、過剰なナンピンによって資金を使い切るケースもあります。

大幅下落によってシラーPERが低下すれば、長期的な投資妙味は改善する可能性があります。

しかし、シラーPERが平均へ近づいたからといって、直ちに底値になるわけではありません。

景気後退や信用不安が継続していれば、株価はさらに下落することがあります。

バブル崩壊後も、一度に全資金を投入するのではなく、時間と価格を分散して投資することが重要です。

シラーPERによる長期的な割安化と、価格トレンドや企業利益の改善を確認しながら、段階的に投資額を増やします。

■熱狂の中で市場を客観視するための長期チャート

バブル相場では、株価が上昇していること自体が、買う理由になりやすくなります。

周囲の投資家が利益を得ていると、自分だけが取り残されているように感じ、計画以上の資金を投入したくなります。

株式会社PhoenixConnectが公開したシラーPERチャートでは、現在値、前回比、全期間平均、過去最高値、過去最低値、高低差を一つの画面で確認できます。

表示範囲は、全期間、100年、50年、25年、10年、5年、1年から選択できます。

ITバブル、金融危機、過去の長期平均と現在を比較し、S&P500へどの程度の成長期待が織り込まれているかを確認できます。

本ページは、AIや米国企業の成長を否定するものではありません。

優れた成長テーマが存在するときほど、その期待に対して高すぎる価格を支払っていないかを確認するための分析ページです。

シラーPERが高いからすべて売るのではなく、投資額とレバレッジを抑える。

相場が下落したから恐怖ですべて売るのではなく、長期的な評価水準を確認する。

この習慣が、熱狂による高値づかみと、恐怖による底値売りの両方を防ぎます。

シラーPERの最新値、過去平均、最高値、最低値、1871年以降の長期推移は、以下のページから確認できます。

【シラーPER チャート】Shiller PER・CAPEレシオ|株価の長期バリュエーション
https://www.phoenixconnect.jp/shiller_per

※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資行動を推奨するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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