オランダシリアスゲームの現状は?視察報告会の様子
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
当サイトで何度か取り上げてきたシリアスゲーム。シリアスゲームとはシリアスゲームとはエンターテインメントのみを目的とせず、教育や社会問題の解決を目的としたゲームを指します。
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そのシリアスゲームの先進国オランダへの視察を実施した、ゲームジャーナリストの小野憲史氏と元東京工科大学の岸本好弘先生による報告会が、8月29日、東京都千代田区の社会起業大学にて実施されました。
7月末~8月上旬にかけてオランダシリアスゲームの視察を実施した小野健司氏。Dutch Game Gardenではゲームデベロッパーの熱気を感じたそうです。
その他、大学でのシリアスゲーム研究の様子や、シリアスゲーム開発企業の課題などについて報告しました。
小野氏と共にオランダのシリアスゲーム視察を行った岸本先生。オランダで聞いたシリアスゲーム制作の理論化に非常に興味を持ったといいます。
その他、オランダの大学生は就活だけではく、3年時にゲームを開発してスポンサーを見つけ独立起業する道もあることが印象に残ったと語りました。
シリアスゲーム開発会社「Game for It」を経営する後藤氏は、開発者として3月にオランダを訪問、シリアスゲームの理念に感銘を受けたと語りました。
日本のシリアスゲーム研究の第一人者、日本大学の教授は、オランダ新IT産業としてシリアスゲームを手掛ける企業増加の流れを説明、そのうえで日本でも実施しているシリアスゲームジャムの取り組みを紹介し、日本でのシリアスゲームの認知度向上に対する意気込みを語りました。