【Slush Tokyo2018レポート】まるでスパイダーマンのような躍動感!3対3の対戦が楽しめるVRアクションゲーム「Blitz Freak」
著者:篭谷千穂
3月28日(土)~29日(日)に東京ビッグサイトにて開催されたフィンランド発のスタートアップ・フェスティバル「Slush Tokyo 2018」。開催されるたび毎回何かしらその年のトレンド的な傾向があるのですが、今年はとにかくフィンテック・ブロックチェーン・仮想通貨に関するセッションや出展が多く、お祭り状態でした。
ちなみにその次に多かったのかがVR(仮想現実)やAR(拡張現実)・MR(複合現実)などのXR。その中でもこちらのVRゲーム「Blitz Freak」は海外からの参加者からも評価されていた人気コンテンツでした。
「Blitz Freak」は株式会社ActEvolveが開発するHTC Vive向けVR対戦アクションゲームで、3人1組の2チームが、それぞれの武器やスキルを駆使して戦い陣地を取り合うという、リアルタイムストラテジーゲームのサブジャンルの一つである「MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)」をVR空間で楽しめるのが特徴のゲーム。
チーム戦なので勝利の鍵となるのはチームワークですが、360度の視界いっぱいに広がる世界の中を飛び回り、どこから来るか分からない敵チームの攻撃を防ぎ、かつ自分も攻撃を加えるのはかなり大変。慣れない内はチームワークどころか自分一人が戦うのもいっぱいいっぱいでしょう。
体力ゲージは視界上部に表示されており、自分の体力が0になる前に敵チームのメンバーの体力を0にすれば勝利となります。ゲームはViveコントローラー対応で、ビーム系の武器で直接敵を攻撃したり、またはフィールドにあるドラム缶などのオブジェクトを掴んで投げたりと多彩なアクションが行えます。
最も一番印象的だったのは、空間内を縦横無尽に駆け巡ることができる躍動感溢れる移動機能。
ただフィールド上を走り回るのではなく、一気にビル伝いに上に駆け上がったり、逆に地面に急降下したり、はたまた隙間を越えて向こう側まで飛び移ったりと、まるで「スパイダーマン」のようにVR空間内の上下左右を好きなように動き回れます。その際の足が浮き上がるような何とも言えない浮遊感が実にリアルで、プレイしているうちにこれがVRゲームだという感覚を忘れてしまいました。
ただ攻撃と防御を使いこなすだけでなく、この瞬間移動を上手く利用して敵の裏をかくのもまた勝利の鍵なのかもしれません。
この「Blitz Freak」はまだ開発中で完成しておらずリリースは今春予定とのことですが、既にSteam上で早期アクセスが始まっています。気になる人は今のうちからチェックしておきましょう!
Steam内の「Blitz Freak」ページはこちら
http://store.steampowered.com/app/757670/Blitz_Freak/