令和と共にやって来たパンツのゲーム！パンツが主役で、パンツが戦い、テーマソングもパンツな、唯一無二のぶっ飛びまくったゲーム「パンティパーティー」
著者：ちゃんたく
「これはパンツが街中を飛びまわって、戦いあうゲームです」
どんなゲームなのかと尋ねられた時、あなたはどんな事を思うでしょうか。
数々の名作ゲームが誕生した平成時代も終わり、新しい時代「令和」がやってくると共に、パンツが主役で、パンツが戦い、テーマソングもパンツな、とにかくパンツだらけの異色すぎるゲームが誕生しました。
今回紹介するのは、4月25日にSwitchで発売された「パンティパーティー」というゲームです。
ゲーム内容は、パンツが街中を飛びまわって戦いあう3Dアクションシューティングゲームです。決して適当に書いているわけではなく、一言一句間違った事は言ってません。
これでもかとパンツが押し出されていますが、18禁のアダルトゲームではなく、12歳以上からプレイすることができる超健全（？）なゲームです。
ゲームには、パンティパーティーの世界観をたっぷり楽しめるストーリーモードや、最大4人で遊ぶことが出来る対戦モードが収録されています。
ストーリーが始まると、早速パンツが喋り始めるという異常な光景がプレイヤーを出迎えてくれます。
画面いっぱいに描かれたパンツは、プレイヤーに細かい事を考えさせない妙な圧力が……。ここからどんなぶっ飛んだ展開になるのかという期待と不安が入り混じります。
もしこの瞬間を家族や恋人、友達に見られた場合、気まずい空気が流れそうな未来しか見えません。「これはパンティーで戦っていくゲームで……」と自信満々に説明する勇気がない人は、プレイする環境に気を付けましょう。
なんと心強い、至極当然なツッコミでしょうか。主人公の女子高生、夢理花ちゃんのおかげで、世界観に取り残されずにプレイできそうです。
と、安心したのも束の間。なんと夢理花ちゃんがパンツに変身してしまいました。さらに、パンツに変身できるという事は愛の戦士である証明とまで言われてしまいました。なんというゲームだこれは…！
突然パンツになったと思ったら、パンツとして戦う羽目に。どうやらまだ、このゲームを甘く見ていたようです。
さて、ここまで見ればインパクト重視の出落ちゲーのように感じてしまいますが、ゲームの内容は「正統派」のシューティングアクションです。プレイヤーはパンツを操作するだけ！
ビームやキャノンといった遠距離攻撃や、ひたすら殴る近距離攻撃を使い分けて、相手のパンツを倒します。敵の強力な攻撃を回避し、距離を詰めながら照準を合わせて攻撃するのが思いのほか難しく、アクション要素も十分です。
世界観の緩さとは裏腹に、難易度も中々骨太です。少なくとも、適当に攻撃技を連打してるだけでは敵の猛攻にあい、負けてしまいます。攻撃や回避を使い分け、地形を利用したり、敵をひきつけたり、しっかりと考えて戦う必要があります。
チャレンジ要素である無死亡クリアや時間内クリアを目指すとなると、一筋縄ではいきません。ストーリーだけでなく、ゲーム自体もしっかり楽しむことができます。
ストーリーを進めていくと、個性豊かないろんなパンツと出会います。バカゲーにふさわしい明るいノリから、随所にパンツを活かした台詞まで、ここまで貫いて作りこまれていると思わず感心してしまいます。
「重要なのはパンツではなく穿く人」という、迷言ならぬ名言を残す夢理花ちゃん。製作者の熱いこだわりが垣間見えます。
夢理花ちゃん以外の女の子も登場します。パンツゲーながら女の子のイラストのレベルが高く、とても可愛いですね。
また、ストーリーモードの他にも、Nintendo Switch版では最大4人でプレイできる対戦モードが用意されています。
選べるパンツには白パンツ、くまちゃんパンツ、縞パンツ、セーラーパンツなどいろいろなものがあり、それぞれ攻撃技や能力が違い、しっかりと差別化されています。
1vs3や2vs2にも対応しており、パーティーゲームとして十分熱中して遊ぶことが出来るでしょう。まさに「パンティパーティー」の名にふさわしいモードです。
「パンツが戦うゲーム一緒にやらない？」と誘えば、誰かが興味を示してくれるかもしれません。妙に心地よいテーマソングが脳内でループし始めたら、あなたはすでに「パンティパーティー」の魅力に取りつかれているはずです。
これほどパンツと連呼した記事は後にも先にもこれが最後でしょう。それだけ、パンツ一筋のゲームであるという証拠です。
パンツで戦いあう唯一無二のゲームを是非プレイしてみてください。
著者：ちゃんたく
