競走馬育成ゲーム「ダービーインパクト」 競馬ファンも納得のクオリティ!愛馬を育ててダービー制覇を目指そう!
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
本格派競馬シュミレーションゲーム!愛馬を育ててダービー制覇を目指そう! | |
対応機種 | Android2.3以上 iOS5.1.1以上 |
価格 | 基本無料 |
公式サイト | http://www.derbyimpact.jp/ |
「ダービーインパクト」はこちらからダウンロードできます。
最近TVでよくCMを見かけるようになりました。
競走馬育成ゲーム、『ダービーインパクト』。
これ、なかなか面白いんです。
「ダビスタ」なんかとかなり通じるものがあります。
一介の競馬ファンでも十分に楽しめます。
ダービーインパクトのゲーム内容
牧場のオーナーであるユーザーは、競馬に関わる一通りの仕事をやることになります。
・競走馬の生産
・競走馬の調教
・レース出走
・引退後の繁殖(自分で育てた種牡馬、繁殖牝馬の管理)〜また生産へ
まさに競馬のサイクルをそのまま経験出来るわけですね。
しかし何よりもまずはレース勝利が一番の目的。
自分の作った馬が大レースを勝つというのが何よりの醍醐味で、競馬ファンのロマンでもあります。
現実には相当な資力がないと馬主にはなれませんからね。
※画面は私がそれなりにやり込んだステータスのもの。
牧場
厩舎
全ては画面右上の「行動ポイント」の消費によって実行されます。
ポイントは画面右上のポイント残高が最大48ポイント〜0ポイントまで。行動する事で消費したポイントは一定時間で少しずつ回復します。
まずはここから「生産」
何はともあれまずは生産。
元手となる資金で繁殖牝馬を購入、種牡馬をつけて子供を作るのです。
もちろん繁殖牝馬も、その相手となる種牡馬も自分で選びます。
最初はあまりいい種牡馬は種付けできませんが、どんな馬をつけるとどんな適性の馬が誕生するのか、想像しながら楽しめるのです。
このプロセスで競走馬の血統にえらく詳しくなる人もいるでしょう。
種付けから1年経つと、子供が産まれます。
一番早いと2歳の4月から入厩(厩舎へはいること)が可能に。
※その馬の成長具合(早熟、普通、晩成、持続)によってそのデビュー時期はまちまち。血統にも左右されます。
愛馬を育てよう!「調教」について
めでたく入厩したあとは調教で馬を鍛えます。
厩舎(馬房)
産まれた時、能力別にランク付けがなされていて、SSを最上位に、下はCやDまで。
その能力別に、最大能力は〜150%までとされています。
自分の調教次第で最大限の成長が促せる事もあれば、上手くやらないとその能力を活かしきれないことも。
また成長の限界時期も決められているため、そこまでにいかにして効率的に調教するかが求められます。
調教は、芝、ダート、ウッド、坂路、プール、ゲートなどがあり、中には単走か併せ馬か、そしてその強度(馬なり、強め、一杯)によって、各能力の伸びはもちろん、調子への影響、体重の減り、疲労の具合も変わるとこなんかは非常にリアル。
調教メニュー
ゲート調教
とてもよくできています。感心。
いよいよデビュー!レースに出馬
ある程度調教が出来たら念願のデビュー。
見事差し切り勝ち!
こんな風にゲームを進めていくと、いずれGⅠに手が届くようになります。
正にこんなCMのように。
さらにコツコツとやっていけば海外のあのレースにも勝てる日が。。。
※最近ようやく勝てました。
「ダービーインパクト」のグッときたところ
イチ競馬ファンとしてこのグッときたのは主にこんなところです。
①確実性
調教をきちんとやれば馬の能力はきちんと伸びます。
きちんと能力が伸ばせればしっかりレースには勝てます。
現実にはなかなか勝つのが難しい競馬ですが、このゲームには確実性があります。コツコツやることですね。
②実際の競馬に合わせたイベント
その時、その季節に行われているレースや、実際の競馬で起きたニュースに合わせてゲーム内でイベントが発生します。
現実離れしすぎることなく、常にリアルな競馬と繋がっていることで、よりその醍醐味を楽しむことができます。それに何より新たな競馬ファンの獲得や掘り起こしに一役買ってくれていると思うわけです。競馬ファンとしてこんな嬉しいことはない。
③リアルさ
馬名や血統背景はもちろんのこと、騎手やレーシングプログラムなども現実に忠実。昔は、馬名や騎手名をもじったりしたゲームがありましたが、そんなことは一切ないのでかなり本格的と言えるでしょう。
※最近は胡散臭い名前を使うような古いゲームはあまりないのかもしれませんが。
おすすめの育て方
それなりにやってみた結果、私がやっている調教はこんな順番です。
①ゲート調教をやりきる
いくつかある能力のうち、一番伸ばしにくいのがゲートの能力です。
入厩したばかりの若いうちは、一気にゲート調教をやりきってしまうといいでしょう。レースで出遅れる事があるようだと、能力があってもさすがに厳しいです。
②プール調教or芝(併せ馬&一杯)でガンガン能力を上げる
次に、満遍なく能力を上げられるプール調教か、芝を併せ馬で一杯に追うこと。
これで能力はかなり早く伸ばせるので、デビューにも早くこぎつける事ができます。ただし、それなりに体重が減るため、最初のうちは体重を戻すためのアイテムがあまりないため厳しいかもしれません。スタート当時はあまりプール調教は使わずにその他のメニューで調教を積むことをお勧めします。
③ダート、ウッド、坂路で足りないところを補う
ダートはスタミナ、ウッドは距離適性、坂路は瞬発力を伸ばします。馬の能力にはばらつきがあるため、満遍なく能力を伸ばすプール調教とスピードを伸ばす芝調教だけでは足りない部分を補う事ができます。
ここで必要に応じて併せ馬で根性をのばし、一杯に追うことで気性面の能力を高めてあげれば盤石です。
求む実装機能
このゲーム、概ね満足なんですがイチ競馬ファンとしては、強いて言うならこんな機能が欲しい。
①産まれてから入厩までのイベント
実際の競馬はそこまでうまいこと進みません。馬は母との別れを経て成長していきます。また、事故によるケガもあります。
このゲームは、生産と調教〜レースでは充実感が得られますが、産まれてから入厩するまではただ放置するのみです。
何かしらユーザーが楽しめる要素、不確定要素を盛り込んでもらえたら、と感じました。
②調教中、レース中のイベント
入厩までと同様にイベントが何もないのが少し惜しい。順調過ぎるのです。
下手すると調教やレースで競走能力消失とか故障による安楽死といったことも起こりえます。
このゲームにおいてもその要素を是非取り込んで欲しい。
より競馬のドラマを楽しむには順調さ、確実性よりもむしろ不安定さや不確実さを積極的に入れて欲しいということです。
③レースによる成長
このゲームの成長は調教でしか見込めません。いや、ゲームの仕様でレースによる成長要素もあるのかもしれませんが、少なくともやっている分にはその成長具合は感じられません。
でも実際の競馬にはレース経験による成長というものが確かにあります。
それをこのゲームにも忍ばせて欲しいのです。
④レースに登場する名馬がそんなに強く無い
次に、憧れのあの名馬があまり強くないということ。確かに最初は苦戦しますが、ある程度ゲームを進めるといずれそれほど苦にしなくなります。憧れの馬にそれなりにやったら勝ててしまった、などというのはある種、夢がないと思うのです。
いずれの要素も反映させることでかなり難解なゲームになると思うので、実現可能かはわかりませんが、是非挑戦してみて欲しい。
例えば『ダービーインパクト プロフェッショナル』なんてタイトルでバージョンアップリリースするとか。
考えただけてやりたくなってきます。
ということで冗長な紹介になりましたが、このままでも充分お勧めなゲームであることには変わりません!
あなたも是非とも馬主に、そしてダービー制覇の栄光を。
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