まさに王道!物語重視のシミュレーションRPG「伝説のレギオン Remix」

 ゲームレビュー 
  公開日時 

 著者:東 

まさに王道!物語重視のシミュレーションRPG「伝説のレギオン Remix」

本格戦略シミュレーションRPGのリニューアル版!
対応機種  iOS 6.0 以降/Android2.3 以上
価格 基本無料
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今回紹介する「伝説のレギオン Remix」はストーリー重視のシミュレーションRPGです。

シミュレーションRPGというと「タクティクスオウガ」や「ファイアーエムブレム」などが有名ですけれど、本作もまさにそれら名作シリーズでおなじみの楽しさを内包しています。

まさに王道!物語重視のシミュレーションRPG「伝説のレギオン Remix」

キャラクターを育成する楽しさ、シミュレーションと冠するだけはある頭脳的なバトル、そしてドラマチックに展開する物語性などなど・・・。

なお本作はもともと「伝説のレギオン」としてリリースされていたものに大幅なリニューアルを施して再配信したものです。

キャラクターのビジュアルは一新して美麗になり、新章となるエピソード7からラストまでを追加。
装いも新たに一貫してストーリーを楽しめる完全版として登場しました。

古き良きではなく、あえて王道と呼びたい

「伝説のレギオン Remix」は、かねてからのゲーマーであれば「古き良き時代の~」という表現を使いたくなるところですが、あえて「王道」と呼びたいというのが実情。

それはなぜかといいますと筆者が「伝説のレギオン Remix」をプレイしてみて感じたことが、かつて夢中になった往年の名作シミュレーションRPGの思い出が脳裏に去来し、それらタイトルへの多大なるリスペクトをひしひしと実感したからにほかなりません。

伝説のレギオン

本作における「王道」の意味は、少年漫画誌に例えるとわかりやすいかと思います。

おなじみの少年誌『週刊少年ジャンプ』が標榜する「努力・友情・勝利」というテーマ性はいつの時代でも普遍ですが、「伝説のレギオン Remix」のゲーム性についてもまさにそれがピタリと当てはまります。

キャラクター性を基軸に重層的な物語が織りなすファンタジー。

移動か? 攻撃か? それとも待機して迎え撃つ!? 敵との間合いを把握しながらキャラクターの得意とする戦法で戦うことができる高度な戦略性を伴うバトルパート。

伝説のレギオン

そして2D俯瞰視点のスーパーファミコン時代を思わせながらも緻密に描かれたグラフィックなど。

古くからのゲーマーであればかつての名作の手応えが蘇り、お初の人にも確立された人気ジャンルの面白さを堪能することができる、まさに「王道」なシミュレーションRPGを楽しむことができるのです。

模倣ではなく踏襲!骨太なゲーム性までも継承!

ここまでの説明のままでは「単なる名作のパクリ」と早合点してしまう読者もいるかもしれませんので、念のため補足をさせてもらいます。

本作は確かに名作シミュレーションRPGのエッセンスを随所に感じはするものの、それは「模倣」ではなく「踏襲」。

根幹となる部分こそ従来の名作を彷彿とさせますが、キチンとスマホゲームとしての利点をいかすなどの最適化が図られていることを見逃してはいけません。

伝説のレギオン

中でも強く思ったのは、この手のゲームはスマホ操作のメインとなるタップとの相性がすこぶる良いということでしょう。

遠く離れた移動場所をコントローラーで指示するとなると回数がかさむと鬱陶しくなりがちですけれど、指先一つで即アクションを起こせるのは殊の外ストレスフリー。
スマホゲームに求められるサクサクプレイで遊べるのは◎。

伝説のレギオン

また、個人的に特にナイスに感じたのが「ステージクリアをしなければそれまでに獲得した経験値やアイテムがパー」という点にあります。

こう聞くと「え~!」と思われる人もいることでしょう。

実際のところ最近のゲームでは、途中でゲームオーバーになったとしても経験値等は半分は手に入るなどの救済措置が当たり前になりましたが、個人的にそういう余計なお世話にはノーを突きつけたいと思っていただけに、これには思わず「おっ!」と思いました。

伝説のレギオン

ゲームの楽しさを高めるための欠かせない要素の一つに「達成感」というものがあります。

これはリスキーなほど、ハードルが高いほどクリア時の手応えはズシリと重くなるものです。

伝説のレギオン

ときにはスマホを叩きつけたい衝動に駆られることもあるでしょうけれど、そういう悔しさがあるほど覆したときの喜びは筆舌につくしがたいものがあるのです。

あなたもぜひ本作をプレイしてそんな悔しさや苛立ちを克服した先にある勝利の喜びをキャラクターたちと一緒に掴んでみてください。

きっとそれまでのゲームにはない達成感を得ることができるかと思います。

伝説のレギオン

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著者:東
80年代からテレビゲームに親しむ親父ライター。
最近でもスマホゲームをメインにいろいろとプレイ中。