ChinaJoy2018報告会がアカツキのセミナールームで開催、高橋玲央奈氏、黒川文雄氏、宣科氏がそれぞれの視点でChinaJoy2018を報告
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
今月3日から6日、アジア最大級のゲームの展示会、ChinaJoyが中国上海で開催されました。中国ゲーム市場の盛り上がりを受け、日本ゲーム業界内でも中国市場に注目する関係者が増えており、ChinaJoyは例年以上の注目を集めました。そのような状況の中、東京都品川区にある株式会社アカツキのセミナールームにて「ChinaJoy報告会」が実施されました。
報告会では、中国廈門(あもい)でゲーム事業を営む高橋玲央奈氏、メディアコンテンツ研究家の黒川文雄氏、中国出身で中国へのゲームパブリッシングなどを手がける宣科氏が登壇し、それぞれから見た今年のChinaJoyの様子を報告しました。
高橋氏は、ChinaJoy会場でHTML5ゲームプラットフォームについての講演を実施。中国ゲーム関係者のHTML5ゲーム市場への関心の高さについて語りました。
また、WeChatの有用性や、通訳の必要性など、日本人が中国でビジネスをする際のポイントなども解説しました。
13年ぶりに上海を訪れたという黒川氏。景色が大きく変わったことに驚いたと言います。
ChinaJoyでは会期5日間全てを使って多くのブースを視察、中国ゲーム業界の力強さや日本との違いについて、エンターテインメントの専門家ならではの視点で報告しました。
最後に登壇したのは、中国出身の宣科氏。宣科氏は日本ゲームデベロッパーの中国展開の支援も実施しており、実際に日本のインディゲームデベロッパーに帯同してChinaJoyに参加した様子や、どのように中国展開を実施したのか、その際のポイントなどについて報告しました。
パネルディスカッションではUNITY森嶋氏の司会の元、ChinaJoyに参加する際の注意点や、渡航前に必要な準備、現地で困ったこと、そして中国ゲーム市場と日本ゲーム市場への期待が語られました。
凄まじいまでのスピードで変化する中国ゲーム市場。SQOOLは来年もChinaJoyに参加し、その様子をお届けしてまいります。