ゲーミング家具のWillowにだいしん創業支援ファンドとアニモ・ホールディングスが出資
Willowは12月25日、「おおさか創業投資事業有限責任組合」とアニモ・ホールディングスを引受先とした第三者割当増資の資金調達を実施したことを発表した。
今回調達した資金により、ゲーミング家具ARCdeskシリーズの北米市場・欧州市場・アジアオセアニア市場への流通するための国際特許費・企画開発費・運営費に充当し、さらなるゲーミング家具における新製品の開発を行うとしている。
Willowは、Willow Gearブランド、アークシステム搭載のゲーミングデスク「ARCdesk」「ARCdesk mini」などを企画・開発するために、2019年2月に創業したスタートアップ企業だ。
アークシステムは、コントローラーモードとキーボードモードを一瞬で切り換えることのできるゲーミングデスクであり、世界約25億ゲームユーザーの面倒な設置・収納・置場という課題を解決するために考案された特許取得のゲーミング家具。
なお、ARCdeskシリーズは、Willow Gear公式オンラインショップ、amazon、PayPayモール、楽天、Tsukumo、パソコンショップアーク、ワンズ、渋谷LoFtなどで展示しており、流通網を整備し国内流通している。
ゲーミング家具市場は、家具市場領域とゲーム市場領域が交差する新しい市場領域。2021年にはスウェーデンの大手家庭用家具メーカー「IKEA」、日本国内の大手オフィス用家具メーカー「オカムラ」も参入する事を発表しており、約25億人の新たな潜在ニーズの高い市場領域として注目を集めている。
・だいしん創業支援ファンド
だいしん創業支援ファンドは、地方創生スタートアップへの支援を目的として2014年9月に設立されたファンドで、全国的にも珍しい株式上場を前提としない投資支援を行っている。主な出資対象は、大阪信用金庫営業対象地域に本社を置き、原則として会社設立予定者、株式会社化から5年以内の企業。
・アニモ・ホールディングス
2016年8月、「仲間の夢を実現し仲間を元気にする」というビジョンにより、スラストマスター事業(ゲーム周辺機器)・BPO事業などを推進しているベンチャー企業。主に、グランツーリスモSPORT大会専用ステアリングホイールT-GT, エースコンバット7対応HOTAS4/X ACE7 Editionなどをプロデュースし、茨城国体・鹿児島国体 文化プログラムeスポーツ 全国都道府県対抗選手権 グランツーリスモ部門などのeスポーツ大会をサポート、BPO事業を通じて、スタートアップを支援している。