東京ゲームショウの注目エリア「Selected Indie 80」の中でも注目の5タイトルを紹介!

 コラム 
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 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

年に一度のゲームの祭典、東京ゲームショウがいよいよ今月26日に開催されます。
PlayStation5Proを発表し、さらに「アストロボット」が大好評のSONYブース、「モンスターハンターワイルズ」のCAPCOMブース、「Call of Duty:Black Ops 6」が控えているハピネットブースなど、今年の大手ブースには見どころはたくさんありそうです。
ですが、筆者としては「Selected Indie 80」エリアを皆様にお勧めしたいと思います。

「Selected Indie 80」は、世界中から応募されたインディーゲームタイトルの中から、特に優れている80タイトルのみが無料で出展できるプロジェクトです。
業界の裾野を広げ、後進を育成するという意味で非常に価値のある取り組みと言えるでしょう。

その「Selected Indie 80」には本当に面白そうな光るゲームが集まっていますので、ぜひ皆様足を運んでみてください。

さて、これ以降は「Selected Indie 80」の80タイトルの中でも筆者が特に注目している5タイトルをご紹介したいと思います。

Selected Indie 80公式ページ

愚霊(ブラジル)

全編完全手描きの和風アクションゲームということで、もう色々すごいです。
墨絵のような世界でヌルヌルと動くアクション、そして前衛的な和の音楽。
SteamページにはDemo版がありませんので、プレイするなら「Selected Indie 80」に足を運ぶしかありません。

KILLA(韓国)

師匠を殺した「ラ」を探して島を探索する推理系アドベンチャーゲーム。ペーパークラフトで作られた世界は、古いノスタルジックな雰囲気と、童話的な世界観を作り出していますが、そこで展開される深いストーリーと心理描写が見事な一作。

Minds Beneath Us(台湾)

去年から台湾のイベントなどで追いかけていたタイトルがついに東京ゲームショウに!

人工知能の普及によりほとんどの仕事が奪われた未来、大量な失業者が現れた。その反動で人間の脳を繋げて運用するネットワークが誕生し、高額な設備投資が必要な旧来型の人工知能は淘汰されてしまう。

人工知能に仕事を奪われた失業者の多くがこの「人脳ネットワーク」に加わっていく……

そんな病的な社会で、ある陰謀が浮上する……

ミキとネコの島 Neko Odyssey(タイ)

昭和な香りのする島で、ひたすら猫を撮影するという猫好きのためのゲーム。
タイからなぜ昭和ライクなゲームが出てくるのか謎ですが、猫は世界中で愛されていることが確認できる一作です。

愉快でハッピーな音楽も耳に残ります。

CASSETTE BOY(日本)

見えないものは存在しない、という世界のルールに則って、世界をクルクル回して冒険していくRPG。

パズル要素のあるRPGは過去からたくさんありましたが、世界そのものを騙し絵的に改変していくってのは新しいのではないでしょうか。

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著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いつの間にかメディアの人みたくなったことにいまだに慣れない中年ゲーマー。夜行性。
好きなゲームは「桃鉄」「FF5」「中年騎士ヤスヒロ」「スバラシティ」「モンハン2G」「レジオナルパワー3」「スタークルーザー2」「鈴木爆発」「ロマサガ2」「アナザーエデン」などなど。
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