カプコンプロツアーだけじゃない!2020年の「ストリートファイターV」は見どころ盛りだくさん!
著者:ちゃんたく
今年で5年目を迎えるカプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイターV」。国内のeスポーツタイトルとして大きな存在感を放っており、年々大会の規模も大きくなっています。
そこでこの記事では、2020年の「ストリートファイターV」シーンで特に注目すべき大会を紹介したいと思います。
「カプコンプロツアー2020」(3月~)
カプコンプロツアーは、1年を通して世界各地で開催される大会群を指します。プロツアーに指定された大会で好成績を残すとグローバルポイントを獲得でき、ポイント上位選手は年末に行われる決勝大会「カプコンカップ」に出場できます。
毎週のように大会が開催されるので、選手たちの活躍が観られるメインコンテンツと言えるでしょう。ファンにとってもお馴染みの大会ですが、今年は昨年と比べてルールが大きく変更されています。
より楽しく視聴できるように変更点をまとめておきます。
最も大きな変更点は、2シーズン制に変更されたことです。昨年は年間のポイント上位26名がカプコンカップに出場できる形式でした。
今年は大会が前半(3月20日~7月5日)と後半(7月10日~10月31日)に分けられました。前半最後の大会でポイントが一度リセットされ、前半後半のそれぞれ上位8名、計16名がカプコンカップ出場確定となります。
近年は1年間ほぼ毎週のように世界各地を周る必要があり、選手やスポンサーへの負担が問題視されていました。渡航費があまり出せないプレイヤーにとっては、今年は前半か後半のどちらかに集中して参加しカプコンカップ出場を目指す、という選択肢が新たに生まれました。
ただしカプコンカップ確定の枠が26名から16名と大幅に減ったことで、ポイント争いはこれまで以上に険しい戦いとなりそうです。
また新たなカプコンカップ出場枠として「ワールドウォーリアーチャレンジ」が追加されました。詳細は現時点で発表されていませんが、8月から実施予定とのことです。
このチャレンジでカプコンカップに出場できるのは22名。カプコンカップに出場できる40枠の半分以上を占めており、全てのプレイヤーにとって重要になるのは間違いないでしょう。もし地域で選手を決める形式であれば、日本の枠争いは熾烈を極めそうです。
「カプコンプロツアー2020」 PV
「EVO2020」(7月31日~8月2日)
「EVO」は、アメリカで開催される世界最大級の格闘ゲームの祭典です。毎年様々な格闘ゲームタイトルが採用され、世界各国からプレイヤーが集まるお祭りのような大会です。
非常に名誉のある大会と位置づけられており、各タイトルの優勝者はその年で一番の注目を集めます。「ストリートファイターV」は今年もメイントーナメントに選ばれており、今からとても楽しみですね。
現時点ではカプコンプロツアーのポイントが付与されるかは発表されていませんが、仮にポイントがなくても多くの選手たちは参加するでしょう。それだけ「EVO」という大会は選手からリスペクトされ、大切にされています。
「ストリートファイターV」に限らず、格闘ゲームシーンを追いたいのであれば、EVOは絶対に欠かせません。普段の大会視聴では絶対に味わえない「お祭り感」にぜひ注目してください。
evo 2020 Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=fnxjYTePJDI
「INTEL World Open in TOKYO 2020」(3月~7月)
「INTEL World Open in TOKYO 2020」は、「2020東京オリンピック」に先駆けて行われる国別対抗のeスポーツトーナメントです。使用タイトルの一つに「ストリートファイターV」が採用され、カプコンプロツアーとはまた違った大規模大会となります。
日本代表メンバーを決める予選は3月から8週にわたってオンラインで実施されます。招待枠やプロゲーマーへの優遇措置もなく、全プレイヤーに平等にチャンスがあります。
日本はホスト国であるため、7月に行われる決勝大会への参加が確定しています。賞金総額も25万ドルと超破格で、一般プレイヤーにとってはこれ以上ないビッグチャンスと言えるでしょう。
もちろんそれはプロゲーマー達にとっても同じことです。カプコンプロツアーと同時期のスタートではあるものの、こちらの大会に注力するプロが出てくるかもしれません。各プレイヤーの動向も見どころの一つになりそうです。
Intel World Open Esports Tournament
今年はカプコンプロツアー以外にも「INTEL World Open」という大きな大会が控えており、過去最高の盛り上がりになるのは間違いないでしょう。
プレイヤーたちにとっては最もチャンスに恵まれた年になり、我々視聴者にとっては嬉しい悲鳴が上がる年となりそうです。