ゲーム大国日本と韓国、ゲームはゲーム、政治は政治とはいかないものか
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
日本と韓国とには様々な政治的歴史的問題がある。
これにはお互いの立場や主張があり、容易に論じることができない問題だ。
しかしお互いに「韓国だから」「日本だから」という理由で、誹謗中傷などを行ってよい訳ではない。
日韓は共にゲーム大国だ。
多くの優れたゲームスタジオがあり、熱狂的なゲームファンも多い。ともすれば若干社会問題になってしまうほど、互いにゲームに没頭する国民性でもある。
残念ながらゲームの世界においても、日韓の様々な問題は悪い影響を及ぼしている。
日本ではMMORPG(いわゆるネトゲ)全盛期から韓国産のゲームは人気だったし、韓国でもどうぶつの森などの日本産ゲームは大人気だ。
にもかかわらず、ゲーム界隈では両国のゲームファンによる国粋的な誹謗中傷やヘイトスピーチが定期的に目に留まる。とても残念なことだ。
こんなコメント見ると悲しくなる。勿論、本当に少数です。暖かく応援して下さる方々がはるかに多いです。だから、負けずにもっと面白いゲームサービス頑張ります‼︎ 日韓で仕事するのは実に強い心が必要ですし、その分やり甲斐もあると思っております。 pic.twitter.com/UrNWev5d6G
— 昼酒名人キョウウン♥🍶🍺🍷 (@KyunghunL) May 27, 2020
서경덕, '동물의 숲' 열풍에 "최소한의 자존심은 지켰으면" | Daum 뉴스
※任天堂の人気ゲーム「どうぶつの森」の韓国での人気に対して韓国内からの「プライドを守って欲しい」という意見を紹介した記事。
私も韓国の国としての振る舞いはよくわからない時がある。韓国の方も同様に日本の国としての振る舞いが許容できないことがあるのだろう。
しかしだからといって、お互いに相手をネット上で一方的に差別してよいわけではない。
特にゲームはエンターテインメントであって、多くの人を楽しませるために作られている。韓国のゲームだからやらない、日本のゲームが人気になるのは良くない、というのはとても哀しい話だ。
世界中にゲーム産業はあるが、その国の特徴を持ったゲーム産業がある国は数少ない。日本と韓国はその数少ない国に含まれている。
前向きにな発展を願ってやまない。