スマートフォン版の国内リリースも間近!?「デッドバイデイライト」人気の秘密を探る!
著者:東
例年になく厳しい暑さを迎えている今夏ですが、皆さんはどのようにお過ごしですか?
しかも今年は新型コロナウィルスの対策として外出時にマスクは必須、ですが炎天下でのマスク着用は極力避けたいのものです。
そのようなこともあり家に引きこもりがちですけれど、夏での自宅の楽しみといえば納涼、納涼といえば怪談と続くわけですが、そんな気持ちだけでもいいから涼みたいという人にもってこいのゲームがありますので紹介します。
そのゲームとは「Dead by Daylight(以下、デッドバイデイライト)」。
海外産のホラーゲームで、いま日本の家庭用ゲームの中でも特にホットなタイトルとして注目を集めています。
「デッドバイデイライト」とは?
「デッドバイデイライト」とは、カナダのゲームスタジオが制作した対戦ホラーサバイバルゲームです。
現在はパソコンとPS3・XboxOne・Nintendo Switchなどのコンシューマ、海外の一部地域ではありますがスマートフォンで配信されており、世界中で人気を博しています。
対戦ゲームではありますが、ありがちな一対一のバトルではなく、1人の殺人鬼と4人の生存者に分かれて、片や皆殺し、片や生き残りを賭けたサバイバルバトルを繰り広げる独特の対戦ルールに特徴があります。
今年の6月で4周年を迎えたロングヒットタイトルで、プレイヤー人口は増え熱気はますます高まりつつあり、総プレーヤー数2,000万人、4月の同時接続数が100万人を突破したことがアナウンスされました。
コラボレーションも盛んに行われ、有名ホラームービーやホラーゲームのキャラクターも多数登場しています。「悪魔のいけにえ」や「エルム街の悪夢」「スクリーム」など、映画ファンならずとも多くの人が知るモンスターや、大ヒットゾンビゲーム「Left 4 Dead」や最近では「サイレントヒル」のキャラクターも参加するなど、怖いもの好きを唸らせる絶妙なコラボレーションも見逃せないポイントでしょう。
日本で特に人気を躍進させた要因の一つとしてあるのが、有名タレントが「デッドバイデイライト」のプレイ動画をYou Tubeで配信していることにあります。
例をあげますとゲーム好き女優として知られる本田翼を筆頭に、芸人ではロンドンブーツ1号2号、狩野英孝、品川庄司、ゴージャス、クールポコを始め枚挙に暇がありません。
「デッドバイデイライト」がゲーム実況として人気なのは、ホラーゲームなだけに配信プレイ時にリアクションが取りやすいということもあるのでしょうし、恐怖感は伝染しやすいだけに見る側も感情移入しやすいことが挙げられます。
フジテレビのバラエティ番組「逃走中」を鑑賞するような楽しさといえば分かりやすいかもしれませんが、もちろん「面白いゲーム」だからこそ、みんなこぞってプレイをしているのです。
シンプルでわかりやすく、しかも極上のスリルを堪能できる
「デッドバイデイライト」のゲーム性を一言で表すとすれば「鬼ごっこ」。
鬼ごっこは子供の頃に誰もが遊んだ事があると思いますが、単純ながらも奥深い駆け引きの妙味については説明不要でしょう。
その鬼ごっこの面白さに加えてさらに極上のスリルと恐怖感を味わえることに「デッドバイデイライト」の大きな魅力があるのです。
プレイヤーは殺人鬼と4人の生存者に別れてサバイバルを繰り広げます。殺人鬼は生存者を倒しつつフックに吊してエンティティに捧げ、生存者側は発電機を5台修理してゲートに通電し脱出するのが目的です。
このようにルールは単純明快ですが、そこには単なる鬼ごっこではなく、「極上の頭脳戦」と「シビアな心理戦」がプレイヤーを悩ませます。
どのような頭脳戦、心理戦かというと、例えば生存者側は「必ずしも全員助かる必要がない」のです。これが何を意味するのかというと・・・最悪自分だけが助かるための立居振舞も、ひとつの戦略として成り立つということです。つまり、生存者側は協力するばかりが戦い方ではありません。
もちろん一番良いのは全員無事に脱出することですが、そう簡単な話ではありません。
「全滅か? それとも自分だけが助かるか?」という状況もしばしば訪れるのです。そんな時あなたならどんな判断を下しますか?
そう、時には冷酷な決断すら正しさを伴うこともある容赦なき現実こそが「デッドバイデイライト」の味わいでどころあり、繰り返しプレイしても飽きることのない面白さにもなっているのです。
「逃げる側」と「狩る側」、それぞれの立場で異なるゲーム性を楽しめる
「逃げる側」と「狩る側」とではプレイスタイルが異なります。
殺人鬼は一人称視点、生存者は三人称視点という大きな違いがあり、それがプレイスタイルの違いに繋がります。視野が限られる殺人鬼は視覚聴覚を研ぎ澄ましつつ小さな違和感を逃さないように努め、一方の生存者は画面に写る仲間たちに目を配って以心伝心しながら連携する必要性が求められます。
殺人鬼は1人しかいませんので、当然成功もミスもすべて自分の功罪。あと一歩で全滅という手前で些細なことから逃げ出されたり、逆にどうにもならない状況だったのが生存者側のミスで一転して逆転勝利となるなど、悔しさも達成感もすべて一人占めできる楽しさがあります。
生存者側は見知らぬ相手と連携しての脱出成功や、時には誰かのちょっとした綻びから全員が殺人鬼の手にかかるというようなゾクゾクするプレイを楽しむことが出来ます。
このように、追いかける殺人鬼側、逃げる生存者側それそれが、同じゲームフィールドにいながらにして、まるで異なるゲームを楽しめることも「デッドバイデイライト」の大きな魅力なのです。
何かとゲームとしての楽しさに目が行きがちではありますが、肝心のホラーゲームとしての完成度についても、もちろん自信を持っておすすめします。
上の画像を見てもわかるように、ホラーな世界観が余すところ無く表現されています。舞台は朽ち果てたわびしい寒村。遠くから聞こえてくる仲間の絶叫や、敵に追い込まれた時に高まる心音を始め、恐怖感を駆り立てる多彩なギミックはきっとあなたの身を凍らせることでしょう。
鬼ごっことホラーという相性抜群な2つの要素が絡んだことで、これまでのホラーゲームにはない楽しさと恐怖を与えてくれたのが「デッドバイデイライト」なのです。
視覚的な恐ろしさはもちろん、心理的にも追いやられる極上のサスペンスをぜひとも堪能してください。
スマートフォン版も大好評!国内でもまもなく配信
「デッドバイデイライト」は、パソコンと主要コンシューマ機では発売済み。
スマートフォン版については現在、海外の一部地域のみでの配信に限られていますが、概ね好評を得ているようです。
ゲームシステムはそのままに、スマートフォンで楽しみやすいよう最適化がされているようで、日本での配信がなんとも待ち遠しいところです。
なお、事前登録等の情報は下記サイトに掲載されていますので、興味のある人はアクセスしてみてください。