大人になってもゲームを続けるには?大人だけのゲームの楽しみ方のご提案

 コラム 
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 著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長) 

大人になると趣味としてゲームを続けることは難しい。よく語られるテーマですが、「そんなわけないでしょ」と思っている若いゲーマー諸君も多いのではないでしょうか。
かくいう筆者もその一人でした。

先日noteで「40代家庭持ちが現役ゲーマーであり続けるための生存戦略」という記事を読んで少し思うことがあったので、このテーマについて徒然に書いてみたいと思います。

最初に述べておくと、筆者は現在45歳ですが、ゲームはまあまあやっている方だと思います。家庭を持っていないので、その点は同年代の多くの方とは事情が異なるかもしれません。
ただ、事業をいくつか持っていますので、忙しさという点では家庭がある方の7割程度には忙しいのではないかと思っています。

その中で私はゲームを仕事にすることでゲームを継続していますが、仕事以外の純粋なゲームもよくやっています。

大人になってもゲームを続けるには?大人だけのゲームの楽しみ方のご提案

先日は友人が遊びにきたので、スイカゲームをやったりしておりました。と、こうやって記事にしてしまうと仕事感が出ますが、こういう感じで単に遊びとして楽しむゲームもなんやかんやでやっております。

ただ、大人になってゲームができなくなった、という人の事情や気持ちもわかります。
まず一つに、本当に時間がないのです。もう少し正確にいうと、夜更かしをしたり休日を潰したりしてゲームをすることができないのです。大人になってもゲームを続けるには?大人だけのゲームの楽しみ方のご提案
大人になると仕事や家庭があり、それに支障が出ない範囲で趣味を楽しむことが必要になります。勢い余って朝まで徹夜したり、ということができなくなりますが、ゲームとは本来そういう感じで没頭するのが面白いのです。それができない前提で、例えば1時間でゲームをやめねばならないとなると、それはなかなか難しいもので、ゲームを起動するモチベーションに欠けるのです。

もう1つ大きな要素として、現実がゲームよりも複雑化していくというのがあると思います。
子供の頃は世の中に知らないことが多く、新しい体験というのは非常に新鮮なものです。これが大人になると経験を積み、多くの経験は過去の似たような経験から類推できるようになります。ゲームなどのエンターテインメントも同じで、このストーリーは、こういった登場人物は、このシステムは、など、ゲームについても多くの事柄が類推できてしまう、あるいはできる気がしてしまうのです。そして大人になって世界が広がり、現実が十分に複雑な要素を持つようになると、ゲームでなくても色々なことが体験できることに気づいてしまうわけです。
そうすると、新たな冒険に踏み出すようなワクワク感は必然的に子供のころよりは弱くなります。

じゃあ全く新しい、斬新なゲームであれば良いのかというと、そう単純ではなく、その場合、ゲームを遊ぶための学習に時間を必要とします。斬新であればそのゲームのルールや世界観を覚えなければなりませんが、上述の時間が限られた中でそれはなかなか捗らない、ということになります。

というわけで、大人になると子供の頃のようにゲームを楽しむのは難しくなるのですが、1つだけ大人の特権があります。それは、昔、子供の頃にプレイしたゲームを今の自分の感覚でまた楽しめるということです。

ゲームをすると、子供の頃に感じたものが蘇ってきます。同時に、今、大人の自分だからこそ感じられる印象もあります。例えばドラゴンクエストシリーズなどは良い例かもしれません。ピサロの感情や、パパスの想いなどは大人と子供で解釈が違うかもしれません。

大人になってもゲームを続けるには?大人だけのゲームの楽しみ方のご提案

大人になると多くの人にとって新作をじっくり遊ぶというのは贅沢なことになってしまうと思います。それは残念ながら事実です。しかし子供の頃を振り返りながら違う感覚で同じゲームをプレイする。これは大人の特権ですし、これであれば知っているゲームですから1時間でプレイを止めるのも、人によるとは思いますが比較的苦にならないでしょう。
大人になってゲームを楽しめなくなったな、という方は、是非昔好きだったゲームのリニューアル版など探してプレイしてみてはどうでしょうか。

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著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
いつの間にかメディアの人みたくなったことにいまだに慣れない中年ゲーマー。夜行性。
好きなゲームは「桃鉄」「FF5」「中年騎士ヤスヒロ」「スバラシティ」「モンハン2G」「レジオナルパワー3」「スタークルーザー2」「鈴木爆発」「ロマサガ2」「アナザーエデン」などなど。
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