カオスサーガの「即日サービス終了」はなぜ起きたのか ビジネスとエンターテイメントの健全性

 コラム 
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著者:管理人

サービス開始からわずか約26時間でサービスを終了してしまったMMORPG「カオスサーガ」が、ネット上の色々なところで話題になっています。

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カオスサーガが26時間でサービス終了。原因はFF11からのデータ流用か

DMMでサービス開始の『カオスサーガ』わずか26時間30分でサービス終了 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

わずか26時間と”秒速”でサービス終了の「カオスサーガ」 FF11の類似が問題? (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

カオスサーガの公式サイトには、サービスの終了について以下のように掲載さ入れています。

平素より「カオスサーガ」をご利用いただき、
誠にありがとうございます。

2016年11月16日(水) 15:00をもちまして、
諸事情により「カオスサーガ」のサービスを
終了させていただくこととなりました。

急なサービスの停止に関するお詫びと致しまして
本タイトルにてご利用いただいたポイントについては
順次全額返還させていただきます。

ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
ご了承の程なにとぞ宜しくお願い致します。

なお、本件につきましてお問い合わせをいただきましても
お答えできない場合がございます。
あらかじめご了承いただきますようお願い致します。

カオスサーガ公式サイトより

ネット上の情報からは、カオスサーガが某有名ゲームに酷似していることが原因ではないかとする論調が主流です。

そのあたりのことは色々なサイトに掲載されていますので、上のリンク先などを見ていただければと思いますが、
(例えパクリだとしても)それなりにお金をかけて開発したゲームが、何故このような形で世にさらされた上でサービス終了というようなことになってしまうのでしょうか。

「真似をする」という行為自体はビジネスにおいてもエンターテイメントにおいても良くある手法です。
パズドラやモンストに似たスマホのアプリゲームを目にしたことがある方も多いでしょう。
クラッシュオブクラン、クラッシュロワイヤルなどの海外のタイトルも、世界観やキャラ、そしてゲームシステムが似たものがその後も色々とリリースされています。

この辺りの業界の慣習に原因の1つがありますが、ビジネスモデルを模倣すること自体は悪ではありませんから、OKかNGかの線引きは難しいところです。

優れたシステムを他から学び取り入れてユーザーに提供することは別に悪くないのです。日本の優良なゲームメーカーもよくやることです。
しかし、そこに「パクッテ楽して儲けよう」という意思が入るとそれは色々問題です。

残念なことに有名タイトルのパクリゲームは儲かるらしく、特に国をまたぐと著作権元の異議申し立ても困難であることから一部で横行してしまっています。
ユーザーはそれが海外のパクリゲームだとは知らずに楽しむわけですが、本当はそれは「盗品」であり、ユーザーにとっても悲しい話です。
日本のゲームが海外でパクられていることはよくあるそうですが、残念なことに逆のバージョンで日本にもそういうものがあるのが事実。

なかなかに根絶の難しい問題ですが、我々のようなゲームメディアと、そして日本のゲームファンとで
「日本ではパクリゲーは流行らない」
という雰囲気を作ることが、日本のゲームの健全性を担保するのだろうと思います。

カオスサーガの開発元はどうやら海外の事業者のようですが、もし本当にパクっていたのであれば、「有名タイトルをパクって日本でリリースするのは悪手だ」という意識を是非持ち帰っていただいて、良ゲーを引っ提げて再挑戦していただければなと思います。