VR空間内を自由に移動できるサンダル型デバイス「Cybershoes」が東京ゲームショウ2019に出展
オーストリアのスタートアップ企業Cybershoes GmbHは8月27日、サンダル型VRアクセサリー「Cybershoes」を東京ゲームショウ2019にて出展すると発表した。
VR空間内を自由に歩いたり走ったり、360度回転することに加えて、新しく「ジャンプ」機能がサポートされているため、ユーザーは仮想環境でさらに自由な動きを楽しむことができる。それによって、仮想宇宙船に足を踏み入れることや、ゾンビから逃げること、またはファンタジー世界に飛び込むことができるようになる。
Cybershoesについて
ユーザーはスノーボードのようにビンディングを使用して、VRギアを直接靴に縛り付けCybershoesを装着し、360°回転椅子に座るだけ。次に、ユーザーは自分のお気に入りのヘッドセットを装着して、仮想グラウンドで歩いたり、走ったり、さらにはジャンプができる。CybershoesはSteamVRをサポートしている。
コントローラを介して移動を可能にする任意のVRゲームと互換性があり、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed RealityおよびPimaxを含む一般的なVRヘッドセットで使用可能。仮現実のためのサンダル型デバイスであるCybershoesは、後ろ向きまたは横向きに見ながら相手を追いかけるために前進するなど、あらゆる方向への考えられる全ての自然な動きを可能にする。
立っているのとは対照的に、回転椅子に座った姿勢のおかげで、 Cybershoesはユーザーを疲れさせることなく、長時間のVRセッションを可能にする。VRファンは、オープンワールドデザインのロールプレイングゲーム「Skyrim」と「Fallout 4」への没入感を特に高く評価している。
「VRは無限の空間ですが、最近まで、ユーザーは自然にその中を歩くことができませんでした。ジョイスティックの動きがめまいを起こし、テレポートが全体の没入感を台無しにしています。私達はかなり多くの実験をし、そして、今私たちCybershoesの3番目の最終再設計プロトタイプ(試作品)を小売り販売への準備ができています。様々な問題を解決した私たちのCybershoesは、家庭用にとても簡単で実用的です。」
とCybershoes GmbHのCEO、Michael Bieglmayerは述べている。