ゲームパブリッシャーDANGENの「パワハラとセクハラ」についての告発

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 著者:ニュー侍 

Twitterを中心に拡散されているゲームパブリッシャーDANGENへの告発に対して、先日DANGENから日本語での反論記事が掲載された。

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それに対応する形で、12月8日、海外向け同人誌出版社「イロ鳥コミックス」代表のOn Takahashi氏によってDANGENに対する更なる告発が発信されている。ここでは疑惑の一部であるパワハラとセクハラについての詳細が語られている。

以下、On Takahashi氏が日本語で発信した要約をそのまま掲載する。尚、On Takahashi氏とAlex氏の許可を得た上で掲載する。

DANGENのパワハラとセクハラについての告発

Dangenが公式反論の日本語版を出しました。そこで告発者の「嘘」を証明する内容で色々と反論していましたが、最後ちょびっとだけ触れたのがBen Judd (BitSummit運営団体JIGAの理事+DDMAJとDanegn社長)のセクハラとパワハラです。

この投稿はそこに焦点を当てます。

今回のセクハラ・パワハラ告発者は8/29に以下のTweetを投稿したAlexさんです(Dinaとも呼ばれる)。Alexさんは日本の大学を卒業後、稲船敬二率いる株式会社comceptに就職。Benとの交際関係歴もり、「元恋人」であることも認める。

Ben Juddについて:

・Dangen Entertainmentの共同設立者

・元カプコン社員

・英語版「逆転裁判」の成歩堂龍一の声優を担当

・Digital Development Management Agency Japan (DDMA) 代表

・DDMAのExecutive VP

・ 稲船敬二や五十嵐孝司の海外進出に大きく貢献

今回注目するエピソードは
・年の差と影響力の差
・「絶対服従」
・ゲーム業界イベントでのわいせつ行為
・別れた後も男性器の写真を送ってくる
・DDMAの立場を使ってのパワハラ
・任天堂オナニー
・交際中のヌード写真と「脅迫ジョーク」
・ストリップクラブとフルチン
・ヒソヒソネットワーク

Alexは留学生として25歳で京都造芸大を卒業し就職ビザで関西で就職活動をしていた。「女性」+「外国人」ということで、ハードルは高かった。就活ビザの期限もそんなに余裕があるわけではなかった。

そういう状況でBenJuddに出会う。当時39歳であったBenは関西で圧倒的な影響力があった。

BenはKantaru(カンタルー)という関西ゲーム業界内の集まり会を立上げ、カプコンやDDMAの経歴もあったことで、関西のゲーム業界の影響力は一目瞭然だった。

Kantaruで情報収集をしていたAlexとそこで出会う。出会った時は新卒の25歳と業界ベテランの39だった。

Benの影響力は今でもすごい。日本のインディーゲーム業界のトップに入る人物である。BitSummit運営団体JIGAの理事でもあり、Dangenは毎年BitSummitで任天堂の隣に大きなブースを構えるほどのパブリッシャーだ。

またDDMAの仕事で大手ゲーム会社のゲームに関わることもありその内部事情なども暴露している。

暴露1

・505がBloodstainedの発売をしくじったため、五十嵐監督
に数億円の損が出た。
・Devolverが源泉徴収をしくじったため、FromSoftwareが何億も損した

暴露2

・Playismの社長はケチで、当時社員だったNayanやDanSternをネカフェで寝かせてた。
・SONYのUntiesが破産寸前だと
・SEKIROに関わっている間に「ActivisionとFromSoftwareはお互いが大嫌だ」と共有

前回の告発TweetにあったBenの「ゲーム好きの女の子とキスをしたいんだ」・「キミがエロいってのを聞いているぜ」というような内容が含まれたメールはAlex宛のものでした。その同じメール内の「キミがエロい」コメントのあとに「キミの就職活動の力にもなるよ」とも書いている。

結局そのメールのように、Benの「影響力」は当然プライベートにも響いた。

Alexはその後Benと交際関係になったが、関係を秘密にしろと命じられた。

Benは自分の大親友である稲船敬二(ロックマンシリーズ)の株式会社comcept(コンセプト)にAlexを推薦。そこに入社し、就労ビザを取得。

comceptでMightyNo.9に関わるも、Benとの交際もやはり対等の立場ではなかった。

Benの一言で稲船さんにクビにされるリスクがある毎日だった。就労ビザをスポンサーしている会社をクビになったら、日本を出るしかない。英会話の仕事などに簡単に転職することもできない。

そういう力関係のある交際関係では、NOが言いにくい関係になっていた。常にBenの機嫌を損ねないように行動や話を合わせる必要があった。

実際にBenは業界イベントであるPlayism社主催のイベントでAlexにイベント中にフェラチオを求めてきた。

「無理ならドリンクだけでもくれ。オレが中に射精して持って帰ってくるよ」ともテキストで書いた。

「たくさんの人がいるこういうイベントでお前に精子を飲ませるのは完璧だ」とテキストで送っている。

(テキストのやり取りの画像はあり、翻訳家の
自分はそれを確認しています)

その後二人の交際関係は終わるが、それでもセクハラ行為は続く。

夜に自分のペニスの写真を数枚送ってきたり(写真も証拠としてあります)、「ヤクザと喧嘩した」という内容の連絡も来た。

また、別れた後もBenとComceptのやり取りでたまにAlexが間に入ることがあった。MightyNo.9がActivisionというパブリッシャーと交渉してたにも関わらず「俺がActvisionに連絡して取引成立しないこともできるぜ笑」とAlexに連絡。ジョークならとても笑えるものではなかった。実際商談は失敗。

お互いたまにメッセージをすることはあり、最近の話題について話したりもしたが、BenがSexの内容に持ち込むことが多かった。

普通の動画の感想を聞いている時に「泣くほどイッたことはあるか?」などいきなり聞いてきた。

任天堂のマリオで出てくる「ルイージ」の動画を見て「俺はオナニーしながらこの動画を30回見たぜ」という連絡もしてくる。

DangenはBitSummitでNintendoの隣にブースを構えています。

交際中にはヌード写真の共有などはありました。それについて「その気になれば脅すこともできるぜw」や「俺はナチスじゃないからこのような"アート"は削除しないぜ」と伝えてくる。

Benは「ライブラリいっぱい」分の画像を持っているらしい。今でも持っているかは確認できない。

以上がAlexが経験したことですが、それ以外でもBenがストリップクラブで商談の場を設けたり、何十人もの人の前でフルチン+タマキンを見せつけたりしていた時を目撃している。(他にも証言者はいる)

今回USGamerがこのDangenとBenJuddの件で記事を書き上げた。そのなかでUSGamerの記者が「Dangen関係者に事実を確認したところ、”あー、確かにそれは納得する”という回答を複数もらった」。

Benのこういう行動は今となって始まったものではない。

Alexさんはもう日本にいません。日本のゲーム業界とも関係ない。これを告発しても金銭的・社会的メリットはない。自分が交際関係中に行った行為も公にしないといけないため、逆に自分のイメージを傷つけるぐらいだ。

ただ、Dangenの反論文を読み、自分が経験したことを話す決心をした。

Dangenの反論文では「交際関係であった」、英語のニュアンスでは「元カノとはクレイジーな存在なんだ」でセクハラやパワハラを軽くスルーしたことを許せなかった。そんな軽いものではない。

今でも関西Indiegame業界で女性は多い。告発しようとしても権力のある企業が黙らせにくる。

国内ゲームメディアに取り上げられる可能性も高くない。BitSummitのメディアスポンサーである大手ゲームメディアにもそれなりの事情はあるのは理解できます。

だから、女性は「ヒソヒソネットワーク」という形でお互いにヒソヒソと情報共有をするしかない。

公にならないからこそ、「みんなが知っている」ことでも「公然の秘密」状態で無かったことにできる。

Alexさんはもう自分と同じように傷つく女性を見たくない。また、そういうセクハラ・パワハラを受けた女性に「一人ではない」と伝えたい。

最後に自分は有志で今回の件の情報などを翻訳しております。

Dangenの上から目線の態度が嫌だったので、反論は翻訳しませんでした。

パブリッシャーさんなら自分たちで翻訳家を雇ったほうがいい。DevilEngineの作曲家の印税もあるので、払うお金はあるでしょう。

自分は同じゲーム業界の人たちから連絡が来ています。「やめろ」という注意を同業者たちから受けていますが、臭いものにフタをするのはあまり好きではないので。自分はインディーゲーム業界が大好きですので肩身が狭い思いをしても、年末前のゴミの大掃除に取り組みます。

元の告発文の和訳

https://twitter.com/OnTakahashi/status/1201628449426698240

元の告発文(英)

https://archive.is/MqZ1S

USGamer記事(英)

https://www.usgamer.net/articles/report-dangen-entertainment-ben-judd-allegations-sources-tensions-indie-dev

Dangen反論文

http://dangenentertainment.co.jp/official-rebuttal-japanese