Microchip社、水素メーザーの製造能力を増強
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2026年4月28日[NASDAQ: MCHP] – 水素メーザーとは原子時計の一種で、水素原子の特性を利用して正確なマイクロ波周波数を放出させ、きわめて安定した高精度な計時を実現します。水素メーザーは、世界中で導入されており、世界標準時刻であるUTC(協定世界時)に貢献する事で、送電網、携帯電話網、衛星通信といったクリティカル アプリケーションの同期に役立っています。各国がインフラを途絶や機能停止から守るために独立した時刻系システムへの依存を進めている事を背景に、水素メーザーの需要が高まっています。Microchip Technology Incorporated(日本法人: 東京都港区浜松町、代表: 櫟晴彦 以下Microchip社)は本日、高まる水素メーザーの需要に応え、製造拡大とリードタイム短縮のため、MHM-2020能動型水素メーザーの製造に特化した新施設をアラバマ州タスカルーサに開設した事を発表しました。
Microchip社のMHM-2020能動型水素メーザーは、きわめて優れた周波数安定性と低い位相ノイズが求められるアプリケーション向けに設計されています。こういったアプリケーションの例として、科学研究、各国の計時サービス、電波天文学、深宇宙追跡ネットワーク、GNSS/GPS地上局等が挙げられます。MHM-2020能動型水素メーザーは、GNSSに対する精密な校正を可能にする1ピコ秒の同期性能を提供するよう設計されており、20年を超える長期連続運用を最小限の保守で実現できる事が実証されています。
タスカルーサの新施設により、MHM-2020能動型水素メーザー、AOG-110 (Auxiliary Output GeneratorTM)、超高性能1000C-OCXO水晶振動子オシレータを含む、Microchip社のタイミングおよび同期ポートフォリオの製造能力が増強されます。AOG-110は安定した周波数標準器に補助的な機能を提供し、1000C-OCXOは計測および実験室アプリケーション向けに卓越した位相ノイズ性能を提供します。
Microchip社のアラバマ州における事業展開は、1996年のFrequency Time Systems社をはじめとする一連の買収に遡ります。以来、Microchip社はタスカルーサ郡で施設を運営してきました。今回の新施設は約1,400平方メートルの面積があり、温度安定性試験区域と最先端の研究開発ラボを備えています。また、Microchip社は、同施設から数キロメートル以内にキャンパスを構えるアラバマ大学と戦略的提携を結びました。この提携には設備の活用、学生に対するトレーニングと雇用の提供、諮問委員会への参加が含まれます。
アラバマ大学クォンタイム研究室の首席研究員であり、ACCEPTプログラムのテクニカル ディレクターであるThejesh Bandi博士は次のように述べています。「アラバマ大学のクォンタイム研究室は、基礎量子物理学の原理の探求と、タイミング、周波数、航法ツールの開発に重点を置いています。我々はこの3年間、水素メーザー プログラムについてMicrochip社と緊密に協力してきました。今回の現地製造拠点の拡大は、タイミングおよび周波数ソリューションの進化に向けたMicrochip社と我々の強い決意の証です」
Microchip社周波数およびタイミング部門副社長のRandy Brudzinskiは次のように述べています。「このタスカルーサの施設は、水素メーザーに対するお客様の高まる需要に応えるため、そしてアラバマ大学の精密航法および時刻研究所との連携を強化するために、Microchip社が優先して進めてきた計画です。この投資によりMicrochip社の能力がさらに強化され、お客様が信頼を寄せる高度なタイミング技術を提供できるようになります」
Microchip社は、超小型コンポーネント オシレータから、小型プラグイン式のタイミング サーバカード、複数ラックで構成される時刻系システムに至るまで、クロックおよびタイミング システムの豊富なポートフォリオを提供しています。世界標準時刻に貢献する主要企業として、Microchip社の提供するタイミング ソリューションは、高い信頼性と耐障害性を備え、広く信用されています。詳細はMicrochip社のクロックおよびタイミング システムのウェブページ(https://www.microchip.com/en-us/products/clock-and-timing/systems)を参照してください。
価格と在庫/供給状況
MHM-2020能動型水素メーザーは、本日より受注を開始いたします。詳細とご購入については正規代理店(https://www.microchip.com/en-us/about/global-sales-and-distribution)にお問い合わせください。
リソース
高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください。
● アプリケーション画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/54798958024/sizes/l
● 施設画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/54797870622/sizes/l
Microchip Technology社について:
Microchip社は、幅広い半導体製品を提供する半導体サプライヤであり、新しい技術を市場投入する際の重要な課題を解決するトータルシステム ソリューションを通じて、革新的な設計をより簡単に実現する事に尽力しています。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、コンセプトの創出から完成までの設計プロセス全体にわたってお客様をサポートします。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で優れた技術サポートとソリューションを提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(https://www.microchip.com)をご覧ください。
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Helen Tang (Microchip社): Helen.Tang@microchip.com
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