【BitSummit 7 Spirits】可愛いホロが目の前に!「狼と香辛料VR」先行体験レポート
著者:ちゃんたく
6月1日~2日、国内最大級のインディーゲームイベント「BitSummit 7 Spirits」が、京都の「みやこめっせ」で開催されました。
この記事では、「狼と香辛料VR」の先行体験レポートをお届けしたいと思います。
「狼と香辛料VR」は、人気ライトノベル「狼と香辛料」の著者である支倉凍砂氏が自ら企画したVRアニメーション作品。Oculus Rift、Oculus Go、HTC VIVEに対応したバージョンが本日6月3日から発売され、今後はPlayStation VR、Nintendo Switchでの発売も決定しています。
「二次元の中に入る」という夢から制作された本作品ですが、やはり一番気になるのは、本作のヒロインである「ホロ」の魅力がどれだけ再現されているかでしょう。
BitSummit会場では待ち時間が発生するほどの人気ぶりで、多くの人から注目を集めていた本作品。
筆者もドキドキしながら順番を待ち、VRゴーグルを装着していざ体験!
「凄い!ホロが!ホロが目の前にいる!!近い!!可愛い!!」
そう叫びたくなる気持ちを抑え、ホロが左に動けば自分も左を向き、右に動けば自分も右を向く。1秒たりとも無駄にしないよう、黙々とVRアニメーションを体験します。
ホロの感情豊かな表情から尻尾や耳の細かな動きまでしっかりと表現されており、特に「尻尾」の動きや質感はクオリティが高く、思わず触りたくなってしまうほど。
ホロはただ美少女であるというだけでなく、獣耳と尻尾が魅力的なポイントの一つです。だからこそ耳や尻尾にもこだわっており、「何が何でもホロの可愛さを再現してやる」という制作側の熱意が感じられました。
ホロはこちらに向かって喋りかけてくれ、様々アクションを起こしてくれます。例えば、ホロが尻尾を振って水をかけられるシーンがあったのですが、本当にこちらに水が飛んでくるような感覚を覚えるなど、VRならではの演出が組み込まれています。
ついついホロばかり眺めてしまいますが、小屋などの背景も作りこまれており、この世界への没入感がより得られます。
「狼と香辛料」は登場キャラクターだけでなく、舞台となる世界観も非常に人気のある作品なので、ホロを堪能つくした後は、背景や物にも注目してみるといいかもしれません。
ホロと自分の距離が「目と鼻の先」まで近づく場面も。思わず手を伸ばしてしまいたくなる衝動をグッと抑えているうちに、あっという間に自分の番が終了。
「目の前にホロがいた…」という高揚感と終わってしまった喪失感から、ボーッとした状態でブースを後にしました。
筆者は学生時代に「狼と香辛料」を読み、ホロの虜になった内の一人でした。「二次元のキャラクターが、自分の目の前にいるような体験」が出来る。こんな素晴らしい時代が訪れた事に、ただただ感謝です。
スクリーンショットではその凄さが伝わりにくいのが本当に残念ですが、確かにホロはそこに「実在」していました。
ホラーゲームなどと親睦性の高いVRですが、今後は狼と香辛料VRのように、「自分の好きなキャラクターに会える」作品がたくさん生まれてほしいと思います。