ゲームパビリオン2023現場レポート
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
2023年3月25日、大阪の梅田スカイビルで、インディゲームの展示会「ゲームパビリオン」が開催されました。
ゲームパビリオンはフリーのゲームライターで合同会社一筆者代表の秦(はた)氏によって立ち上げられたゲームパビリオンは、出展費無料という出店側にとって敷居の低いイベントとなりました。
ここ最近首都圏はもちろん、日本各地で様々なゲームの小展示会が発足しており、ゲームパビリオンもその流れの中で発足したと言って良いでしょう。ここ最近のインディーゲームというワードの認知向上には目を見張るものがあります。
関西でインディーゲームの展示会といえば京都のBitSummitが有名になりましたが、大阪にはあまり目立ったインディーゲームイベントがなく、大阪のゲーム開発者、ゲームパブリッシャーにとっては現地で、しかも無料で出展できるゲームパビリオンは貴重な場となったことでしょう。
「ロボゲー祭」という、ロボットゲームを集めたコーナーが設置されるなど、イベントとしての企画も盛り込み、ほぼ一人開催のイベントとしてはゲームパビリオンはかなりの規模。
PLAYISMや講談社ゲームクリエイターズラボなどの有名なインディーゲームパブリッシャーも出展し、業界からもこのイベントへの注目がある程度あったことが伺えます。
個人や中小の開発事業者も出展しており、東京のイベントでよく出展しているブースもあれば、大阪で初めて見るブースもあり、インディーゲームと、地方開催の展示会は相性が良いと感じました。
主催者の意向もありあまり会場全体の様子を写しておりませんが、多くのゲームファンも訪れ、インディーゲームの試遊や開発者との交流を楽しんでいました。
今後このようなインディーゲームイベントはもう少し増えていくのではと思いますが、一方でイベントの集約も始まるのではないかと思います。
ゲームパビリオンは大都市圏大阪での貴重なインディーゲムイベントということもあり、来年以降も継続して開催されることを筆者としては期待しています。