ハノイで人気のリアル脱出ゲーム「MISS TERRY」はやりごたえ十分の本格派!
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
日本でも人気のリアルだ出ゲームが、ベトナムでも人気、ということをご存知でしょうか。
脱出ゲームとは、さまざまな謎を解いて部屋などから脱出するゲームで、ホラーやミステリーの要素を含んだものが多く、スマートフォンアプリゲームなどで人気のジャンルです。
リアル脱出ゲームはそのリアル版で、プレイヤーは実際に部屋に入り、その中の謎を解いて部屋から出ることを目的とします。
そんなリアル脱出ゲームですが、ベトナムの首都ハノイには「Escape Rooms」という名前で何箇所かリアル脱出ゲームの施設が運営されており、現地のファンや、観光客に人気、とのことで、実際に行ってみました。
筆者が訪れたのは、ベトナム民族学博物館の近くにある「Miss Terry - Escape Rooms 2」という施設。
外見は普通のビルで、一見するとリアル脱出ゲームの施設があるようには見えませんが、11階までエレベーターで上がると「MISS TERRY」の看板が現れ、ドアをくぐるとそれっぽい受付になっていました。
筆者が行ったときは「Secret Agent」というストーリーが実施されていて、いざ3人で挑戦することになりました。
「Secret Agent」は最低2人から参加可能で、参加費は3人で参加の場合は550万ドン(約3,600円)。
ベトナムの物価高と円安とで、日本と変わらない料金ですね。
制限時間は1時間で、協力して部屋の中の謎を解きながら脱出を目指していきます。外国人も楽しめるように、英語版のモードもありますので今回は英語版をチョイスし、初挑戦とのことでヒント3回ありのノーマルコースを選びました。
ここから先は撮影禁止、ネタバレ禁止、とのことで、詳細をお伝えできないのですが、ハノイのリアル脱出ゲームの難易度はかなり高く、結果クリアはできませんでした。
係の方曰く、進行具合は70%ほどで、初回の挑戦にしてはまあまあ、とのこと。
感想としては、クリアできなかったことは非常に悔しく思いましたが、謎解き自体はかなり面白く、3人で色々と知恵を絞る体験は非日常的で新鮮なものでした。
デジタルのゲームとは異なり、実際にさまざまなアイテムを手に取って組み合わせたり、ちょっとしたものの触り方で答えに気づいたり気づかなかったり、と、リアル脱出ゲームの良さが存分に発揮されていました。
ハノイを訪れる際には是非リアル脱出ゲームを体験してみていただきたいと思います。筆者としては現地の方と一緒に行くのが楽しいのではないかと思います。
また、筆者は行ったことがありませんが、ベトナムはハノイ以外のホーチミンやダナンといった主要な都市にもリアル脱出ゲームがあるようです。日本から観光でベトナムに行く方は、ハノイよりもホーチミンやダナンの方が多いと思いますが、是非観光プランの1つにリアル脱出ゲームを検討してみてください。