【ゲーム開発者インタビュー】大作脱出ゲーム「悪夢の国のアリス」をリリースしたOwl Softに苦労話を聞いてみた
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
今まで13本の脱出ゲームをリリースしてきたアプリゲームデベロッパーのOwl Soft。
「書道教室」や「- Bathroom - 景色の良いユニットバスからの脱出」など、人気の脱出ゲームをリリースしてきましたが、最新作の「悪夢の国のアリス」は10章に渡るノベルタイプの大作脱出ゲームになりました。
脱出ゲームはカジュアルゲームの中でも非常に固定ファンの多いジャンル。高品質の脱出ゲームであればノンプロモーションでも多くのダウンロードを得ることが可能です。
オーソドックスなタイプの脱出ゲームを繰り返し開発するデベロッパーも多い中、大規模な脱出ゲームの開発に挑戦したOwl Soft。
開発に至った経緯や開発の苦労話を代表の竹内氏(以下:竹内)に伺いました。
ーー「悪夢の国のアリス」はOwl Soft初のノベル型脱出ゲームだと思いますが、どうしてこのタイプの脱出ゲームを開発しようと思ったのでしょうか。
竹内「もともとアリスモチーフの脱出ゲームを作りたいなと思っていました。 ただ、ボリュームが大きくなることはわかっていたので二の足を踏んでいたんです。そんな時、『ぽてっとさん』という方から出資してもらえる事になり、レベニューシェアという形で開発をスタートしました」
「悪夢の国のアリス」は竹内氏が企画とプログラムを主に担当、そのほかにデザイナー、プログラマー、シナリオライター、サウンドクリエイターなどの専門家とチームを組んで開発したそう。
開発期間は約5か月。そのボリュームの大きさとか故に苦労もあったとか。
竹内「今まで開発してきた脱出ゲームとはボリュームが全然違いますので、とにかく色々な調整が大変でした。関係者も多かったですし。常に開発が頭の中にあるというのも大変でしたね」
--苦労して完成させた「悪夢の国のアリス」ですが、ユーザーさんにはどのようなところを見てほしいですか?
竹内「キャラクターはみんな魅力的に仕上がったと思いますので、是非キャラクターに注目してほしいです。デザイナーさんとシナリオライターさんには感謝しかありません」
竹内「ルイ君が何から脱出しようとしているのか、なども考えてもらえると楽しいと思います!」
脱出ゲームとしての難易度は簡単な方ではないか、と竹内氏。
今回は有料コンテンツもあり、購入すると悪夢の世界から脱出した後のルイ君のことがわかるという。
竹内「自分で言うのもなんですが、面白い作品になったと思います。 是非遊んでみてくださいね!」
Owl Softでは現在次作を開発中。ステージは中世の酒場をイメージしているとのことで、「悪夢の国のアリス」とはまた違った雰囲気になりそうです。
同時に「人工知能は真実の愛の夢を見るか?(仮)」という脱出ゲームも開発中。これはどんな感じになるのかが想像しづらいだけに楽しみですね。
Owl Softの脱出ゲームはSQOOL.NETでも絶賛攻略中!是非「悪夢の国のアリス」をプレイして、迷ったら攻略コーナーをご覧ください。