Slush Tokyo2018が開幕!会場の様子をざっくり紹介します
著者:加藤賢治(SQOOL代表 兼 編集長)
世界的なスタートアップイベントとして成長しているSlush。
その東京版、Slush Tokyo2018が、本日開幕しました。
2008年にフィンランド・ヘルシンキで初開催されたSlushは、その後急速に成長。東京・シンガポール・上海と開催地を拡大し、東京は今年で4回目の開催となります。
Slush Tokyo 2018は「Breaking Barriers」をテーマとしており、国籍・年齢・性別、そしてスタートアップと大企業・国内企業と海外企業・起業家と投資家・社会人と学生という様々な立場の間に存在する全てのバリアやヒエラルキーを取り払い、自由で新しいムーブメントを起こそう、というのがコンセプト。
イベントは全て英語で運営され、日本にありながら非常に国際色豊か。会場には世界中から集まったスタートアップのブースの他、大手企業や自治体のブースが並び、更にピッチングステージでは起業家が登壇してのピッチコンテストも実施されます。
Slushの目的の1つに、スタートアップと投資家を繋ぐというのもあり、会場の真ん中に大きなミーティングエリアが設けられているのもSlushならでは。
今回のSlush Tokyo2018でも、熱心にミーティングをする起業家と投資家の姿が見られました。
こちらはスタートアップ企業の出展ブースの様子。
Slushはゲーム産業が盛んなフィンランド発ということもあり、2015年頃まではゲーム系のスタートアップが多く参加していましたが、残念ながらここ数年はゲーム系のスタートアップの参加は減少。
参加するスタートアップは年々、SNS、教育、フィンテック、VR、と、その年その年のベンチャーのトレンドを反映したものになりますが、今年目についたのはブロックチェーン関連。
ブース出展もブロックチェーン関係が多い他、ピッチでもブロックチェーンを扱ったものが多くみられました。
スタートアップや大企業ブースに混ざって、大学や自治体もブースが出ているのもSlushの特徴。上の写真は東京工業大学のブース。
ここ数年Slush常連の福岡市、仙台市に加えて、
今年は横浜市もブースを出展。
こうした自治体の出展が増えることで、日本でも実質的な産学官連携が促進され、より良い起業文化が芽生えることに期待したいところです。
本家ヘルシンキ市のブースもありました。
北国フィンランドをイメージしたのか、氷のオブジェが置いてありました。(激しく溶けていました)
今年は昨年よりも規模が大きくなり、ボランティアで参加している学生の数も約600人となったSlush Tokyo2018。
日本でもスタートアップ、起業家を対象にした国際的なイベントが育ってきた、そんな空気をSlush Tokyo2018の会場から感じました。