カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」

 ゲームレビュー 
  公開日時 

 著者:篭谷千穂 

「Duckz!」は、湿地や川辺といった大自然の中で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲームです。

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狩猟ゲームは通常、リアルな装備や環境、動物を使ったFPS(一人称視点シューティング)が多いですが、本作はご覧の通りコミカルかつカジュアルな作風で、FPSに慣れていない人でも画面タップのみで簡単にプレイできます。

「狩りにようこそ!鴨狩りのシーズンが遂に始まった!」

テキストは英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、フィンランド語に対応しており残念ながら日本語はありませんが、プレイするのに特に支障はありません。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」

ちなみにこのゲームを開発したフィンランド・ヘルシンキに拠点を置くShotgun Gamingは、その名のとおり「ショットガン」を使用したゲームばかりを開発しているニッチ過ぎるにも程があるモバイルゲームディベロッパー。

本作は同社の最新タイトルで、初のカジュアルテイストなゲームです。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」鳥を撃つときのコツは、鳥そのものを狙うのではなく、鳥が飛んでいく方向のちょっと先を狙って撃つこと。早いスピードで動き続けているものを撃ち落とす時は、その方向とスピードを”先読み”して撃った弾の到達地点と獲物の位置をピタリと合わせなければなりません。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」それではいよいよ狩猟スタート!まずはショットガンを構えて…

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」照星と照準をガイドに獲物を狙って画面をタップ!照準合わせはある程度自動化されているので、プレイヤーがやるのはタイミングを見計らって画面をタップするだけ。チュートリアルではそのタイミングも手のアイコンで示してくれます。

こう書くと単純かつ簡単そうですが、やってみるとこれがなかなか難しい!またグラフィックはシンプルなものの、銃声や排莢時の音が何気にリアルで雰囲気があります。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」チュートリアルが終わると、鴨料理を出すシェフのオーダーに合わせて指定の数の鴨を狩るミッション形式のストーリーモードが始まります。ミッションを全てクリアすると、鴨を飼った時に受け取れる報酬の額が少しずつアップしていきます。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」

チュートリアルが終わった後は手のアイコンの合図は一切なし!全て自分で画面をタップするタイミングを見極めます。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」パーフェクトなタイミングで鴨を撃ち続けるとボーナスコインもGET!

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」こうして稼いだコインを使って新しい狩猟エリアをアンロックすることができます。新しい狩猟エリアでは、これまでとは異なる色の鴨や違う鳥を撃てるようになり、それに伴い鳥の飛行スピードや飛行パターンも多様になって射撃の難易度も高くなっていきます。

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さっきは沼地でしたが次は川辺。さわやかな空の色が印象的ですが、景色が変わるとそれまで慣れていた狩猟エリアとはまた勝手が違い、鳥を撃つタイミングをつかむのに少々時間がかかります。

カジュアルに見えてなかなかシビア 湿地や川辺で鴨を撃つ狩猟シミュレーションゲーム「Duckz!」もっとコインを稼ぐとグレードの高いショットガンを購入することができるようになります。なお、銃器はショットガンだけでなく、さらにコインを貯めるとM-16自動小銃やロケットランチャーも買えるようになり、それを使って鴨を撃つという、現実ではありえない狩りをできるようになります。

画面をタップするだけという簡単操作でプレイできるカジュアルテイストなゲームではありますが、鳥の飛行スピードやパターンを”読む”緊張感はなかなかに本格的で、ついつい何度もプレイしてしまう中毒性があります。大自然の中で銃をぶっ放す解放感も最高なので、お手軽に狩りをしてみたい人はぜひプレイしてみて下さい。

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著者:篭谷千穂
Techブログメディア「vsmedia」を個人運営していたり、英字新聞「The Japan Times」にガジェットとアプリのコラムを書いているライター。
他にも特殊メイクや特殊造型、アクセサリー製作、仮面作家としても活動しています。